第2話賭け

俺とけいちゃんは見事に同じクラスへと配属された。

「今年も一緒だな爽ちゃん!今年も一緒に思い出を作っていこーな!」

「そうだな、けどサッカー部だろ?忙しいじゃないのか?」

嘘である。遊びたくないだけである。

「なになに?二人だけで何話しているのさ?」

「ああ、新しい環境だから今年の抱負をな」

こいつは神野楓。

中学生の時にサッカー部のマネジャーとしてけいちゃんを支えてきた1人である。

ゆるふわショートボブで目がくりっとしてい可愛らしい外見である。

「入学早々同じクラスになるなんて偶然だわね」

「本当だよ4人が一緒のクラスなんて一体どんな確率だよ」

こいつは中村由依

三神山中学校で生徒会長を務めていた。多く改革を施し凄腕生徒会長として名を馳せたのである

ロングヘアーで常に冷静で気品のある美しい女性である。

まあ、なんだかんだで4人組だと仲が良いのだ、あくまで4人組時だけだからね!

勘違いしなでよね!

すまない取り乱した。

とまあ、憎たらしいけいちゃんを捻り潰し美少女だらけの楽園を作るのだ!



この三神山高校は入学早々実力を測るためのテストがある。

そこで俺は一つ動いた。

「けいちゃん今回のテストで1つ賭けをしないか?」

「おお、面白そうじゃねーか!一体どんな賭けなんだ?」

「今回のテストだよ、どっちが良い点数取れるかでどうだ?もちろん罰ゲーム付きだ」

「おお良いぜ、じゃあ英語、国語、数学の合計点数でどうだ?」

「了解した。ところで罰ゲームの内容なんだが負けた方がなんでも言うことを一つ聞くでどうだ?」

「良いぜ、じゃあお互いに本気を出して頑張ろうな!」

ふっ、、ふっはははは!勝った計画通り。そして新世界の(楽園)の神となる!

この僕があんな頭まで筋肉だらけの野郎に負けるはずがない。

俺の要望はこうだ。

「罰ゲームの内容なんだが」

「な、なんだ?」

「けいちゃんは俺なんかに構ってないで部活に専念しろ、俺からの命令は以上だ」

「本当にそれで良いのか?お前は本当に良い奴なんだな!ありがとよ!」

ここまでが俺の狙いだ。

「嫌いだから俺の前から消えて」なんて言ったら俺の株が大暴落だからな。

しかも、三神山一年生が誇る美少女を独り占めできる。

楽園の道、第一歩だぜ!

とまあ、これから少し女性に会う予定があるからなモテる男は辛いぜ!

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