第2話結果オーライ・・・・??
寝ぼけ眼を擦りながら、ふと横を見た。
そこには、金色のふわふわした物があった。
あれ?こんな、ふわふわした金色のクッションなんて買ったっけ?と頭をフル回転させる。
すると、ふわふわクッション(仮)が動いた。
「うわっ・・・・!動いた・・・・!!」
「ん・・・おはよう。アリスちゃん。」
そこには、レオンがニコニコしながら、こちらを見ていた。
「え、ちょ、え?なんでいるの・・・・?」
驚いて、窓際まで後ずさる。
「アリスちゃんが、部屋に入れてくれたんだよ?」
「はぁ!?んなわけねぇだろ!!」
「事実なんだけどなぁ。」とレオンは困った笑顔を浮かべた。
そこでアリスは昨日の出来事を思い出してみた。
やっと依頼を終えて、帰ろうとした時、レオンに告白されたのだ。
「俺は、君のことが好きだ。」と。
アリスからしてみれば、何言ってんだこいつ。今日会ったばかりじゃねぇか。とあまりの不信感から、愛用ライフルの照準をレオンに定めていた。
「寝言は寝ていえ。」
「ちょ、アリスちゃん、怖い怖い。」
「怖くねぇよ。これが通常だ。」
「とりあえず、ライフルの照準を外してください・・・・。」
「チッ!」
「今、盛大な舌打ちが聞こえた・・・。」
「うるせえ。帰る。」
「待って!」
と腕を掴まれる。
「なんだよ。」
「俺は、アリスちゃんを3年前から、好きだった。」
「は?ロリコン・・・・?」
「ロリコンじゃない。」
「いや、ロリコンだって。今、あたし18歳。」
「ロリコンじゃないって。」
「じゃあ聞くけど、レオンは今いくつなの?」
「36歳だけど・・・・?」
「ロリコン。」
「違うと思う。」
「否定しないんだ・・・・。」
こんなやり取りをしながら、家まで返ってきた気がする。
そしてアリスは自分の部屋に入って、言った。
「付き合ってあげてもいいよ。」
そうだ・・・。全部思い出した・・・。
「思い出した?」とレオンがアリスの頬を撫でる。
「ひゃっ!?」と触られたことに驚いて、変な声が出た。
「アリスちゃんが付き合ってくれるって言ったんだよ?」
「ソウミタイデスネ・・・・」
「なんで片言??」
「思い出したら恥ずかしくなった。」
「可愛いなぁ。アリスちゃん。」
「う、うるさい!近づくな!」
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