38  -潰えた意志-


 話を前後する。結良が地雷を避けながら疾走していた頃の話になる。

 彼らの筋書きはこうだった。有角魔犬は『広報官』の使用する魔法、『揺籃の鎧シェル・メイル』の持つ魔素構造体の思惟を補強する効果を得て初めて完成となる。原田結良と有角魔犬が会敵する前に『広報官』が有角魔犬に最後の仕上げを施す予定だった。

 『最初の人間』の技術で有角魔犬を造り出せるようになったのは実はごく最近の事だ。魔素体大禍時の有角魔犬はヒュージ・ブレインが自動的に生成した普通の魔犬の中に混じっていたものをコントロールしていたに過ぎない。有角魔犬が生まれてしまった理由は例によって諸説あるが、『有角魔犬はある種の失敗作で、過剰な量の魔素が収束されたにも関わらず奇跡的に安定してしまった個体である』という説が最有力視され、その仮説を元に造り出されたのがこの日現れた有角魔犬だったのだ。

 ただ従来の魔犬構築を活かしつつも完成品はずっと高性能に仕上げる必要がある有角魔犬の構築は、現実に成功例が有るので多少は楽だとも言えるが、安定した構築は難しく、長時間思惟を固着させ続けておくのは非常に困難である。

 魔素体大禍当時にも単独で有角魔犬に対抗しうるシフト・ファイターは数名確認されていた。原田結良が獲得する能力如何によっては有角魔犬では対抗出来ない可能性があったし、鶴城薙乃が早々に合流する可能性も高かった。半田崎中央駅近辺に設営した魔術施設で別働する魔法使い達により構築された有角魔犬と『広報官』達は一度合流し、『広報官』の魔法『揺籃の鎧シェル・メイル』で更に補強。その上で『広報官』と『拾い読み』が援護を行いつつ有角魔犬と魔法少女達を戦わせる、というのが『魔法少女捕縛作戦』の筋道だった。

 では何故、結良の元に現れたのは有角魔犬のみだったのか?

 ……理由は、『広報官』が有角魔犬と合流出来なかったからだ。有角魔犬の構築が完了し移動を始めた頃、『広報官』は『拾い読み』に首を締められている最中だった。

 半田崎で儀式をしていた魔法使いから有角魔犬完成の連絡を受けた直後だった。自動車のエンジンを掛けようとしたその時、助手席に座る『拾い読み』が不意にシフト・ファイターに変身し、運転席に座る『広報官』に圧し掛かるような姿勢で左手で『広報官』の首を鷲掴みにし、そのまま座席に押し付けられていた。気道を完全に、抑え込んでいた。

 不意の出来事だった。自分が『拾い読み』に押さえ付けられていると頭が理解した時には既に自身の仮面が剥ぎ取られており、『拾い読み』が仮面を取ろうとする直前だった。……この時、『広報官』即座に目を閉じていれば数秒かの延命は出来ていたかもしれない(それでも、瞼を無理矢理こじ開けられて終わりかも知れないが)。しかし『広報官』はその判断が出来なかった。仮面を取る瞬間の『拾い読み』の所作をひとつひとつ観察する道を選んでしまった。

 『拾い読み』には顔が存在しない。身体こそ人間の成人女性のそれだが、顔だけは何人の人間をコピーして来たのに、何故か写し取れないのだ。だから仮面を取った『拾い読み』の顔だけはバニラ状態のドッペルゲンガーと同じ、白い斑模様が蠢くのっぺらぼうのままなのだ。

 のっぺらぼうが『広報官』を見詰める。その顔は相変わらずの無貌だが、やがて自分自身の顔を想起し読み取ってしまうだろうという予感があった。そういう風にして『拾い読み』不完全なコピーは成される。

 死に様としては些かあっさりし過ぎなんじゃないか? 『広報官』の冷静な部分が何故かそんな感想を漏らした。

 僕はもっと凄惨な報いを受けながら死ぬもんだと思っていたけど、これはちょっと優し過ぎる、と。思考が死の恐怖に押し潰される前に目の前がブラックアウトした。


 厳密にはこれだけでは『広報官』はまだ死んではいない。脳に対する急激なダメージにより失神してしまっただけなのだ。ただ、今後目が覚めるかどうかは不明、目覚めたとしても記憶の大部分が最早奪われている。

 仮面を被り直した『拾い読み』は車から降り、気だるげに車にもたれた。

 『拾い読み』の内部では、奪い取った女性達の記憶が目まぐるしく渦巻いていた。

 んー、やっぱりこれは『異物』だなぁ、と『拾い読み』は思った。

 以前の事だ。『拾い読み』が若い女性しかコピーしない事に対して『愛犬家』が興味深げに質問してきた。

「男性を身の内に取り込めないというのはやはり異物感があるからなのか? 最初にコピーしたのが若い女の子だったから身体と精神の接続方式に共通点がある同性の方が取り込みやすいという可能性を仮説として考えたのだが?」

 その問いに対して何と答えたか実は『拾い読み』はよく覚えていない。ただ寧ろ自分が女性のコピーばかりを求める理由の一端を言語化されたようで逆に参考になってしまった程だ。

 『広報官』の記憶の中から今必要な記憶をいくつか読み取ろうとする。しかしどうも、違和感というか接続不良を起こしている気がする。自分の下地になっている女性達との『言語野』よりももっと深い所で噛み合っていないような。

 『愛犬家』の話はこういう事態が起こる可能性を予測する上でも随分参考になっていた。となると、コピーした女性達が全て一つの街と関連があったという事にも気付いていたのかもしれない。自分の裏切りに気付いていただろうか? わからないが、今はそれらしい妨害は何も無い様に思える。

 取り敢えず、手筈通り進める。『拾い読み』は自動車のトランクを開き中から細長い鳥籠の様な、金属製の上下の蓋とそれを繋ぐ針金で構成された筒を取り出した。『拾い読み』それを車から少し離れた場所にそっと横たえる。

魔法の品アーティファクト:接続、妖精菅アドレス0032:起動」

 魔法の品アーティファクトに込められた術式の発動キーを口にした。籠状の筒はその言葉と共に黒い魔素を噴き出しながら吹き飛び、内部から黒い魔素の塊を膨れ上がらせていった。

 魔素の塊が横たわった人間より二回り程大きなサイズにまで膨れ上がった辺りで黒い霧が晴れて全体像が露わになった。

 それは言うなれば、蓋が透明になった柩である。横たわった長方形の立方体で、鉄とも黒檀とも付かない硬質な材質の容器がアクリルのような材質で蓋をされている。

 『拾い読み』は蓋から中を覗き込む。

 中には一体の、白いバニラ状態のままのドッペルゲンガーが横たえられていた。しかしその四肢はベルト状のもので固定されており顔面には目元に除き穴の無い仮面が被せられていた。これは魔法少女の捕獲装置。より正確に言えば、シフト・ファイターをコピーしたドッペルゲンガーを拘束した状態で確保する装置だ。内部のドッペルゲンガーの仮面は外部の操作で脱落させられ、仮面を剥ぎ取ったシフト・ファイターを柩の内部に固定した状態でコピーできる。シフト・ファイターをコピーした時点で棺内で別の魔法が発動し、ドッペルゲンガーを失神させる事が出来るそうだ。

 『最初の人間』は、シフト・ファイターのコピーの持つ高濃度に収束された魔素を用いて人為的に『ヒュージ・ブレイン』を造り出すつもりだったらしいが、それはもう御破算した計画だ。

 『拾い読み』はアクリル状の透明な蓋に掌を乗せ、少しずつ力を加える。頭蓋骨を握り潰せる程度の力を込めた辺りで蓋は過負荷に耐えきれなくなりヒビが入り始め、そこから魔素に変化しながら消えてなくなった。

 ドッペルゲンガーを拘束するベルトを引き千切り、仮面を被った状態のドッペルゲンガーを柩の中で立たせる。『最初の人間』でも未だに魔術的にドッペルゲンガーを再現する事は出来ないらしい。思想的立脚点が全く分からないので取っ掛かりが無いのだそうだ(ドッペルゲンガーとは何なのか? という問いを『最初の人間』の魔法使い達から何度も投げ掛けられてきたが、自分でも自分が何なのかわかっていないのだ。答えられる筈が無い)。ただ、ドッペルゲンガーを圧縮して持ち運ぶ方法は確立されてしまっており、このように取り出しが可能となっている。

 さて、やろうか。『拾い読み』は自分の中の女性達の記憶が『広報官』のそれと未だに溶け合わず、乖離している事を確認する。

「『響け、造物の鐘ディンドン・ブラウニー』」

 まず一回目。『拾い読み』はシフト・ファイター能力により掌に宝石のジェットの様な黒い結晶体を造り出した。これはシフト・ファイター能力一回分をそのまま魔素収束を助ける力を持つ結晶にして、他の魔法やシフト・ファイター能力を使用する際の出力・精度を向上させるための触媒として利用できるようにしたものだ。拡張メモリか或いは燃料、一部の魔法使い達はこれを『賢者の石』などと呼んでいた。

 『拾い読み』は結晶体を掌に乗せ、直立したドッペルゲンガーに押し当てる。そして内面、自身の中で未だに溶け込まず交わらない『広報官』の存在を浮き彫りにする。

「『響け、造物の鐘ディンドン・ブラウニー』」

 そして二回目。シフト・ファイター能力発動と共に掌の結晶体が呼応。掌の中で結晶体は弾けて砕け、黒い魔素が噴き出しドッペルゲンガーを包み込んでいった。それと共に、吸い出される。自分の中の『広報官』の存在感が、浮き彫りになった状態からそっくりそのまま引っ張り出される様に。

 黒い魔素はドッペルゲンガーの全身を覆い尽くし、粒子の動きは沈静化しやがてゆっくりと、色と形をハッキリとさせていく。

 黒い粒子が収束により表面から消え去り、そこに立っていたのは最早ドッペルゲンガーでは無く、一人の成人男性だった。

『拾い読み』はその人物に被せられたままの仮面を外した。

仮面の下の人物の年齢は二十代後半から三十代前半、くせっ毛を丁寧に左右に分けて整えていて、切れ長の冷めた目付きで贔屓目に言えば辛うじて美形に分類してもいいんじゃないかと思える顔立ち。『広報官』の素顔のそれと同じだ。ただ服装は先程車中にて意識不明になった方の『広報官』の黒いローブとは異なり、頭部以外の全身に黒いプロテクターの様なボディスーツ(?)を纏っている。

「『広報官』さん、自分の身体に『揺籃の鎧シェル・メイル』を使って魔素収束を補強して下さい」

 『拾い読み』はそのドッペルゲンガーから浮かび上がった『広報官』に命令した。『広報官』は表情も変えずに両腕を持ち上げ、両手の掌を自分の身体に向け、呪文を唱え始めた。

「術式:起動 魔素:励起

 携えるは水、そして女神

 祝福され得る生誕と 万象に綾なす美と調和 

 其は支えるもの 生誕の礎にして器なり

 発動 『揺籃の鎧シェル・メイル』 」

 術式発動。途端かざした掌のすぐ傍中空に黒い魔素が沸き立ち始め白い皿のような形に収束し始めた。

 やがてその周囲から魔素の粒は消え去り、複数枚の白い器が『広報官』の周囲に浮かぶだけとなった。二枚貝の片割れが、宙に浮かんでいた。その貝殻は『広報官』の身体、着込まれていた黒のプロテクターに張り付いていき、一枚だけ、『広報官』の額に張り付いた。

 ……物理的な攻撃を防ぐだけでなく、張り付いた魔素構築物の収束を補強する能力を持った魔法『揺籃の鎧シェル・メイル』、それによって補強されたものは『広報官』自身の身体であるのだが、今ここに立っている貝殻の張り付いた男は『広報官』本人とは全く異なる存在だ。先程本物の『広報官』から奪った記憶と、『拾い読み』自身の『広報官』に関する記憶を組み合わせて、バニラ状態のドッペルゲンガーを依代にその情報を貼り付けた姿なのだ。当然、彼が使用していた魔法も使える。彼が使う魔法『揺籃の鎧シェル・メイル』は、先程の呪文を口にすれば誰でも唱えられるというものではなく、『広報官』の知識と人生経験、そして刷り込みに近い形で記憶/肉体精神に刻み込まれた術式を励起する形で発動できる(彼以外が使おうとすればいちいち大仰な魔法陣を描き先程の詠唱よりも更に長ったらしい呪文を唱えるという手間が必要になる)。ついでに、物理的な強度を上げるために『響け、造物の鐘ディンドン・ブラウニー』で造ったパワードスーツも着せておいた。普通の魔犬なら殴り倒せる程度の身体能力が付与されている筈だ。

 魔素の結晶体と併せて2回分の『響け、造物の鐘ディンドン・ブラウニー』である。しかし『拾い読み』の記憶により補強や素材にドッペルゲンガーを使っている事を加味しても、ここまで複雑な物を造ってしまえば恐らく数分で消えてなくなってしまうだろう。なので『広報官』の使用する魔法『揺籃の鎧シェル・メイル』で魔素の収束を補強する必要があった。これならば、数時間は確実に形状を確立し続けられるはずだ。

 自分に魔法を掛けた『広報官』に対して、『拾い読み』は先程『広報官』から外しておいた仮面を渡した。後者の『広報官』は今車の中で気絶している本物の『広報官』の方だ。作り物の方の『広報官』苦虫を噛み潰した様な、そしてそれ以上に釈然としない表情のまま素直にそれを受け取り、それを被った。

「……裏切られたというのはよくわかりました」

 『広報官』は憮然とした口調で恐る恐る口にする。

「はい、裏切りました」

 『拾い読み』はいつも通り感情の籠っていないような澄んだ声色で朗らかに言う。

「しかしわからないな。君には絶対服従の魔法が掛けられている筈だよね。それなのにどうして僕を殺せた訳? ……いや、厳密にはまだ死んでない訳だけど」

「はい、コントロール魔法は今もちゃんと機能しています。でもこれって(そういいつつ自分の頬に手を添える)魔犬を操作するための魔法ですよね? わたしには効果が無いんですよ」

「え、いや待って、効いてないって? でも、ちゃんと今まで命令を聞いてくれてたじゃない……?」

 ここで『広報官』の姿をした『広報官』の偽物は、一瞬黙り込み、自分のものではない自分の記憶を手繰り寄せた。

「え、掛かった振りしていたの?」

「はい」

 『広報官』思わず天を仰ぎ見るような仕草をする。

「厳密には、最初の頃には効果は有ったんですけど、4人目の人間をコピーした辺りで自意識が芽生え初めまして。魔犬用のコントロール魔法が不具合が起き始めていたのです」

 『最初の人間』に所属する彼らが『拾い読み』の嘘に気付かなかった理由は明白だ。彼らの下す指示や命令に『拾い読み』が全て従っていたからだ。何もない場所から不意に生まれた『拾い読み』に、保護をしつつ定期的に人間を『喰らう』機会をくれる彼ら『最初の人間』を裏切る切迫した必要性が今まで無かったのだ。貴重なサンプルとして、寧ろ大事に扱われていたのではないかと思える程だ。『拾い読み』と『広報官』が一緒に行動している様子を見て、『拾い読み』があらゆる命令に一切逆らえない立場にあると気付ける者など恐らく居ないだろう。

 今し方誕生した『広報官』の偽物は自動車まで歩いて行き、車の助手席で意識を失っている本物の方の自分を見下ろしていた。本物の『広報官』は死んではいない。しかし記憶を奪われている上に突発的な脳へのダメージによって恐らく二度と目覚める事は無いだろう。シュールにしても度が過ぎてるだろ、これ。仮面の下から『広報官』のそんな言葉と共に苦笑いが漏れていた。

「その、意外と冷静なんですね? もっと動揺なさるかと思っていたんですが……」

 『拾い読み』がそう尋ねると『広報官』は向き直り「いや、これでも結構動揺しているんだよ!?」と言う。

「……自分達がやって来た事を鑑みると、ろくな死に方は出来ないだろうなって覚悟は有ったからね」

「……そういうものですか」

 『拾い読み』は正直な所少し拍子抜けさせられたが、如何にも『広報官』が言いそうな事でもあるなと、『拾い読み』は思った。

「……というか、今の僕って、作為的に正常性バイアスみたいなものが掛けられていて、境遇に対する恐怖心を麻痺させられているとかそういうんじゃないんだね? 僕を構築する時にヨミさんサイドで精神を加工したりとか」

 その口調から『拾い読み』は、『広報官』が普段にも増して饒舌というか、テンションが昂っている様に感じられた。想像以上に平静を失っているのかもしれない。

「いえ、今のあなたには『わたしの一部である』という認識と絶対服従の縛りを与えているだけです。『わたし』の総体と『広報官』さんの接続に違和感みたいなものが有りましたので、最低限の情報だけ読み取らせてもらいまして、他は一時的に凍結させてもらっています」

 そう言われると『広報官』は、仮面の唇の部分に手を当て考え事を、自分の頭の中がどのように変化したのかを考え込み、「クオリア的にはさっきまで首を締められていた時と地続きなんだよなぁ……、どうなってんだこれ……」と曖昧な口調で呟く。

「それで……、僕らを裏切った理由って何だい? 『灯台守』さん辺りが君を危険視して排除する動きが有ったからそれへの対応とか?」

「それも小さな理由のひとつと言えなくは無いのですが……」

 『拾い読み』は『広報官』の傍まで歩み寄る。

「タイムリミットが近付いている危惧もありますが同時にまたとないチャンスでもあったんです。何より、先週多那橋で新たな記憶を獲得できた事が決め手でした。彼女の記憶を加える事により、わたしの中の半田崎市はより強固な具体性を持ってイメージ出来るようになりました。まるで手に取ってその部品ひとつひとつを確かめる事が出来るかのようです。それに広報官さんの記憶もあります。半田崎市の記憶に関しては抽出させて頂きましたので」

 『広報官』さんにひとつ、手伝って欲しい事があるのです」

 『拾い読み』は『広報官』の目(仮面の目が有る位置)を真っ直ぐ見詰めながら宣言する。

「わたしはこれから半田崎市の『分身』になろうと思います。それにより全人類の記憶から半田崎市を殺す事になるでしょう。どうか、力を貸していただけませんか?」

 長い沈黙。

 そのしばらく後、『広報官』は無言で深々と首を傾げた。

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