Pale Saints-A Thousand Stars Burst Open

さて、洋楽の出番です。

私は、ジャンルとしてグランジとシューゲイザーが大好物なのですが、ここでシューゲイザーに属するバンドから一曲。

どちらかといえば地味でマイナーなジャンルのシューゲイザーの中でも、それほど有名なわけでもないPale Saintsです。

この曲については、一言で語り終えます。


『美しさ』の塊です。


個人的にシューゲイザーは大変美しい音楽だと思っている(もちろんあくまで個人的に)ですが、その中でもこの曲は一つ違う次元にいるような気がします。まあ…この曲単体で取り上げると、はたしてこれはシューゲイザーなのか?と若干疑問には思いますが、ジャンルなどどうでもいいことです。

この曲は徹頭徹尾美しさに貫徹します。イントロからアウトロまで、すべての音一つ一つが、何一つ無駄なく、その美しさに貢献するためだけに存在しているかのようです。最初この曲を聴いた時は、あまりの美しさに涙が出そうになりました。そこに感傷はなく、ただ徹底的な美しさそのものが涙を誘うのです。ここまで完成度の高い楽曲は、稀有な存在だと思います。

イメージとしては、まさに曲名通り、澄み切った星空を眺めているかのような心持にさせてくれる曲です。

冬の夜空の下、寒さに震えながら、煙草をゆったりふかして、穏やかな気持ちで一人眺める。そんな情景にぴったりの曲です。

ぜひ、ご一聴いただければと思います。

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