12月24日

黒田寛実

第1話

部屋から出ると寒さを感じる

暖房のぬくもりで30分は平気

消えてくぬくもり

ほしい

くれる?

くれない

雪は銀世界をつくる

だいたい降らない

ロマンチックはこない

ぐちゃぐちゃみぞれ

電車の中の暖房

まどろみ

このまま寝る?

予定無いのに出てきたの?

ぶおおおお

熱風に問われたような

「クリぼっちだ笑」

近くの女子高校生

言ったね?

わたしに言ってなくても

言葉がつららに

勝手につららに

心にぐさーっ

「世間の雰囲気」

ふいんき

クリスマスソング

歌詞が染みついてる

あれは幼いころ

幸せな時代、だった

チキンとケーキ食べる

幸せ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

12月24日 黒田寛実 @otoronenayu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ