モネの失敗作〜英雄のムスコは初めから最強とは限らない〜

N.I

第1話決意

———今から10年前1つの国が崩壊した———

国は47の都市を持つ大国であったが崩壊した際に

「カルデラ」「モネ」「クチナワ」「イナワシロ」

「ミクリガ」「オクタマ」「イムタ」「クイナ」

「ビワ」「エビガ」という10の都市に分裂した。

そして分裂した10の都市はそれぞれの「神器」を手に取り国として独立することを決意した。


そして各国の盟主はもう一度国を1つにするべく動き出す。




ーー僕の父は偉大だーー

父は50年前の大戦で47の都市の内4つの都市を統一し「モネ」を開国した。

国民は皆父の事を「英雄」と呼んでいる。

僕が生まれたモネの国は武士の国。国にいる大人は皆、腰に「刀」という神器を拵えている。

10の国1つ1つに違った神器があると聞いたことがあるが本当かどうか12歳の僕にはわからない。

そして、国の子供たちは皆「闘傑兵」に憧れを抱いている。闘傑兵とは国の最前線で他国と闘う国公認の戦闘集団のことで国の子供たちの憧れの的だ。

闘傑兵になる為には闘傑試験という15歳から受けることが許可される試験に合格しなければならない。

闘傑試験には毎年5000人ほどが試験を受けると聞くが、毎年合格者は100人程度。

50人に1人の選ばれた者しか残らないそうだ。

そしてその闘傑兵にも階級があり、下の階級から「闘砂」「闘石」「闘岩」「闘玉」そして「闘玉」を退いたものは「老玉」となる。

「闘砂」「闘石」クラスはおよそ3000人ほどいると聞くが「闘岩」クラスになるとそこから7人になりそこから選ばれた1人が国の盟主となる「闘玉」となる。

国の闘傑兵たちは皆「闘玉」を目指しこの狭きピラミッドを登って行く。

そして、僕の父はその闘玉を退き現在は老玉として国を見守る立場となっている。


そんな父を持つ僕だが全くと言ってもいいほど戦いに興味がなく、掴み合いの喧嘩なんて

生まれて一度もしたことがない。

ある日、そんな僕に父は

「俺のようにならなくてもいい、好きなように生きなさい」そう言った。

だから僕はその日から好きなように生きていく。そう決めたのだ。


僕は今日、友人と遊ぶため朝7時に起床し、集合場所である王都の炭酸が出る噴水の前で待っている。

僕は昔から時間より早く集合することを心掛けており、今日も20分も早く到着してしまった。


その時


「ドン」


背中に大きな塊がぶつかった。

後ろを振り返るとこの辺りでは有名ないじめっ子達がニヤニヤしながら大きな石を片手に僕の方を見ている。

そして僕にこう言った。


「モネの失敗作(笑)」


もうこの単語を何回聞いたかわからない。国の人達は皆僕の事をそう呼ぶのだ。

でもそう言われても仕方ないとは思う。

僕は父のように強くはないし、喧嘩もした事もないような「雑魚」だ。

いつものように言ってくる彼らに対し僕はただ見ているだけ。

それが感に触ったのか彼らは僕にまた大きな石を投げてきたのだ。

いろんな方向からくる石に僕は目をつぶりながら腕でガードするしかなかった。

そんな僕をみて周りの大人たちは助けようともせず平然と通り過ぎていく。


そんな時だった、僕の前に3つの影が覆いかぶさったのだ、

すると「メアリ、大丈夫か?」


僕が恐る恐る目を開けるとそこには待ち合わせをしていた3人の友人が両手に大きな石を持ってこちらを笑顔で見ている。

そこにいたのは友人のクレディト、イヴ、レビアルだった。

クレディトが鋭い眼光でいじめっ子の方を睨み付けるといじめっ子達は走って逃げていった。

そしてイブがポケットから絆創膏を取り出し僕の額から出る出血部に貼ってくれた。

イブは手当てが終わると「ほんとメアリは弱いわね」と優しく僕になげかけた。

それを聞いて、クレディトとレビアルも笑いながら

「たしかにな」と言った。

たしかにこの3人に言われたら納得せざるを得ない。

3人は9歳ながら大人をも圧倒するほどの実力があり、王都で一目置かれる存在でもある。

クレディトは父が元闘岩であり、普段は大人しくクールだが喧嘩をすると同年代では手が付けられない程だ。イヴは気が強い女の子でいじめっ子の男子以上の怪力を持ち男子は誰も近づこうとしない。

レビアルは明るく好奇心旺盛、僕たち4人組のリーダー的存在である。

そんな隙のない3人がいつも僕のとなりにいてくれる。

すると「おーい」レビアルが僕の顔の前で手を振っている。そしてぼーっとしている僕を見て3人は笑った。


すると、レビアルが「昨日すげぇ場所をみつけたんだ!」そう僕たちに切り出した。


3人の頭の上にクエスチョンマークが浮かんだ様子を見てレビアルが「よし!付いてこい!」

威勢よく僕たちにそう言い放った。

僕たち4人は王都を出てどんどん西へ歩いていく。

道中イブが僕に「メアリは15歳になったら闘傑試験受けるの?」と顔を覗かして聞いてきた。

それに対して僕は「僕は受けない、3人みたいに強くないし力もないから」そう言うと

イヴは「ふーん」と少し不満そうな顔をしてボソッと「もったいないなぁ」と言った。

僕は聞こえていたがとくに反応することなく歩いていった。

3時間は歩いただろうか、レビアルが「ついたぁ」息を吐いていった

そこには大きな洞窟があり、そこには「立ち入り禁止」の文字。

イブは洞窟をみて「レビアル?まさかじゃないけどこのうす暗い洞窟に入ろうって言うんじゃないでしょうね…?」

イヴがそう言うとレビアルが満面の笑みで「もちろん行くぞ」と言った。

僕はそれに対し「立ち入り禁止って書いてあるし止めたほうがいいんじゃない?」

そうレビアルに言い放つとレビアルは「クレディトお前は行くだろ?」

レビアルは話をクレディト話にふった。

クレディトは面倒くさそうに頭をかきながら頷き「行けばいいんだろ」と言った。

それをみてイヴも「なら私もついてってあげるわ」と言い、3人は僕の方を見た。

いつものパターンだ。仕方なく僕は「わかったよ。。。」

そして、結局ついていく事にした。



この時僕がレビアルを止めておけばよかったとこの先悔やむ事になるなんて今の僕は知る由もない。


そしてこれから起きる事件が僕の人生で大きな分岐点になることも。


そして僕たちは、立ち入り禁止の看板をよじ登って洞窟に入った。

10分くらい歩くとそこからはたいまつで明かりが奥まで続いていた。


最初は少し肌寒かったが、たいまつの道が続くにつれて少しずつ体温が上がっていっていくのがわかった。

そこから30分ほど歩いただろうか

道を塞ぐように赤いチョークのようなもので線が引いてあるところに着いた。

「なんだこれ?」

レビアルがそういうと

イヴが怯えた様子で「これってデットラインじゃない?」

そうするとクレディトが「そうだな。」と息を飲みながら言った。

僕とレビアルは何を言ってるのかわからず顔を見合わせて首を傾げた。

その様子をみてクレディトが切り出した。「これは言わば隣の国との国境。俺たちはずっと西の方角へ歩いてきたから恐らくここから先はビワの国だな。」

それに対してレビアルが不思議そうに「ならもしこの線超えたらどうなるんだ?」

そういうとイヴが「ビワの国の闘傑兵に抹殺されるわ。これが国と国の暗黙のルールってところかしら」

するとレビアルが「でもさぁ、ここにはビワの闘傑兵もいなそうだし、この線少しだけ超えてみないか?」

そう言ったが、僕たちはもちろん反対だ。

するとレビアルが「おいおい、お前らびびってるのか?大丈夫さ、俺たちは強いだろ?」

たしかに俺を除いた3人は同年代では敵なしで喧嘩ならほぼ負けることはない。

だが相手がビワの闘傑兵となると話は別だ。

王都で一目置かれる3人でも歯が立たないどころか相手にもならないだろう。

するとイヴが「少しなら…」

そういうとクレディトも「俺も少しだけなら」

2人はまんまとレビアルの挑発に乗ってしまった。

僕は「やめておこうよ」と3人に静止したが3人はまったく聞く耳を持たない。

そして3人は僕に背を向けてデットラインの方へ歩いていった。

そして3人がデットラインを超えた。

その時だった


「キュイーン!!!!!!」「キュイーン!!!!!!」


聞いたことも無いようなサイレン音が洞窟内に響き渡る。


すると洞窟内のたいまつがすべて消えた。


その時


「きゃぁぁぁ」


デットラインの奥の方からイヴの叫び声が聞こえた。

叫び声を聞いて僕がデットラインの方向に向かうとたいまつがまた一斉に点灯した。

すると僕の横にはクレディトとレビアルがいた。

でも、アンの姿が見当たらない。

するとクレディトが「おい、メアリ周りを見ろよ。」

僕が周りを見ると、そこには5人組の見たこともない恰好をした男達が僕たちの周りを囲んでいた。

そして真ん中の男がイヴを紐で括り付け拘束している。

イヴは急所を突かれたのか意識がない。

男達は鉄の車輪のようなものを持っている。

そして胸の紋章を見るとモネの紋章ではなく、見たことのない紋章が印字されていた。

その紋章よく見てみるとそれはビワの国の紋章であった。

「嘘だろ…」僕は息を呑んで2人を見た。

だが僕は2人を見て驚いた。

2人は怯えている僕を前に完全に戦闘態勢に入っていたのだ。

そしてレビアルが「クレディト、行けるな?」

そう小さく言い放ち、クレディトは小さく頷いた。

二人は腰の携えていた木刀をゆっくり腰から抜き木刀を構えた。

だがそれを見た男たちは僕たちをみて大爆笑した。

そして「おいおい、フジワラの親分、俺たち餓鬼になめられていますよ(笑)」

そうすると真ん中の男が「お前、この餓鬼供を始末してやれ。跡形も無くなっても構わん。」

そう言うと1人の男が

          「御意」

その2文字を言い放った瞬間、男は手に持っていた鉄の車輪をこちらにむけて放った。

投げた瞬間まではわかった。

だが、気付いたころには僕の左頬を通過していた。

「メアリ!!」

2人が僕の名前を呼んだ瞬間、僕は左の頬から出血していることに気づいた。

すると出血部からピリピリ激しい痛みが走る。

「それさぁ、手裏剣っていうビワの神器の一つでさぁ、車輪のさきに致死量の毒が塗り込まれているわけ(笑)ぼっちゃんもあと30分もすればあの世行きだな(笑)」

男は不敵な笑みでそう言った。

僕はそれを聞いてその場で倒れこんだ。

すると「ならおっさん、、俺たちが30分以内に片を付ければいんだよな?」

クレディトが冷静にそう言い放った。

「は?」男がそう言い放った瞬間、クレディト、レビアルが勢い良く飛び出した。

僕の横を勢いよく風を切ったのがわかった。

クレディト、レビアルは二手に分かれて男に向かっていく。

他の男達も両手に持っている手裏剣を投げてきた。

合計で8コの手裏剣が2人に向かっていった。

すると二人は「おせぇ」そういうと華麗に手裏剣を避けていく。

僕は目の前の光景に口を開けてみていることしか出来なかった。

そして彼らの木刀が次々と男たちの急所に入っていく。

気づけば男たちは次々地上に倒れ気を失っていた。


「俺たち闘砂クラスに圧勝じゃん!」そうレビアルがいうとクレディトは「そうだな」と冷静に返答した。

クレディトが冷静なのも無理はない。

まだもう一人イヴを拘束しているフジワラという男が残っているからだ。

戦いを見ていたフジワラは「こりゃ凄い餓鬼供だねぇ…。ビワの闘砂4人をたった2人で瞬殺とは大したものだ(笑)」

そう言いフジワラは大きな拍手をして笑った。

するとーー

「あー、うるさい、うるさい、おっさん服装的に闘砂兵じゃなさそうだけどまさか闘石兵?」

レビアルが冷静に質問した。

「あぁ…、ビンゴだ。その観察力、戦闘力、俺は貴様らをただの餓鬼とは思うのはやめた方がよさそうだな。よし、そんなお前たちにいいものをみせてやる。」

「解放」

フジワラがそう唱えると手裏剣の回りに赤い閃光のようなものが走った。

その瞬間、一気に洞窟の空気が冷たく変わったのがわかった。

僕が息を呑んだその時だった。

レビアルとクレディトの様子がおかしい。

さっきまでの威勢のよさは消え失せ足元がガクガク震えている。

2人が震えるほどの圧倒的なオーラをフジワラは放っていたのだ。

そして「クレディト、こいつは俺たちで敵う相手じゃない…」レビアルが震える声でそう言った。

レビアルは続けて「クレディト、いいか?俺がフジワラを止める間にお前はイヴとメアリを連れて逃げろ。俺は必ず後を追う。」

レビアルの突然の判断にクレディトは「わかった。お前の考えなら俺は止めない、もうすぐすればモネの闘傑兵も到着するだろう。それまでなんとかがんばってくれ。」

レビアルはそれに対し「サンキュー…、二人を任せたぞ。」そういって木刀を構えた。

それを聞いていたフジワラは「その度胸に免じてこの女返してやるよ。(笑)」

フジワラはそう言うとこちらにイヴを投げ捨てた。

イヴはかなり衰弱しており、今にも息絶えそうな様子だ。

僕も毒が回って動けない。

「さぁ、クレディト、行け!!」

そうレビアルが力強く言い放つとクレディトは僕とアンを両脇に担いで出口へ走ろうと前を向いた。

その時だった


「ザクッ」


生々しい音が洞窟内に響き渡った。

クレディトがすぐさま振り向くとそこにはあまりに残酷な光景が写しだされた。


「うわあああ」

意識が朦朧とする中、叫ぶクレディトの視線の先を見ると



そこにはザクザクに切り捨てられ地面に横たわるレビアルの姿があった。


一瞬何が起きたのかわからず只々横たわるレビアルを見つめる事しかできなかった。

僕達が目を離して2秒程しかたってはいない。

すぐさまクレディトが近づくがレビアルはもう虫の息だった。


するとレビアルが「メアリよく聞け」今にも息絶えそうな声で僕を呼び言い放った。

「俺の代わりに立派な闘傑兵になってクレディトとイヴの力になってあげてほしい。

大丈夫、お前は強いしモネの失敗作でもない。なぜかって?お前はあの英雄クロード・フォル

ムの血を引いているじゃないか」

そう言うとレビアルは僕の耳もとで「3人仲良く…」

そう何かを言い残すと静かに息を引き取った。


その光景を憐れむような様子で見ていたフジワラは「おままごとはおわりか?」

そういうと赤い閃光をまとわせた手裏剣を今度は僕らのほうに放った。

さっきまで闘砂兵が持っていた手裏剣とは訳が違う。

光のような速さで僕の方へ向かってくる。


「メアリィィィーーー」


クレディトの叫ぶ声が聞こえる。


「もうだめだ。ごめん。レビアル。僕、約束守れそうにないや。」


そうあきらめたその時だった。


「キーン」


僕の前で刃物と刃物がぶつかり合う音がした。


「少年、大丈夫か?」


僕はゆっくり目を開けた。


そこには美しい黄金の髪色の男が立っていた。


その男の鎧の紋章には紛れもなく「モネ」の文字が記されている。


そして男は立ち尽くすフジワラにこう言い放った。


「我の名はモネの国の闘玉兵デイヴィス・エリクセン!。もしお前がこれ以上我の国の子供たちを傷つけるような事をするのならば貴様を俺の黄金刀で切り刻んでくれる!!」


その瞬間、黄金の風がエリクセンを包み込こんだ。

するとエリクセンが刀を構え


「さぁ、どうする?」


エリクセンがそう言うと、フジワラは焦った面持ちで「モネの闘玉がなぜここに…」そう言って洞窟の奥へ走り去った。


「さぁ、もう大丈夫だよ」エリクセンが僕らに優しく語り掛けると僕は安心したのか突然涙が止まらなくなった。

そんな僕をみてエリクセンはそっと僕を抱きしめ、耳元で小さく囁く「すまなかった。」


その後、救援部隊が駆け付け僕たちは応急処置を終えた後王都に運ばれた。

運ばれる際、レビアルの亡骸をずっとみつめているエリクセンが見えた。

その顔はよくは見えなかったが凄く残念そうな顔だったと僕は思う。





そしてこの日、僕は決意した「必ず闘傑隊になりこの腐った戦乱の世を終わらせると。」



もうレビアルのような死に方をする子供達が出ないように




「デットライン」そんなものはいらない。必ず僕がこの世界をまた一つにするとそう決意した。




そして、あの事件から3週間がたっただろうか。

体の毒も完全に抜け体の調子も万全だ。「よし」そう言って部屋を出て僕は父のいる玉座へ向かった。


扉の前立つと勢いよく「コンコン」扉をノックした。

すると中から「入れ」父の声がした。

ゆっくり扉を開けると父はサボテンに水をあげていた。

父は僕を見るなり「どうした?」不思議そうにこちらを見る。

僕は単刀直入に「僕を一流の剣士に育ててほしい」そう言った。

父は一瞬驚いた顔をしたが「それなら不死の山に行きなさい。そこに元闘岩のキューデスと言う老人がおる。その方の所で3年間修行して15歳の闘傑試験の時に戻ってきなさい。」

父はそう言うと僕に地図と赤く光る刀を渡した。

刀には「彗星刀」そう印字されている。

父はそれだけ渡し最後に「精々生きて帰って来な。じいさんの修行は厳しいからな。」

そう言って父は部屋をあとにした。

完全に父に稽古をつけてもらう予定だったが僕はキューデスという元闘岩の老師がいる「不死の山」に向かうことになった。


そして僕は身支度を済ませたあとクレディトとイヴにこの事を話した。

クレディトは元闘岩の父のもとで3年間修行するらしい。

イヴはあの事件から目が覚めるまで時間がかかり、目が覚めたころにクレディトと今回の事について話した。レビアルの件について話した時は心が張り裂けそうだった。

イヴもショックを受けて数日間泣いていたが今では元気よくいつものイヴに戻っている。

そしてそんなイヴは実家である「イタドリ」に戻り3年間修行に励むそうだ。


ーーそして旅立ちに日ーー


僕達3人はまた炭酸のでる噴水の前で集合した。

「それじゃ、2人とも元気で」

僕がそう言うと、2人は笑顔で頷き3年後「闘傑試験」の日に強くなって集結することを誓った。




そして僕は2人と別れ「不死の山」のある北の方角へ歩きだした。




そしてこの後に行く「不死の山」でフジワラが放ったあの「覚醒」という赤い閃光の正体が明らかになる事をまだこの時の僕は知る由もない。



        次回 02「不死の山」




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