第9話風の噂
私は只此の鉛色の空を見た、そして雨が地上に雫と成り落ちて行く・・だけど辺りでは未だに煙が止まずにいるのだ
風の噂ではあの爆撃を起こした事によりブルンス王国のブルトン島派遣軍も壊滅に瀕していると聞いたのである
だからこそ此の爆撃を起こした者の真意を測りかねているのだ・・だって空くまでもイング・ラント王国の爆撃をするのは「復讐や自分達の拠点づくり」として考えられる事象だ
そして「スコルト・ラントの占領」も先程の様に理論から行けば理解が出来る・・だけど「其れを行う組織の名前」が未だに音沙汰が無いのだ
どうしてだろうか・・まあ考えるだけ無駄な様ね今は今日の生活の事を考える事にしますか
そうして数日が経った・・そして2足歩行で歩く絡繰り人形が銃らしき物を持って大量に行進をしていたのだ
と言う事はもしかして、あの軍隊を操る組織があの爆撃を行って居たのかも知れない
もしそうならば私が死ぬまであの2足歩行型の絡繰りを操る組織が私の国を否私の故郷を破壊尽くすのだろうか?
そして・・私はからくり人形を操る組織の旗らしき物が見えたのだ「北極星と北斗七星」何処かで見た覚えが有る
そう私には前世の記憶を持ち合わせている・・だけど前世の記憶が曖昧で自分自身が「明治生まれの日本人」と言う記憶しか無いのだ
そして私の前世にはあんな鉄砲も見た事が無いし・・そして完全な2足歩行型の絡繰りも見た事が無いのだ。
だけど「北斗七星と北極星」を掲げているんですもの此の世に何かしらの変革が起きる事は間違いが無い
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