オタクに恋はジャンルによってマジ難しい・3(終)

とある日、また食事でもどうですか〜と

どちらともなくLINEして

Tさんが朝なら大丈夫、ということで

サイゼ◯ヤにしましょうと約束しました。

が。


サイゼ、開店11時。


1時間も待てないので、急遽その先のデ◯ーズにしましょうと歩いてサイゼの先のデニへ。

私が何を頼んだかをちょっと失念したのですが

Tさんがパンケーキを頼んだのを見て

なんか可愛いなあと思ったのだけは覚えています。


で、とりとめのない話をしていたのですが

婚活の話になった時に

そういえば前に

「竹内さん、彼氏は居ますか」

「居ないんですよ」

という話題になった事を思い出し

なんとなく切り出してみました。


「Tさんは私が『お付き合いしましょう』と言ったら大丈夫ですか?」


すると一瞬でそれは無いやろと思いきや


おいおいおいおい


どちゃくそ悩むやん…?!


と言わんばかりにめちゃくちゃ考えてくれるTさん。

そして一言。


「いやー、オタク同士で付き合って拗れると現場行きづらいじゃないですか…」


あああああああああ


めっちゃわかるう〜〜〜〜

(語彙力を失う程共感するオタク)


いやこれが二次元だったらまあまあ現場でニアミスって無いと思うんですよね

コミケでバッタリ元カノに出くわすってお前それどんなギャルゲ?みたいな

ところがどすこいアイドル現場なんて小さなハコから大きなハコまでありますけど

グッズ売り場で知人を見かけるなんてザラですもん

現に列の先頭にブロックしてた女見つけてあまりにも個人的にツボったから電話したもん

(性格の良い子は絶対にしないでね!)


そしてTさんは続けて


「前にそういう事があって……」


おいおいおいおいおいおいおいおい元カノ〜〜〜


後から好きになる人の為に綺麗に別れて〜〜〜


気まずくなったりしないで〜〜〜


(無茶を言うんじゃないよ)


そこまで言われたらもう

「あーそうですよねー」

と言うしか無いですよね。

そうして、私とTさんはじゃあまた〜と

友達として解散しました。


それからTさんと交流は減りましたが

たまにLINEを送ったりしています。

向こうが気まずいのか、返信が稀になりましたが。

いやいや私は全然気まずく無いのでウェルカムやでと言いたいけど、人の考えはそれぞれだからねえ。

確か最後にやり取りしたのはモーニング娘。のコンサートチケットを忘れて現地に来てしまったという呟きに対してリプしたのが直近です。

いやいやいやいやそんな事ある?!って思いましたけど。


最近はカップルでコンサートに来る人が増えたハロプロ界隈ですが

そういう人達は元々どっちかがハロヲタで

片方はそれに付き合ってるんだろうなあと思います。

(個人の感想です)

付き合う前からガチオタ✕ガチオタってのはなかなかに難しいんだなあ。

推しが違っても。

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