竹内、出会い系での恐怖体験・3

待ち合わせ場所は何故か賑わってる方角の駅改札ではなく、閑散とした方の出口だった。

「こんなとこ、何かあったっけかなあ」

少なくとも私はそこに自分が通ってた職業訓練校がある事しか知らない。

待つこと数分、「君写真と違わない?!」とまではいかない、むしろ90%は適合している男性が現れた。


まりも は どうよう している!!


とりあえず彼の後を付いて行くことにした。


………。


…………。


会話しろよ!!!

(お互いに)


とりあえず私は彼に「綺麗ですね」と言われたことしか記憶していないくらい会話がなかった。

空気の抜けたボールくらい弾まねえわ。

むしろ弾めよ。


そんなこんなで彼が連れてきたのは


ら ぶ ほ て る


………。


What?


い、いや最近のラブホはほらゲームとかカラオケとかあるし(ry


と自分を誤魔化しつつそんな事には気付かない男子は部屋を選んでいる。

幸い(?)そのホテルは日曜の昼という事もあり

満室だった。

いや日曜の昼がなんで満室なのか知らんけど多分安かったからじゃないかな。

知らんけど。


そして待ち時間もだいぶあると言われた彼は

繁華街のある方向へ向かった。

とりあえずここで「今度こそちゃんとお茶でもするのかな」と思った私は本当に何も知らないと言うのは恐ろしいとしか思えない。

いや自分なんだけど。

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