竹内まりもという生き方・その2

何故か私の売れない地下アイドル生活は10年以上続き、フリーランスにもかかわらず地方テレビ準レギュラーの他、3本の地上波有名番組にも出演することとなる。

しかし、売れないもんは売れないので

オリジナル曲は5年かけてようやく100枚を売り上げるも、追加で送られてくる予定だった200枚はレコード会社が倒産したため資金を持ち逃げされ

(いや、でも200枚送られてたら今頃も続けてたか在庫の海に途方に暮れていたからまあいいか…)

物販タイム(アイドルが直接自分のグッズや2ショットチェキを販売する時間)は誰も私に並ばないので地蔵と化した後10分前撤収を心がけ

(私のところだけ空間が出来る事を「モーセ現象」と呼んでいた)

赤字が出るのを避けた結果大箱のライブには極力出ない

(チケットノルマの自腹精算を回避するためである)

主催イベントをやる時は安価で借りられるライブハウスか、ノルマを取らない場所にする

(後にそこで集客ゼロという失態を犯し、ノルマを課せられる事となる。そこのライブハウスでノルマの話されたの多分私だけだと思う)

というありとあらゆる売れないなりの赤字回避策を続けていた。


その後、平行して障害者向けの就労支援施設で働くも

体力が付いて行かず2年でリタイアする。

体力が付いて行ってないのに仕事からバス乗って上京してライブして帰宅、という

今考えても頭のおかしいスケジュールの日もあった。

フリーランスだからどうとでもなるのに

フリーランスだからこういうアホなスケジュール立てちゃうんだね!

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