第十話 二度目の初戦

やば……緊張してきた……

初めての大会だぁぁぁ!


ソワソワしていると、アナウンサーが喋り始める。


「さぁ!次は、獅羅雲学園の序列13位!赤坂舞!えっと最新情報では、獅羅雲学園の生徒会長、青未明音会長がもっとも推している選手だそうです!」


「まじか、あの明音会長が押しているって、なかなかだなぁ」


「まぁどんな戦い方をするか楽しみだなぁ!」


「今回の試合も楽しくなりそうだね!」


「そして、もう片方は、春秋五覇学園の序列121位!環橋愛実かんばし あいみ!この選手はあまり目立ったような功績はありませんが三年生と言う事で、赤坂舞選手にどう立ち向かって行くのか期待が高まりますね!」


「この試合どっちが勝つのか楽しみだよ!」


「さぁ!試合スタートだよ!」






赤坂舞戦

「こちらからいかせてもらいます。共然平心リグリンピース、リルリルリスル」


「何その技、一撃が重い……」


舞は、リルリルリスルと言って普通に振るだけの技だが一撃がとても重くなる。

そして舞は吹き飛ばされる。


「ぐはっ、なんなの?あの人。」


「自然という言葉は素敵よね?あなたには分かる?ルクスルクリス」


「あっどこいった、、何よ、変な技ばかり、こっちが攻撃する隙も……うわっ!」


と舞が言うと、舞は腕を捕まれ、空中に飛ばされ、連撃技のキスキルリルを食らう。

ちなみにルクスルクリスは、姿を10秒間消すことが出来る。


「さぁ、まだまだよね?私は自然が大好きなの?もっと私と話そうよ?」

と言うと、アナウンサーが、

「おおっと!なんか環橋愛実選手は赤坂舞選手に話しかけている様子だが、攻撃を連続で受け、喋れない赤坂舞選手!」


「これはかなり劣勢かなー!なんか赤坂舞選手、手はないのかな?」


「言いたいように言われてる私ってダサいな……」


「あなた話せたのね……もう負けていいのよ?」


「一撃で決めさせてもらうよ」


「さっきから私の話を無視しすぎよ」


炎殺紅蓮インフェルノブレイク!」


舞は一瞬のうちに移動し環橋愛実を切り刻む

その一撃により環橋愛実は倒れる。





アナウンス室


「うわぁぁぁぁ!なっなんと!あんなに連続攻撃を受け瀕死状態の赤坂舞選手が一撃で環橋愛実を倒した!!」


「いやぁ、今の技はやばかったですねぇ」


「あの技は剣に炎をまとわせて、相手を好きなように切り刻む、圧倒的火力押しの攻撃ですねぇ」


「あんな攻撃、かなりレベルが高くないとできませんねぇ!赤坂舞選手は一気に優勝候補に上がるかもしれませんね!」


「期待大です!」






赤坂舞の試合後



舞の控え室


「やったやん!」


「うん!めちゃくちゃ最初やられたけど、ついに使えたよ!炎殺紅蓮インフェルノブレイク!」


「五倍の力は、少しは慣れたか?」


「いや、一回の技しか使えないのは変わってないけどあの一撃はまだ手に感覚残ってる。」


「いや、それにしても一撃はやばかったな。」


「身体能力五倍がずっと使えたら、あんなに強くなれるんだ。」


「頑張らないとな」


「うん!」


「あのー、私もいちようさっき勝ったのだけれど……」

と試合が終わった羽波が声をかける。


「見てたよ、でも10秒で終わったから、感想は強いぐらいしかないな笑」


「羽波!かっこよかったよ!」


「舞ー!!ありがとね!劍もありがとね!」


と一回戦は、黒崎劍、赤坂舞、黒崎羽波、フリッツリーシャが勝ち残った。

そして、その日に行われた、二回戦も皆、勝つことができたのである。

更に、その次の日に行われた、三回戦も皆、勝つことが出来たのである。

残る戦いは決勝までいくのなら、三回

だが、浮かれている劍達は四回戦から思いもよらない事が起き始める。







《あとがき》

今回の小説の長さは普通ぐらいでした。

次回はネタバレという程のものでは無いですが、次の十一話ではフリッツリーシャ以外の三人は、全員戦闘シーンがあり、かなり長いです。それを一話にまとめるので私の小説の量としては三話文程度になると思います。投稿は少しだけですが遅くなるのでそこはご了承ください。

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