第二話 高校の仕組み(下)
「決めてもらいたいこと?」
「そうだ、今から決めてもらうことは、二つある。一つ目はSクラスのリーダーを決めて欲しい。学級をまとめる役だ。まぁ重要な役だからよく考えることだな。二つ目は、専属パートナーを決めてもらう。三年間のパートナーだ、クラスの縛りはないから一年の中であればなんでもいい、試験や大会などでもその二人が出ることになる。専属パートナーは異性でないとダメな決まりだ。力差が出る可能性もあるからな、そんでパートナーになるとプライベート金は大会や試験で貰った金は二人で半分ずつ分け合うことになる。リーダーは今決めろ、専属パートナーは1週間以内に決めろ。時期に紅炎王座戦と言う、一学期の大きなイベントがある、それについても話さないといけないからな」
そうして、クラスのリーダーは話し合った結果、
そして授業が終わり放課後、劍はすぐに舞のいるEクラスに移動する。
「舞、おつかれー!」
「劍!来てくれたの!ありがと!」
「EクラスはSクラスから意外と近いからな。さぁ帰るぞ」
「うん!」
そして、今日あった専属パートナーの話などをしていると、「おい!待て!そこのふらち者」とある女子高生が、舞に向かって言う。
先に振り向いた劍だが思わぬ顔をする。
「なんだ?ってお前!」
「むっ、何?その女?」
と舞の方に顔を近づける女子高生。
「いや誰でもいいだろうが!」
「よくない、劍は私の物」
「いや、いつからお前のものになったんだよ!」
「劍?その女の子誰?」
舞は怒ったように、劍にその女子高生が何者か問いただそうとする。
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