第二話 メンツ
俺は今困っている。
友達ってどうやってつくればいんだろ……
今まで、成り行きで友達できたけど、実際どうやってつくるんだろ……
と独り言を心の中で話している。
そこへ、
「おーい、そこ邪魔ー!」
何者か分からないが同じ制服の男が走ってきている。
「えっ?」
「うわぁぁぁぁ !」
劍は走ってきている男とぶつかり男は痛そうにして頭を抱える。
劍は少しイラついた声で男に話しかける。
「おい!ここ廊下だぞ?」
「危なかったー、まぁまぁいいじゃねぇーか!」
「ってか、お前なんで走ってんだ?」
「いやー可愛い女の子探してたら気づかれてさー逃げたから追いかけてたんだよ!」
いや何その理由……
ただのキモイ奴じゃんかよ
しかも追いかけてるって、やばいやつじゃん
「いや、ストーカーな?」
「まぁいいじゃねぇーか!ってかお前その紋章1年のSクラスか?俺と一緒じゃん!」
紋章とは、一学年に上からS、A、B、C、D、Eとクラスがありクラスにより紋章が違う。ちなみにSは金色だ。
「お前もSか!同じクラスだな!名前は?俺は黒崎劍だ」
「俺は
教室
「うわぁー色んなやついるなー」
「何ビビってんだよ笑」
「びびってねぇしーだ!」
「はいはい笑
席座ろうぜ、席俺の後ろじゃん笑なんか縁あ るな!」
「ほんとだ、 そうだな笑」
劍と敬の2人が仲良く話していると教室のドアからガラガラと何かが開く音がする。
ドアが全開まで空くと先生らしき人が入ってくる。
とても美人でとても若い、だが怒ったら怖そうな人である。
教卓の前でその人が声を上げる。
「席に座れー!」
優秀なのか優秀じゃないのな分からないがすぐに机に座ると思いもよらない事を美人の先生らしき人がいう。
「さて、私が1年Sクラスの担任の
「ラッキー!」
「えっ、まじかよ。この学校楽すぎじゃんか!」
そうクラスのみんなが言うと赤羽敬が
「せんせーーい!先生は今から合コンですか?」
と赤羽敬の無駄な一言。
すぐに奏月先生は敬を睨みつけて奏月先生も禁断の一言を使う。
「おい、赤羽敬といったかな、お前後で職員室に来い 」
奏月先生に言われクラスのみんなが笑う。
なんか赤羽、クラスのみんなと馴染むの早そうだなー
と少し寂しく思う劍である。
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