第13話 鬱短歌(2)

藻掻くほど悪循環だとわかっててそれでも藻掻く息が苦しい


夏休み最後の日のあの焦燥感今やずっとそれを持ってる


求められ羽ばたいてく友人の背ばかりを見て腐った自分


生きてればいいことあるよなんてさあ無責任だよ産んでおいてさ


世の中を泳げぬ自分ただただに無為を過ごして夜が来る

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