未来編第伍話「夢」

さて、ギコ猫一行は高床式の家に泊めて貰うことになった。


そして、ギコ猫はこんな夢を見た。



(;゚Д゚)ギコ猫「はっ!?ここは一体……」


後ろを見ると、中央の火山が見えた。


あれは……例の火山ですか、とするとここはジャパリパークですかね?

しかし、それにしては景色が違いますね。地面の穴はおそらく塹壕でしょう。


(;・∀・)「おお、そこにいたか!」


そしてこの人は一体誰でしょうか。階級証から中隊長ということは解りますが。


(;・∀・)「おい、何をしている!さっさと伏せろ!」


(;゚Д゚)ギコ猫「わっ」


ギコ猫のすぐ真上を触手らしきものが通っていった。



(;゚Д゚)ギコ猫「あの一つ目の怪物は一体何だ!?」


(;・∀・)「何ってセルリアンに決まってるだろ!とにかく塹壕に行くぞ!」


(,, ゚Д゚)ギコ猫「これがあの……」


セルリアンについてはツチノコから聞きましたが、見たのは始めてです……


ズドーンズドーン


あれは重砲の砲撃音ですか、やはり本当の戦場ですね。



塹壕にて


( ・∀・)「戻ったぞ」


(;´∀`)兵士「中隊長殿と小隊長殿ではありませんか!ご無事で何よりです!」


つまり僕は小隊長っていうことですか。

小隊長って言われても何をしたら良いかわかりませんね。


( ・∀・)中隊長「中隊撃ち方始め!」


ズダダダダダ!ズダダダダダ!


(;・∀・)兵士1「来るな来るなああ!!撃ち殺せえ!」


ズダダダダダ!ズダダダダダ!



ドッゴオオオン!


(;゚Д゚)ギコ猫「近くの塹壕が!?」


(;・∀・)中隊長「くそっ、塹壕ごと吹き飛ばしやがった!」


<「衛生兵!衛生兵はどこだ!」

<「やられた!助けてくれえ!」

<「ああああああ!」


これは……大惨事ですね……


ギコ猫がふと上を見ると、巨大な飛行船が飛んでいる。


あんなに大きな戦略飛行船初めて見ました……全長600メートルくらいはありそうですね……

あの戦略飛行船がセルリアンを倒してくれると良いのですが……


(;゚Д゚)ギコ猫「どうします?このままでは我々も……」


(;・∀・)中隊長「よし、各小隊に伝達!

第1、第2、第3の順に撤退だ!

迫撃砲にはタイミングを合わせて援護射撃させろ!」


(;・∀・)小隊長「よし、第1小隊、撤退用意! 一気に走れ!

3……2……1……

ゴー! ゴー! ゴー!」


自分は第二小隊らしいですね、ではそろそろ行きましょう。



後方の建物の中にて


(;・∀・)中隊長「みんな無事か!?」


(;゚Д゚)ギコ猫「わかりません」


<「中隊長殿!怪我人がいます!」


(;´∀`)兵士「すこしかすっただけモナ」


(;・∀・)中隊長「少しの傷が戦場では命取りだ!衛生兵!」


(;゚ー゚)従軍看護婦「看護婦ならここに!」


( ・∀・)中隊長「ちょっと来てくれ!」


ドッゴオオオン!

!?この音は一体何でしょうか?聞いた感じだと遠くの方ですが……あっ!


何と、先程の巨大飛行船が中心で真っ二つに折れて炎上しており、絶賛墜落中ではないか。


ああ無念……モナギコの誇る飛行船技術でもセルリアンには勝てませんか……



(;゚ー゚)従軍看護婦「これで戦えますが、無理はしないようにお願いします。」


( ´∀`)「ありがとう」



しかし、その時だった


ドッゴオオオン!!


(;゚Д゚)ギコ猫「壁が!!」


(;゚ー゚)従軍看護婦「ああああああ!!」


(;・∀・)中隊長「看護婦さんが!」


壁を突き破ったワニの口のような触手により、従軍看護婦のしぃは死亡した。


(;゚Д゚)ギコ猫「くそっ!奴らめ!」


しかしその直後、自分にも触手は迫ってきていた……




ギコ猫「はっ!早く逃げないと………」


ここでギコ猫は目を覚ました。

外を見ても塹壕や戦車、射撃音など戦場の要素は無かった。


ギコ猫「これは夢でしたか……」

ギコ猫はようやく安心できた。


それにしても変な夢でしたね、あれは何だったんでしょう……


まだ夜中であったため、ギコ猫は再び眠りについた。

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