現代編第一章「遭遇」

現代編第一話「ジャパリパーク」

超巨大総合動物園<ジャパリパーク>

35年前に海底噴火で誕生した島をまるごと敷地とし、世界中の動物を集めることを目的に建設が進められている巨大施設。

一般公開用の動物遊園地「ジャパリパーク」と、研究・飼育を行う動物管理区域「ジャパリパーク・サファリ」二つのエリアで構成される予定である。


中でも特筆すべきはサンドスターだ。

ジャパリパーク中には未知の物質「サンドスター」が存在し、それの力によってけもの達が人のようになって話せる存在「アニマルガール(フレンズ)」に変身する。

この現象は島が出来てから約10年後、今から26年前に確認された。


そして8年前、「ジャパリパークプロジェクト」が発足し、5年前に着工。

現在では施設の約5割が完成し、1年後のプレオープンに向けた準備が進んでいる。


面積も内包施設の量も、動物園としては規格外の規模なので、グランドオープンには少なくともあと5年以上はかかる見込みだ。

ジャパリパークの中には動物園や遊園地だけでなくちょっとした都市(約3万人が居住する予定)まであり、鉄道も運行される予定。

中でも特に大規模なのがパークセントラルで、それだけで本土の大型遊園地に匹敵する規模があるそうだ。



そんなジャパリパークだが、とある問題が発生している。

空中に突如として巨大な虹色の円盤が出現したのである。

研究者たちによると、それはサンドスターによるものらしい。


円盤の直径は大変大きく、普通の旅客機くらいなら余裕で入りそうなほどである。


なお、その円盤の出現から今日で3週間になるが、特に悪影響は出ていない。

強いて言えば建設反対派に口実を与えてしまったことくらいだ。


それにしても、この円盤は一体何がしたいのだろうか……


※おことわり

次のページからいきなり内容が増えます。

この小説は「ブーン系風会話文形式」という独自規格を使用しているため、この先は一風変わった小説になります。


フレンズが本格的に登場するのは2章からになる予定です。

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