現代編第二話「調査隊」(モナギコ視点になります)

神様はこの世界にあるすべての物を創造し、最後に土のちりでモナギコを造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。

そこでモナギコは生きた者となった。


神様は言われた、「モナギコにふさわしい助け手を作ろう」。


そして神様はモナギコに似せて様々な猫種を土で造り、モナギコのところへ連れてきた。


しかし、それらの猫種は小さすぎたり大きすぎたり狂暴だったりして、モナギコにふさわしい者は見つからなかった。


そこで神様はモナギコを深く眠らせ、眠った時に身体を二つに分け、片方をギコ猫、もう片方をモナ猫と名付けた。


そして神様も二つに分かれ、片方が太陽神、もう片方が大地神となったのである。

これによってギコ猫とモナ猫は助け合う者となり、太陽神と大地神も同じようになった。


だからこそ、私たちモナ種族とギコ種族は、互いに助け合わなくては………


『……志……ギコ志!!』



ミ,,゚Д゚彡教師「おいギコ志!起きろ!」


(;゚Д゚)そ「はっ」


ミ;゚Д゚彡教師「まったくお前はまた寝てたのか、俺は別に構わないが試験で苦しむのはお前だぞ」


(;゚Д゚)ギコ志「あ、はい……」


ミ,,゚Д゚彡教師「さて、3から6まで変化するからグラフは……」


(,, ゚Д゚)ギコ志(変な夢だったなあ)


ミ,,゚Д゚彡教師「斜線部の面積は積分で求め………」


(,, ゚Д゚)ギコ志(たしか聖書にも同じ話があったような……)


ミ,,゚Д゚彡教師「すると答えは2X^3+4X^2-X+5になる………

おいギコ志ちゃんと聞いてるか?」


(;゚Д゚)ギコ志「あ、はい聞いてます!」


キーンコーンカーンコーン


ミ,,゚Д゚彡教師「じゃあ次回は4次関数のグラフでやるぞ。

はい、終わり!号令」


きりーつれい

(,, ゚Д゚)ギコ志「ありがとうございました」


12時45分 終礼


ミ,,゚Д゚彡教師「本日の連絡事項は特にありません。

あとははい何か君たちのほうからあるか?

ないな、じゃあ終わり!号令」


きりーつ、れい

(,, ゚Д゚)ギコ志「ありがとうございました」


ミ,,゚Д゚彡教師「はいみんな掃除するぞー

今日の掃除担当は3班だぞー」



放課後にて


(,, ゚Д゚)ギコ志「モラ仁、モナ矢、帰るぞ」


( ・∀・)モラ仁「明日から期末試験の2週間前か……」


( ´∀`)モナ矢「そういえば、今日は例の調査隊が出発する日モナね?」


(;゚Д゚)ギコ志「生中継間に合うかな……」


【国鉄 フサ淵町駅】

ジリリリリリリン!

__________

| 電車がまいります |

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

『まもなく2番線に準急ギコ浦行きが10両編成で参ります』


(,, ゚Д゚)ギコ志「丁度来るみたいだな」


キイイイイイ……

『フサ淵町ー、フサ淵町駅でございます』

ガラガラガラ!バタン!


( ´∀`)モナ矢「よし、乗るモナ」


( ・∀・)モラ仁「そういえばモナ矢の家カラーテレビだよな?

俺たちで見に行っていいかな?」


( ´∀`)モナ矢「今日は親が居ないから大丈夫だモナ。」


(,, ゚Д゚)ギコ志「じゃあ俺も行くぞ、カラーで見たいし」


『ドアが閉まります』

ガラガラガラ!バタン!


( ´∀`)モナ矢「てかこの車両の扇風機壊れてるモナ」


(;・∀・)モラ仁「本当だ、どうりで暑いわけだ」


(,, ゚Д゚)ギコ志「じゃあ風が当たる場所に移動しよう」




モナギコ歴2810年6月24日午後

イオーニア連邦共和国

首都 アスキア市にて


[1ch IRTV]

(*゚ー゚)報道「みなさん!いよいよ調査隊の出発です!

隊長のギコ崎さんから何か一言!」


(,, ゚Д゚)隊長「おう、国民のためになる良いみやげ持って帰ってくるぞ!」


[3ch IRTV教育]

(,, ^Д^)「わーになっておーどろーみんなでー」

子供たち「「かなしーいことがあればもうすぐー」」


[4ch アスキアTV]

( ・∀・)報道「マウサナ号はかつては戦略飛行船でしたが、現在では主に……」


[5ch テレビ朝売]

( ^∀^)報道「今、隊長が飛行船マウサナ号に乗り込みました!」


[6ch テレビ毎日]

( ´∀`)探偵「この中に犯人がいるモナ」

(;゚ー゚)女性「そ、そんな!」

(;・∀・)男性「な、なんだと!?」


[7ch 読日テレビ]

(,, ゚Д゚)報道「マウサナ号、まもなく出発です!

歴史的な瞬間まであとわずかです!」


まもなく、調査隊はイオーニアの地を後にし、とある場所へと向かうことになる。

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