未来編第参話「お昼ご飯」
こうして旅に出た三人であったが……
スナネコ「お腹がすきました」
ツチノコ「そういえば、もう昼過ぎだな」
ギコ猫「何か食べる物はありますか?」
ツチノコ「本当はじゃぱりまん、ってゆうのがあるんだが……」
スナネコ「最近はボスが来る頻度が減ってるんです。」
ツチノコ「博士たちによると、どうやら今月は原料となる作物が不作らしくてな
だから、自分達で何とかするしかないんだ」
ギコ猫「不作ですか、もしかしてパークでは日常茶飯事……」
ツチノコ「いや、普段はこんな事は無いんだが、たまに不作になるようだな、サンドスターのバランスで決まるらしいし。」
スナネコ「じゃあ、ネズミ捕って来ますね」
ツチノコ「オレは食べれそうな木の実でも集めてこようかな」
ギコ猫「僕はそこの川で魚を釣ります」
スナネコ「魚って食べれるんですかー?」
ギコ猫「はい、かなり美味しいですよ」
スナネコ「僕は肉が良いですー」
こうして、それぞれが食料採集を始めた。
ギコ猫は倉庫から持ち出した釣竿で川魚を数匹釣り、木の棒を刺して火で焼いた。
スナネコ「おーっ、火ですねー」
ツチノコ「これが火か……やはり近くで見ると少し怖いな」
ギコ猫「二人ともそんなに怖がることはありませんよ」
ツチノコ「何と言うか、本能だよ本能」
スナネコ「火で焼くと美味しいですか?」
ギコ猫「火で焼いた方が美味しいですし、安全ですよ。腹持ちも良くなります。」
スナネコ「じゃあ、これ焼いてください」
追加でスナネコ用のネズミも焼いた。
ツチノコ「よし、食べるか!」
ギコ猫「ツチノコさんも魚食べますか?」
ツチノコ「うーん、オレヘビだからな……よし、物は試しと言うし食べてみるか!」
スナネコ「なるほど!確かにネズミも焼くと美味しいです!」
ギコ猫「味は問題ありませんね!」
ツチノコ「確かにうまいぞ!」
ギコ猫「喜んでもらえてなによりです!」
こうして三人は無事に腹を満たすことが出来た。
ギコ猫「そう言えば、博士って誰ですか?」
ツチノコ「この島の長で頭が良くて博識なフレンズだ。
そうだ、お前もそこに行けば何か解るんじゃねえか?」
ギコ猫「えっ、そうなんですか?」
スナネコ「そうですよ、ほら早く行きましょうよー」
ギコ猫「僕も博士に会ってみたいです」
ツチノコ「じゃ、行き先は図書館で決まりだな!」
こうして三人は博士の居る図書館へと向かい始めたのだった。
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