第10話 恐怖の日々再び

直人の怪我もあたしが悪いのに直人はあたしを責めないで

「無事で良かった」といってくれた


警察はみちひこに接触禁止が注意された


みちひこの親は謝りにきたが心から謝ってる感じには思えなかった


謝り方が渋々だったし

直人と里佳がお見舞いに来てたとき

廊下でみちひこの親を見かけて話を聞いてしまったのだ


「こんなめんどくさいことしたくなんだけど。女が悪いでしょ」


それを聞いたあたしは本当に心の底から悪いと思ってるのかわからなかった


あたしの親も怒ってみちひこやみちひこの親に怒鳴り散らしてた


お母さんにはふたりっきりの時に

「ごめんなさい。本当に死ぬかと思った」と伝えたら

「よかったよ。本当に生きててくれて」

と泣きながら強く抱きしめてくれた


それから二ヶ月後

あたしは無事に高校へ


でも行きたい高校には行けなくて

バイトしながら通信の高校へ通い始めた

里佳と一緒に。

それからはみちひこから電話も怖いこともなかったけど


ある日

バイトで残業し遅くなった

21時半ごろバイト終えて帰ろうとしたとき


バイト先の近所にあるコンビニで少しお菓子買おうと思い立ち寄った


そこのコンビニに不良らしき人がたまっていた


あたしは怖かったけど無視して店へ入って買い物を終えて外に出ると

不良らしき人たちが人数増えてて声かけられたのだ


「未来さんですよね?」とにやにやしながら声かけてきたのだ


あたしは怖くなり逃げようとして自転車にまたがった

けど人数が多くて囲まれたのだ


「そんな逃げないでよ。楽しいことしよ」


意味がわからないわたしは嘘をついて

「あたしは未来ではないです。人間違えですよ」

そう。ついてはいけない嘘。悪いと思ったが恐怖のあまりついてしまったのだ


そしたら後ろの方から声がして

「嘘つくなよ。分かってんだよ。未来」

この声はみちひこだ


不良仲間に囲まれていたあたしの視界に入ってきたのだ


「色々話したらしいな。おかげで俺も親に怒られてイライラしてんだよ」

「お前約束忘れてないだろうな?」

「バラしたら殺すって言ったよな?」

ニコニコしながらあたしの頬を触ってきた


いつもなら声が出ないあたしが勇気をだし

「助けてください!!!」と叫んだ


そしたらたまたまコンビニの店員さんがごみ捨てしようとし外に出てきた。

店員はみちひこの仲間に「さっさといけ。このことはばらすなよ」

言われ店員さんは走ってコンビニ逃げた


けどこの店員さん。優しくて

コンビニに逃げた時にほかの店員さんにも伝えており

監視カメラから見て警察に通報してくれたのだ


そんな中あたしは抵抗しながら連れて行かれそうになっていたが

車に乗せられそうになった時にパトカーが2台きて

助けてくれたのだ


このことも親に連絡行き

あたしは外に出るのも怖くなり引きこもるようになった


このことがあり高校もまともにいけなくなり

単位がたりずに進学できず中退してしまったのだ


色々フラッシュバックが起き

リスカやODを繰り返していた。

けど死ねなくて飛び降り自殺もしようとしてた

もちろん遺書も残して


その遺書を隠して親がまだ寝ている夜中に家をでた。

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