Step6 メッセージを送ろう

(さぁ、今日の学校も終わったし帰ったら、小谷瀬君に連絡しよ)


 「またね、小谷瀬君!」

 「うん、また芹沢さん」 

 私はそう挨拶を済ませ教室を後にした。


 (はわわわわわぁああ、挨拶しちゃった…やっぱ格好いい…)


 そうと決まれば速攻で帰らなければ。


 家に帰り速攻携帯を開く。


 『新着通知0件』


 (やっぱり来てないか、ならば此方から送ってやる!)


 あお『やっほ~小谷瀬君!今日はlane交換してくれて、ありがとうね♡今度ゆっくり話そうね♡』


 (送ったあとに気づいたけど、この文キモくないかな?いくら学年一の美少女だからと言っても、こんなんじゃ残念系美少女じゃないか!)


 それから三十分後のことやっと小谷瀬から返信がきた!


 創太『そうだね(о´∀`о)今度ゆっくり語り合おうぜ☆』

 

 (なにこの可愛い文、ギャップ萌えなんだが!)


 あお『うん』

 そう送信し、可愛い系のスタンプを送った。


 (あれ?これって会話終わる流れじゃない?なんとか阻止せねば)


 あお『小谷瀬君!今度会って話さない?』

 (あわわあわわわ私ったら何て文を送ってるの?恥ずかしぃよ)


 意外にも小谷瀬からの返信は早かった

 創太『ん?いいよ!いつ会う?』 

 あお『今週末なんてどどう?』 

 私は震える手で文を打つ。


 創太『うん、空いてるよ!楽しみ』

 あお『じゃあ、日曜日の午後二時にイヨンの二階フードコートで待ち合わせね♡』

(我ながら完璧にデートに誘えたわ!あぁ週末が楽しみ)

 

 Step6 メッセージを送ろう 終了

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