第7話 玉子焼きのはしっこ

「じゃ、改めて、玉子焼きを焼く時に気をつけなきゃいけないことを説明するね」

 コホンとせきばらいするえみ。

 レンジに向かう彼女の左右には、ナツと空。

 寛は見張り役を買って出てくれた。

「みんなの家には、玉子焼き用フライパンはあるかしら?こんなの」

 そう言ってえみがかかげたのは、たての長さが二十センチ、横の長さが十五センチくらいの長方形をした、小さなフライパンだ。

「よっぽどすごい物を選ばなければ、そんなに高い物でもないし、じゃまになるってほど大きい物でもないから、もしもないなら、この際、買ってもらっちゃうってのもアリかも。だって、このフライパン、玉子焼きを焼く時にすごく便利ってだけじゃなくって、小型のフライパンとして、取り回しがしやすいの。量が少ない焼き物だったら、普通のフライパンを使うより火の通りが早いから、時間の節約にもなるし、時間が節約できるってことは、ガスの節約にもなってるってことだから一石二鳥」

「なるほど、軽量で小回りのきく戦とう機ってトコか」

「うちのママなら、『お料理にも挑戦してみたいの』って言えばイチコロかな」

 空が兵器にほんやくして自分なりに納得すれば、ナツは母親を説得する方法を考え始める。

 二人ともやる気満々だ。

「このフライパンを火にかけて……十分火が通ったかどうかを確かめる方法は、さっき教えたよね」

「ええ。フライパンの上に手をかざしてみて、火の通り具合を確認するんだったよね」

「慣れるまでは、これから焼く玉子を一滴たらしてみて、すぐに固まるようなら準備OKって方法でもよい。これで合ってるよな?」

「うん、大丈夫。あわてなくていいから、自分が安心してできる方法で料理しながら、だんだんに慣れていけばいいよ」

 話しながら、えみはフライパンをレンジにかけ、さっきみんなで作った味付けずみの玉子の入ったおわんを一つ、左手に取っている。

 右手にはフライ返し。

 その右手をフライパンの上にかざしかけて、あわてて引っ込める。

「おっと、最初のうちは、玉子を垂らして火の通り具合を見るんだったね。失敗失敗」

 てへへと照れ笑いをしながら、右手におはしを持ち直し、玉子を一滴たらす……と思ったら、そこで動作を止めるえみ。

 二人に向き直って、にっこりと笑顔を浮かべながら質問をする。

「さて、私が忘れていることはなあんだ?」

「へ?何か忘れてるのか?」

「忘れてるっていうか、わざとしないでいることがあるの。わかる、なっちゃん?」

「私はわかるよ。っていうか、あれはやらないのかな?なんでかな?って疑問に思ってたトコ」

「さすがになっちゃんはごまかせないか」

「そりゃ、これから焼き物をするんだからね。あれをわすれちゃマズいでしょ」

「まいったな、全然わからん。な、さっきフライパンが温まったかどうか調べる方法を説明してた時も、それはやってたか?」

 腕組みする空。

 にっと笑って、ナツが答える。

「やってたやってた。えみったら手が早いから、ぼんやりしてると見逃しちゃうよね」

「フライパンを火にかけると無意識にそれをやっちゃうから、見てる方は見逃しやすくなるよわよね。さっきも、右手が勝手に油引きを取りに行っちゃいかけて、それごまかすために、大急ぎでフライ返しを取ったんだ」

「わかった!フライパンに油を引いてなかったんだ!」

「正解!っていうか、えみ、ヒント出し過ぎ!」

「ヒント?私、ヒント出してた?」

 首をかしげるえみに、鬼の首を取ったように空が答える。

「出してたぞ。ワラエー、『油引き』ってはっきり言ってた。あれがなかったら、おれはまだ気がついてないと思う」

「そこ、じまんするとこじゃなくない?」

 ナツのツッコミにみなが笑いくずれる。

 ひとしきり笑った後、えみがあらためて指示を出す。

「んじゃ、空君、フライパンに油を引いて」

「よっしゃ、任せとけ」

 言って食器だなやら調理台やらを見渡す空に、えみが油引きを手渡す。

「しっかり、空君。油引きはレンジに火をつけてから手に取るものでしょ?だから必ず、レンジの前に立った状態で手の届く場所に置いてあるはず。がんばれ」

 油引きを受け取って、空はうなずく。

「そっかそっか。そりゃそうだよな。食器だなに入れとくわけ、ないわな」

 言いつつ、フライパンに油をたっぷり塗る。

「そんなにたくさん塗らなくてもいいよ」

「そ、そうなのか?」

「空君、ちょっと張り切り過ぎ」

 ナツが苦笑しながら言う。

「す、すまん。加減がわからなくて……」

 えみは、うろたえる空が何だかかわいそうになってきた。

「いいのよ、空君。油の量を覚えてもらいたくて、わざと空君にお願いしたの。だから、気にしないで」

 言いながら、えみは火を止めてフライパンを傾ける。空が引いたたっぷりの油が、表面を傾きにしたがって垂れていく。

「料理にもよるけど、少なくとも玉子焼きを焼くのに、垂れるほどの油は必要ないの」

 言うなりえみは、キッチンペーパーでフライパンの表面の油をすっかりふき取ってしまった。

「よく見ててね。油を引くって、こんな感じで十分なの」

 そう言って、えみはささっとフライパンに油を引いて見せる。

「ん?おれには『油を引く』って言うより、『フライパンをふきそうじしてる』ってな具合に見えたぞ?」

「あ、その表現、いいなあ!さすが空君、かんがいいわ!」

 手をたたかんばかりに喜んで見せるえみ。

「そ、そうかな?」

「そうよそうよ。『油を引く』なんて言うから、張り切って油をたくさん塗り付けちゃうのよね。それって、油ももったいないし、何より健康にも良くないの」

「あ、それ、どっかで読んだ」

 とナツ。

「そういや、おやじがおふくろに、もう若くないんだから、油物はひかえなさいって怒られてた」

「そうなの。油って便利でおいしいけど、取り過ぎると健康に良くないんだって。だから、油を引く時には、さっき空君が言ってたように『フライパンを油でふきそうじする』くらいの感じでやるのがいいの。」

 そう言って、えみはフライパンの表面をナツと空に見せる。

 地面に対して垂直にしているのに、油はまったく垂れていない。

「このくらいに油を引いておいて……」

 フライパンを火にかけ、しばらく待ってから、玉子を一滴ジュウ。

「いよいよ玉子を焼き始めます」

 言うと、えみは玉子をフライパンの上に流し込み始める。

 が、おわんの玉子を全部入れるのではなく、半分ほどで入れるのを中断し、おわんを手元に置いてしまう。

「あれ?それだけ?」

「えみ、全部焼かないの?」

 空もナツも、不思議そうにえみを見つめる。

「そう、半分くらい入れたら、いったんストップ。一度に全部入れると量が多過ぎて、火が通り過ぎた所と、まだ火が通ってない所の、焼きむらができちゃうの。それより、フライパンの上をよく見てて」

 そう言うと、えみはフライパンを傾けた。最初に奥の方を下にして傾ける。

 すると、フライパンの中の、まだ固まっていない玉子が奥の方へ流れていって、そこでジューッとおいしそうな音を立てて焼ける。

 すぐに、今度は手前が下になるように傾ける。

 今度は手前でジューッ。

「こうやって、フライパンを傾けてやることで、玉子がフライパンにひっついている場所を増やし、素早く玉子全体に火が通るようにすることができるの。でもね……」

 言いつつ、えみは右手にフライ返しを構える。そして、まだ少し固まり切ってない玉子焼きを、手前からくるくると巻き始める。ちょうど、雪だるまを作っているような具合だ。

「全体に火が通るように、フライパンを傾けるんだけど、全体に火が通り切るのを待ってたらダメなの。もうちょっとで火が通り切るなあってタイミングで、巻き始めてね。こうすることで、出来上がりの玉子焼きが、よりふわっとやわらかな玉子焼きに仕上がるのよ。そして……」

 言いながら、手前からくるくると巻いていった結果、フライパンの一番奥に、小さめの玉子焼きができ、手前四分の三くらいの面積はフライパンが再び顔を出した状態に戻った。

 そこへ、残りの玉子をおわんから流し込むえみ。

 もう一度ジュワーッと音がして、いいにおいが立ち上る。

「さっき焼き始めた時に入れなかった残りの玉子は、ここで流し込むの。こうすれば、まだ火が通っていない玉子はフライパンに直接乗って火が通りやすくなるし、もう火が通っている部分は直接フライパンに接してない状態になるからコゲなくてすむでしょ?」

 えみの説明を聞きながら、ナツは腕組み。

 ずいぶん感心したように、感想をもらした。

「なるほど、焼くタイミングをわざとずらすことで、火の通り方にむらが出ないようにしたわけね。これは、経験と知恵の勝利だわ!」

「いやいや、知恵はどうかなあ?焼きむらができてもできても、あきらめないで焼き続けて、ああしてみよう、こうしてみようと色んな方法を試し続けたからたどり着けた方法だから、知恵はあんまりじまんできないかも。でも、失敗に負けないで挑戦し続けたことは、ちょっとほめてもらいたいな」

 そんなことを言いながら、最後にえみは、奥にあった玉子焼きを手前にくるくると転がしてきた。玉子焼きの出来上がりだ。

「ね、空君、寛君の方がどんな様子か、見てきてもらってもいいかな?」

 フライパンの上の玉子焼きを、まな板の上に乗せながら、えみは空の方を見やった。

「お、そういやすっかり忘れてた。いけねえいけねえ。わかった、ちょっくら様子を見てくるぜ」

 そう言ってリビングに向かう空の背中を見送った後、えみは少しボリュームを落として言った。

「レシピ本とか、お料理サイトとか見てるとね、この段階で『玉子焼きの両端を切って、形を整えましょう』って書いてることがよくあるのね」

「ふんふん、『形を整えましょう』ってことは、味とかには全く関係ないけど、見た目を良くするために、ってことなの?」

 えみの変化に気づいて、ナツもボリュームを落として返事する。

「そういうこと。何だか、ちょっとずれてるよねえ?」

「んん、そうかな?どうせ料理作るんなら、ちょっとでもよく見られたいっての、人情ってやつじゃないかな?私はなんとなくわかるよ」

 軽く首をかしげるナツ。

 どうも、えみが言ってることがよくわからない。

 いや、言ってる意味が分からないわけではないのだが、どうしてボリュームを落として話しているのか、その理由が見えてこないのだ。

 そんなナツに対して、えみは少しほほを赤らめて続きを話す。

「あのね、私だってよく見られたい気持ちはよく分かるよ。でもさ……」

 えみはまな板に乗っている玉子焼きを、包丁を使ってはば2センチほどに切り分けていく。

 その時、一番はしの部分を、一センチくらいずつ、別に切り分けた。

 それらをまな板の上に残し、それ以外の玉子焼きを皿に盛る。

 青い無地の皿に、黄色い玉子焼きがきれいだ。

 えみは、その皿を調理台に置き、再びまな板に向き直ると、言葉を探すように顔を上に向け、目を閉じて深呼吸する。

 えみの様子の変化にとまどうナツが見守る中、えみのほほが見る見る赤味を増していく。 

 ……おやおや?

 ナツがその原因に思い至って思わずほほえみを浮かべたころになって、えみは目を開け、ナツに顔を向けた。

「この切れっぱしだって、あのお皿に盛った玉子焼きの一部だよ。味が違うわけじゃない。だから、この切れっぱしも、ちゃんとおいしく食べてほしいの。切り捨てられて、なかったことにされちゃうのはいやなの」

 言って、えみは二つの切れっぱしを青い皿に乗った玉子焼きの両はしに乗せる。

 おはしの先で、何とか形を整えようとつついているが、そううまくいくはずがない。

 だって、切れっぱしは、やっぱり切れっぱしだもの。

 そう思いながら、でもナツは、えみの姿をほほえみながら見守った。

 なんてめんどうくさい子なんだろう。

 でも、このめんどうくささが『えみ』なんだよね。

 このめんどうくさい部分を切り捨てちゃったら、えみはえみでなくなるんだよね。

 そんなことを思いながら。

「私ね、私自身も同じだと思うの。未来のだんな様には、私の全部を丸ごと愛してもらいたい。きちんとしたとこ、おぎょうぎよくしてるとこだけじゃなく、だめなところもだらしないところも、全部合わせて私だもの。ナツはそう思わない?」

「そうだね。玉子焼きのはしっこに理想の愛を重ねてみたり、そんな自分の想いを友達に聞いてもらいたくてがまんできなくなったり、でも、それを空君本人に聞かれるのは恥ずかし過ぎるから、何やかやと用事を作って追い出してしまったり、そんな全部を合わせて、大切なえみなんだよね」

 空の名前がナツの口から出たとたん、えみの顔が真っ赤になる。

 ここはあんまり追いつめないでいてやるか、とナツは苦わらいする。

「もちろん、私も同じよ。一度本を読みだすと、周りのことなんて目に入らなくなるところも、意地っ張りですぐむきになっちゃうところも、全部丸ごと好きになってくれるパートナーを見つけなくっちゃ」

 ナツはそう言って、えみの頭のてっぺんに手のひらを置いて、わしわしと乱暴になでる。

 えみは、心地よさそうにされるがままになっている。

「けど、空君とは意外な王子様よね。なんくせつけるつもりはないけど、あの子、ため息が出るほどお子様よ?」

「うん、それはわかってるんだけど。……なぜだかわからないけど、気になっちゃうの」

「ま、そういうものではあるんだけどね、きっと」

 ナツがそうもらした時、キッチンのドアが開いた。

「あっち、まだ何の動きもないってさ。……ん?どうしたんだ?二人してこそこそと。さては何かの悪だくみか?」

 えみとナツが小声で女子トークをしているところに、タイミング悪く空がもどって来た。

 真っ赤になっていたえみの顔が、さらにもう一段ゆで上がる。

「ん?おいワラエー、お前熱でもあるんじゃないか?顔が赤いぞ」

「え、そ、そう?そ、そう言えば、ちょ、ちょっと頭がくらくらするかも。ちょっと体温計持ってくるね」

 そう言うが早いか、えみはキッチンを逃げ出してしまった。

 かたをすくめるナツ。

 えみを横目で見送って、空がこぼす。

「何をあわててるんだか。体温計は逃げたりしないだろうに」

「ま、確かにえみは今、一種の病気だしね」

「げ、本当か?」

「ううん、うそは言ってないけど、あなたが心配してくれても、全然役に立たないから気にしないで」

「ちぇ、何だか気に入らない言い方だな」

「空君がわかってくれるのは、当分先になりそうね」

 かたをすくめるナツが何を言っているのかさっぱりわからず、空はくちびるをとがらせることしかできなかった。


「ん?あれ?ええと……ね、押し入れって、最初から開いてたっけ?」

 最初に異変に気づいたのはえみだった。

 目を何度もしばたかせながら、タブレットの画面に見入る。

「何のことかいの?」

 えみと交代してキッチンに向かいかけていた寛が、ドアを開けたところで振り向く。

「押し入れ。たたみの部屋の。今、開いてるみたいなんだけど」

 早口で答えるえみ。

 寛はピンと来ていない様子だが、なんとなくキッチンの二人につなぐ。

「おおい、空兄ちゃん、ドーナツ、押し入れ開いてたかって、ワラエーが言うてるで?」

 最初の玉子焼きが出来上がってから、三十分。

 次々に玉子焼きを焼いては、できた玉子焼きをたたみの部屋に持って行き、前の玉子焼きをキッチンに持って帰るという作業をくりかえしてきた。

 作業を進めながら、玉子焼きを焼く役割を交代していった結果、現在は空が、彼にとって三個目の玉子焼きを焼いている。

 寛が二個目の玉子焼きで成功したのに、自分は二個目も失敗してしまったため、少々あせり気味だ。

 えみに続いて一個目で成功したナツがアドバイザーとしてついているが、さっきから口げんかばかりしている。

 困ったものだ。

「何、押し入れ?押し入れがどうしたって?」

 空の声には、あせりが混じっている。

 玉子焼き、三個目もうまくいっていないのかもしれない。

「じゃから、押し入れは最初から開いてたんかって?ワラエーが聞いとるんじゃ」

「押し入れ?閉まってたわよ。あ、空君、もう火を止めて。また真っ黒になっちゃうよ!」

「わっわっ!これ、どうすんだっけ?どうやったら火が消えるんだ?」

「ちょっと、あんた無茶苦茶よ。コップに水くんでレンジにぶっかけるなんて、何考えてんの!?」

 玉子焼きの進み具合は、だいたいわかった。

 四個目に期待だ。

「寛君、悪いんだけど、見張り役、お願いしていいかな?私、キッチンにかたづけに行かなきゃ」

 えみが小走りでキッチンに向かいながら、すれちがいざまに寛に言う。

「おう、空兄ちゃんがぶきっちょで、めいわくかける。すまん」

 寛は右手だけでえみを拝むと、回れ右してタブレットにもどる。

「わあ、けっこう派手にやっちゃったね」

 えみがキッチンにたどり着いてみると、レンジの前がびしょぬれで、床には黒こげの玉子焼きが散乱している。

「気持ちは分かるんだ。火事になっちゃいけないって強く思っていればいるほど、いざって時にパニックになっちゃう。レンジの火を消すなんて簡単なことが、どういうわけか、できない。私も経験あるもん」

 落ち込む空をなぐさめながら、着々とかたづけていくえみ。

 残念そうにも、怒っているようにも、あきれているようにも見えない。

 あえて言うなら、少々うれしそうですらある。

 彼女なりの気づかいだ。

「なっちゃん、ごみ袋取って」

「どこ?」

「一番右」

「ほいな」

 空にしてみれば、それだけのやり取りでごみ袋の位置を伝え合える二人がわからない。

 自分なら、『何の一番右なのか』がわからない。

 でも、ナツは当然という顔で、調理台の一番右の引き出しからごみ袋を出してえみに渡した。

 えみにしても、それだけの情報でナツに伝わると思うから、ああいう言い方をしたのだろう。

 まったく、かなわない。

 自分のダメさ加減にうんざりだ。

「ごめん」

 それだけ伝えるので精いっぱい。

「気にしたら負けよ。だれだって、最初はうまくできないモンなんだから」

 笑顔を向けてくれるえみ。

 わきからナツにつつかれる。

「ほら、ぼうっとしてないで、えみのかたづけ手伝う。ほら、えみの持ってるごみ袋持ってあげて。袋の口広げて、入れやすくするの。ここ、二人に任せたからね」

 ポンポンと言いたいことを言って、ナツはリビングへ向かう。

 ドアを閉めながら、かたづけをする二人の様子をちらりと盗み見る。

 満足げなえがお。

 ナツの表情に気づいたえみがまた真っ赤になるが、空は気づいていないようだ。

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