Beats Knockin

 間近で落雷が起こったかのような、耳をつんざく音が、光とともにあたりを一瞬、異空間化した。

 直後、電気機械が爆ぜ、倉庫の建物全体が炎に包まれた。

 ジャミングによって無力化された、電波・電気系統となおも唸り続ける蒸気機関のタービンが齟齬をきたしたのだろう。


「これが軍と警察が共同で開発した、対電脳兵器、〈ジャミングガン〉なのね」


 横にいる鏑木盛夏が、感心したように言う。


「凄いですね、園田乙女刑事」


「開発は軍。今回、配備されて使うことになったのは警察になりましたが」


「軍が実働隊になるのを防いだのは、園田のお手柄でしょう」


「いや、鏑木盛夏。軍はこうして我々が使った方が都合が良かったのでしょう。警察でも、抑止力になることを見せないとならなかった」


「そういうものなのかしら」


「そうです、盛夏。警察は今、世紀の大怪盗と呼ばれている、野中もやいの逮捕ができず、民衆は警察に愛想を尽かしています」


 わたしは、

「ふーん。怪盗・野中もやい、ねぇ」

 と、呟いた。

 ここんとこ、園田刑事も怪盗騒ぎでひっかきまわされているのはみんなが知っていることで、確かに、警察は軍と結びつきがあることを、見せたいだろうなぁ、と思った。

 警察を怒らすと国が出てくるぞ、ということにしたいわけだ。

 三権分立は嘘っぱちであることがある、ということを匂わせたい意図があるのだろう。

 行政警察である憲兵隊は言うにしかず。


 盛夏が付け足す。

「ジャミングガンの実用に関しては、〈黎明派〉からの資金提供があったらしいわね」

「黎明派……吉野ヶ里咲、か」

 わたしたちは、燃えるレンガつくりのこの建物からゆっくりと外に出る。

 ボロボロと、崩れていく建物の中の「絡繰り機械」を無力化したのを視認して。


「なんにせよ、武久現の絵葉書型電脳端末の駆除が行えただけで、良しとしたいところです」

「そうね」

 外に出たところで、燃える倉庫を眺めながら盛夏が頷く。



「あの自己増殖型のバケモノ、わたし、嫌いなのよねー」

「壊色は、電気機器の扱い、下手ですものね」

「それを言うと、蒸気機関でエネルギーを生み出すテクノロジーも、わかってないんだけどさ」

「あら。あちしの講義が、あなたにも必要なようね、壊色」

「うひー」


 園田乙女刑事が笑いをかみ殺す。

「仲が良いのですね、お二人とも」


「仲良くない!」

 と、ハモるわたしと盛夏。


 園田刑事は、倉庫を眺めながら、

「その吉野ヶ里咲、のことなのですが。……最近、悪夢にうなされているそうで、講演会のキャンセルが続いています」

 と、うなだれる。

 吉野ヶ里のことが心配らしい。

「へぇ……」

 冷たい顔になる盛夏。

「できれば、退魔士の方に様子を見ていただきたい、とのことなのですが」

「……引き受けましょう。お代は頂戴するけどね。それじゃ、早いところ、お伺いしなきゃ。明日には行くわよ、壊色」

「え? わたしも?」

「あなたしかいないでしょう、吉野ヶ里の友人さん」

「友人じゃないって! 旅先でよく一緒になってただけで」

「その繋がりで十分よ」

「そんなものなのかしらねぇ」



 園田が頭を下げる。

「よろしくお願いします」

「じゃあ、武久現自身を捕まえるの、頑張ってね。機械のバケモノはつくればいくらでもできるし、いたちごっこになるだけよ。武久を、倒してね」

「はい、必ず」







 絵葉書屋の、武久現。

 幾多の女学生をその〈美意識〉で電脳空間へ女性を引き込んだ電脳絵師。

 同時に、魔性(アヤカシ)の力を持っている、〈まつろわぬもの〉。

 それは土蜘蛛だ。

 まつろわぬものも、妖怪変化と同じく土蜘蛛、とわたしたちは呼称するから。


 絵葉書型電脳機械を彩るイラストレーションを描く武久現は、アンダーグラウンドの絵師の世界の、女帝でもある。

 女帝・武久現はまつろわぬものだけれども、帝都の人間はこぞって武久のイラストを買う。

 今、武久のイラストは、地下競売で高値で取引されている。

 地下でのことではあるが全盛期と言えるほどの、人気絵師になっている。


「結局、勝ち負けではないんだなぁ」


 わたしは住んでいる下宿・西山荘の部屋に寝転んだ。


「イラストの価値が、土蜘蛛で追われているが故に、逆に高騰するとか、美術の世界はわからないものだなぁ」


 座布団を二つ折りにして、そこに頭を預けて、わたしはうーむ、と唸る。


「んん?」


 壁を眺めたら、部屋の土壁に五芒星の模様で焼き焦げた痕がついた。

 五芒星?

 そして、五芒星そのままに、焼き切れた星型に穴が開いて隣の部屋と壁が貫通した。

 星形にかたどられた壁の破片が、ぼろ、っと畳に落ちた。


「こんにちわ、壊色。壁を壊したの、やくしまるななおさんに言ったらぶっ殺すょ?」

 くり抜かれた星形の覗き穴。

 そこから見えるのは、隣室の鴉坂つばめちゃんだ。

 つばめちゃんは魔法少女結社・八咫烏のメンバーの、魔法少女である。


「え? つばめちゃん、なにいきなり物騒なことを?」


「いや、だからぶっ殺すから黙っててね! それくらいできるでしょ!」

「すぐバレると思う」

「バレませんー。魔法少女は修復の魔術も使えるんだからなー!」

「え? なに怒ってるの、つばめちゃん。バレるもんはバレるよ。魔術とか言ってないで、さぁ、ななおさんに壁を壊したことを謝りに行こ!」


「いーやーな、こったぁー!」

 しかめた顔をこっちに向ける魔法少女結社・八咫烏のメンバー、鴉坂つばめちゃんなのだった。


「だいたいなに? 五芒星で壁を焼き切っちゃってさぁ」

「うっさいわね、壊色! 八咫烏だもん、五芒星も使うってもんよ!」

「意味不明なんだけど」

「ま、あんたの隣に住んでるのがあたしで良かったわね!」

「あー、もう、意味不明すぎる。なにやってたの、部屋で?」

「追跡魔術の術式よ」

「追跡……魔術。追ってるのは」

「武久現。園田に頼まれたのよ」

「園田乙女刑事に?」

「内密で、ね。〈この世界〉を知らない人間には占い程度にしか認識できない代物だしさ、内密っていうか、園田個人からの依頼ってカタチになってる」


 わたしたちは、空いた壁の穴越しに会話を続けている。

 滑稽だよなぁ。


「その追跡の術式の途中で壁に穴を開けてしまったのだろうけど、早く直してね、つばめちゃん」

「追跡術式が動けばねー。そのあと、壁を直すわよ」


「うぅ、酷い、つばめちゃん」

「どこが酷いのよ?」

「部屋にのぞき穴付きとか。全体的に、酷い」

「ぶっ殺す」


 話の通じない鴉坂つばめちゃんなのだった。







 カフェー〈苺屋キッチン〉の重いドアを開ける。

 女給さんが、いらっしゃいませー、と行って、席まで案内してくれる。


 席に座ると、看板娘でありこのカフェーの経営者の娘である女給、苺屋かぷりこが注文を取りにやってきた。

「こんばんは、かぷりこ」

 わたしが言うと、かぷりこはため息をついた。

「こんばんは、じゃないぜ、ったく。自分の席から後ろのボックス席を振り返ってみなよ」

 振り向くと、そこには十王堂高等女学校の〈保健室登校〉生徒である金糸雀ラピスと、十王堂高等女学校の生徒会長、御陵初命(みささぎはつめ)が座って談笑していた。

「生徒が素行不良なのは大丈夫なのか、〈用務員先生〉さんよ」

「酒は?」

「いや、珈琲だけだ。でも、この時間帯にカフェーにいるのは、よくないんじゃないか」

「停学モノだよ、夜、カフェーで喫茶してるなんて。かぷりこ、ありがとう。注意するよ」

 人差し指を立てて「しーっ!」と言うかぷりこ。

 黙って談笑を聞いてみろ、ということだろう。

 仕方ないなぁ。

「じゃ、とりあえずビール、パイントで持ってきてね」

「はいよ」

 奥のビールサーバーまで移動するかぷりこ。

 席にわたしは残された。


 聞き耳立てるのは好きじゃないけど、聞いてみるか。

 ラピスちゃんは水館の門下生でもあり、一方の生徒会長の御陵さんは長良川江館の門下でもあるのだ。

 どんな話をするのかに、興味はある。




「こにょまえは大変にゃったのにゃ、御陵ぃ」


「わちきに言われても困るわ。〈絵葉書屋〉の武久現、飛んだ食わせ物だったわね。それはわちきにもわかるけれども」


「にゃたしたちは難しい立場にいるのにゃ。電脳遊戯をたしなむ者でありにゃがら、〈水兎学派〉でもある」


「先の〈革命〉では、浪士が主に活躍したはず。……主家を離れ、禄を失った武士。また、仕える主家をもたない武士。それが〈浪士〉なのは知っての通り」


「革命での水兎学派の〈退魔士〉のほとんどは浪士だった、という説があるのは、にゃたしも知ってるのにゃ。水兎学派は〈仕える身でなくても戦える〉のは確かにゃ」


「そうねぇ。わちきも、水兎学派で重要なのは〈退魔士〉であるという〈事実〉だと思っているわ」


「『対魔性治安維持組織』が退魔士にゃのにゃー!」


「対魔性だったものが、いつの間にかまつろわぬもの、すなわち〈土蜘蛛〉も〈魔性〉に含めてしまう、という政府の方針に、わちきは納得いかないけれども、ね」


「『対魔性治安維持組織』が『人間』を『反乱分子』だから殺す時代になってしまったのにゃ。退魔士は、人殺しの組織ににゃってしまったにゃ」


「『電脳は悪』と、学校では習うわね。でも、電脳遊戯をいつかはクリエイトしたいわちきたち。スタンスが決まる前に土蜘蛛討伐の責務が今後生じてくるかもしれない」


「困ったにゃぁ」




 かぷりこが運んできたビールを飲みながら、わたしは、電脳のゲームを開発したいと望んでいるらしいこの二人の言っている内容に耳を傾けてしまっていた。

 言葉に、引き込まれたのだ。

 そして、彼女らの難しい立場も、垣間見た気がした。


 そう。

 退魔士は、土蜘蛛を討伐する組織となった。

 それは、革命後の話であり、もとは、魔性を討つ任務を課せられていたのが水兎学派の退魔士たちであって、それがいつのまにかアヤカシではなく人間であるまつろわぬものの〈調伏〉も行うことになった。


『調伏』とは、調和制伏という意味の仏教用語だ。

 内には己の心身を制し修め、外からの敵や悪を教化して、成道に至る障害を取り除くこと。

 及びそのための修法、と辞書にはある。


〈教化〉。

 水兎学派を学ぶ理由だ。

 そして、実践がある。

 今の退魔士が行う調伏は、革命を達成した〈現政権〉を〈成道〉と見做さないと、出てこない発想でもある。



「あいつら、いろいろ考えてるじゃんか」

 わたしはビールを一気飲みする。

 おかわりを注文し、しばし、ラピスちゃんと御陵さんの会話を、席の後ろから聞くことにした。


「酔うわぁ」


 言った途端、かぷりこにトレンチで叩かれたのは言うまでもない。


「酔うのもいい加減にしろ。自分に酔ってるんじゃないか、壊色?」

「確かに、ね」







 小間使いに通された寝室には、政治結社・黎明派の首領、吉野ヶ里咲が畳の上に敷いた布団の中で呻いていた。

 園田乙女に頼まれた次の日。

 さっそくやってきたわたしと盛夏だった。


「失礼致します」

 盛夏が先に寝室に入る。

 続いて、わたし。


 氷枕をどかして、吉野ヶ里咲は、

「鏑木先生、それに夢野くんも。ありがとう。くだけた調子で良いよ。我々の仲じゃないですか」


 夢野くん、か。

 偉くなったものね、吉野ヶ里咲。


「鏑木先生だなんて。退魔士は時代遅れの人斬りですよ。それよりも吉野ヶ里先生、激しい頭痛が止まらないと耳に挟みましたが、それは本当のことなのでしょうか」


「本当なのですよ、鏑木先生」


「探知はした、壊色?」


「なにかの〈抜け殻〉を感じる。生命が尽きたあとの残滓が、〈視える〉わ」


「なるほど、ね」


 吉野ヶ里咲は、驚く。

「これだけで、なにかお分かりになられたのですか、鏑木先生。夢野くんも、なにかを掴んだのですか」


 わたしは答える。

「わたしはちっともわからない。解釈をするのは盛夏だから。わたしは、こいつの〈瞳〉を代行しただけよ」



「コノコさん。ちょっとこっちに入ってらっしゃい」

 盛夏は、寝室の外で待機している朽葉コノコの名前を呼ぶ。



 コノコが入ってくると、吉野ヶ里咲は満面の笑みを浮かべる。

「ああ、この娘が、朽葉コノコさんですか。過去のことは、忘却しました。今はあなたに期待しています。いえ、もとからあなたには期待していたのですよ」

 わたしがくん付けなのに対して、コノコちゃんはさん付け、か。

 それがなにを指し示すのか、わたしにはわからないけれども。


「そんな話、聞きたくないのだ!」

「ええ。忘れましょうとも。では、鏑木先生」

「鏑木盛夏で、結構です」

「それでは、改めて。鏑木さん。わたしは頭痛がし始めてから、悪夢にうなされています。〈土蜘蛛〉からの妨害だ、と考えておりますが、実際はどうなのでしょうか」


「壊色とコノコさんはここ、黎明地区のどこかで同じく激しい頭痛を起こして寝込んでいるひとがいるから、探してきて。その家は壊色の〈銀色の瞳〉のセンサーにひっかかるから、すぐわかるはずよ」


「鏑木さん。土蜘蛛は危険なのです。長らく魔性を使役していると、幻魔作用により自らも魔性の者となる……」



「お気になさらず、今はゆっくりお休みください、吉野ヶ里先生」



「それじゃ、行くのだ、用務員先生!」


「もう、用務員先生っての、やめて。コノコちゃん」







 黎明地区を歩くと、比較的大きな屋敷から、反応は出た。

 その屋敷には、「お柳」と「凪」という、女性カップルが寄り添い、住んでいた。

 声をかけてから、垣根を越えて、庭へ。

 凪はうろたえていて、助けを求めていた。

 お柳さんは、寝込んでいた。

 わたしの〈瞳〉は、お柳さんを〈感知〉する。


「魔性……なのか。コノコちゃん、盛夏を呼んできて」

「わかったのだ!」


 走って吉野ヶ里邸まで向かうコノコ。

 十分もしないで、コノコは、帰ってきた。



「戻ってこい、とのことだったのだ」


「ん?」


 ゆっくりと歩いてくる鏑木盛夏。

「わからないひとね、壊色。『お柳』さんは、柳のアヤカシよ。そこの凪さんも、アヤカシよ。でも、危害を加えない方々ね」


「どういうこと?」


 盛夏は説明する。


「吉野ヶ里が命令を下して、黎明地区の、ほら、そこに緑地帯があるでしょう、その緑地帯の「ナギの樹」と「ヤナギの樹」が絡み合っているのを、切らせたのよ」


「ナギ」と「ヤナギ」、か。


「絡み合うのを『連理』状態、と呼ぶわ。『連理』は、交わりの状態に似ていて、エロティックさを嫌うものには穢れに見えるのよ。吉野ヶ里は、連理を見て、自らハサミで絡み合う二本の枝を切り離した」


「ああ、それでその樹の〈魔性〉である二人に影響が」


「柳の樹は弱っていたのが、連理を解かれて、さらに弱ってしまったのよ。人間で言えば、精神的に弱った。吉野ヶ里が寝込んだのも、同根ね。呪いみたいなものよ」


「で。どうすりゃいいのさ」


「吉野ヶ里に頼んで緑地帯の柳を斧で切り倒せ、って言ったわ」


「お柳さん、死んじゃうのでは?」


「切った柳を棟木に使って、お堂という結界をつくる。そのお堂に、「ナギ」と「ヤナギ」の幹を納める。そうすれば、治るわ」



「え? 話、信じていいの?」

 わたしは戸惑った。



「これには由来があるわ。『三十三間堂棟木由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)』っていう古典からの由来が、ね。帰りに図書館にでも行ってみなさいな、壊色」







 今回のオチ。


 急遽つくらせた、幹を納めたお堂で鏑木盛夏が護摩をたいたところ、吉野ヶ里咲もお柳さんも、健康体に戻ったのである。

 土蜘蛛とは関係なく、〈魔性〉は、普通に帝都にも紛れ込んで生活している、ということがわかった一件だった。



 むしろ、気になったのは、吉野ヶ里と朽葉コノコもまた、知り合いであった、ということである。

 お嬢様学校だから知り合いであってもおかしくないだろう、とは、〈思わなかった〉わたしは、正しかった。



 だけど、コノコと咲の関係性のお話は、今回とはまた別件である。





 盛夏に言われ、わたしは図書館で古書を漁った。


 疲れながら、

「ウィスキーが飲みたいー」

 と、帰宅後、下宿でぐだったところ、貫通している穴から顔を覗かせた隣の部屋の鴉坂つばめちゃんに、

「あんたは壁の修復のこと、考えなさいよ!」

 と怒鳴られたのだった。


「修復魔術とやらは?」

 と、わたしは聞いてみた。


「普通に直せって、やくしまるななおに凄まれたわよぉー!」

 つばめちゃんは叫び、筆記用具などを空いた穴からわたしの部屋に飛ばす。


「壁の修復かぁ。ふふん。このわたし、壊色お姉さんの日曜大工の腕が鳴るわね」

 と胸を張ると、

「ウザ! 壊色、ウザ過ぎッッッ!」

 と、さらに叫ぶつばめちゃんなのだった。



 ああ、もう。




〈了〉

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