第2話 スケルトン、家を出る

「兄貴、スケルトンにさわると、そいつもスケルトンになるんだ。これはそういう呪いなんだよ。はじめに説明するのを忘れてた。ごめん」

「ごめんで済んだらお巡りさんはいらねーんだよ! どうすんだよこれ! 俺までスケルトンになっちまったじゃねーか! エロ本買いにコンビニにも行けねーだろ!」

「兄貴、少し冷静になれよ」

「これが冷静でいられるか! くそッ!」


 太一は自室のドアを開けて室外に出た。

 すぐそこには、一階へ続く階段が見えている。


「どこ行くんだよ、兄貴!」

「ピーちゃんのとこだよ!」

「ピーちゃんになにする気だよ!?」

「殺される覚悟で殺してやるんだ! じゃないと俺の気が済まねー!」

「ダメだって兄貴! マジで殺されちまうんだぞ!」

「はなせ、里奈! もう誰も俺を止められねーんだよ!」


 太一と里奈は、階段の上り口でくんずほぐれつ言い合いとなる。

 そんなことを続けていると――。


「ちょ、わッ!」


 里奈が足を滑らせてしまい、階段を転げながら落ちていく。

 その途中で頭蓋骨がコロンと分離した。

 階段下まで落ちると、里奈の全身の骨はバラバラになってしまった。


「里奈! 大丈夫か! バラバラ事件だぞこれ!」

「と、とりあえず生きてるみたいだ……」


 太一が慌てて階段を駆け下りると、里奈の頭蓋骨はカタカタと口をひらいた。

 さすがスケルトン。

 バラバラになっても生きていた。


「ふぅ~、ビックリさせやがって」


 太一は里奈の骨をリビングに集め、そこで骨格をつなぎ合わせることにした。

 両親は胡散臭いNPO法人に所属しており、遠い外国でなにかをやっている。

 ゆえにこの騒ぎがバレることもない。


「この太いのが大腿骨だよな……でも右足か左足かわかんねーぞ……」

「兄貴、左右のあばら骨とか区別がつくのかよ?」

「いや、全然わかんねー」


 設計図があるわけでもないし、バラバラの骨を組み立てることは不可能に近い。

 太一は自身の骨格を参考にしようとしたが、見えるところは限られていた。

 パソコンで骨格画像を検索するも、画像が小さくてよくわからない。

 だから太一は思い切った行動をとることにした。


「よし、里奈、出かけるぞ」

「出かけるって……どこに行くんだよ?」

「学校だよ、学校。うちの学校の理科室にはな、人体骨格模型があるんだ。それを参考にして、おまえの骨格を組み立てる」

「誰かに見つかったらどうするんだ? 大騒ぎになっちゃうぞ?」

「こんな深夜に出歩く奴はそういないって。だからちょっとの間、我慢してくれよ」


 太一は燃えるゴミ袋の中へ、里奈の骨すべてを押し込んだ。

 そして上下のジャージに着替え、目だし帽を深くかぶり、出かける準備を整える。

 だがその前に、確認しておかねばならぬことがある。

 リビングの収納棚の上に置かれた金魚鉢。

 太一はそこへ向かい、にっくきピーちゃんを覗き込む。


「おい、ピーちゃん。俺の声が聞こえるか」

「聞こえてるよ」


 水面からプカプカと口を出し、クソ金魚はあどけない少年の声を発した。

 この体長三センチばかりの金魚もどきは油断ならない。

 先刻までの穏やかな日常を、耐えがたい非日常へ変えた元凶がこいつなのだ。


「おまえは金魚すくいのとき、わざと俺にすくわれたのか?」

「そうだよ。里奈ちゃんに近づくためには、好都合だったんだ」

「なぜ、里奈に狙いをつけた?」

「それはただの偶然だよ。お祭りのあの日、君の近くに里奈ちゃんがいたんだ。『あのバカ兄貴、一人で金魚すくいしてる』って、友だちと話してたね。それでボクは君のポイの中に飛び込んだのさ。死にかけた金魚もすくえない、へたっぴな君のポイの中にね」


 ピーちゃんは悪びれた様子もなく水中でくるりと回った。 

 今すぐ焼き魚にして、ネコカフェに放り込んでやりたいところだ。

 しかし、太一はその気持ちをぐっとこらえることにした。

 まだ訊かねばならぬことがある。


「スケルトンの里奈にさわったら、俺まで骸骨になったのはどういうわけだ?」

「それはかつての魔法少女たちの呪いだよ。スケルトンに直接肌でふれてしまうと、呪いが伝染してしまうのさ」

「俺も渋谷スクランブル交差点に行って月の光を浴びれば、人間に戻れるのか?」

「戻れるよ。でも、全身の骨に月の光を浴びる必要があるけどね。ちなみに、それを実行したおバカさんは、これまで誰一人としていないけど」

「なんで呪いの解除場所を渋谷スクランブル交差点に設定した? ふざけてんのかおまえ」

「限りなく不可能な、呪いの解除方法にしようと考えたんだ。それはある意味、呪いに対する敬意というやつだね。じゃないと、スケルトンになった魔法少女たちが浮かばれないもの」


 偏差値三十以下の太一には理解できなかった。

 理解しようとすればするほど、数学の授業を受けているかのように頭が痛くなる。


「話はこれぐらいでいいかな? ボク、なんだか眠くなってきちゃった」

「ああ、できれば永遠に寝ててくれ、このクソ金魚。あばよ」


 眠たそうにあくびを見せるピーちゃんをよそに、太一はゴミ袋を持って家を出た。

 住宅街の中はしーんと静まり返っており、人っ子一人姿は見られない。

 夏休みもはじまり蒸し暑い夜だと感じるが、汗ひとつかくことはなかった。


「兄貴、気をつけろよ」

「わかってるって、心配するな」


 ゴミ袋の中からひそひそと気遣う里奈。

 慎重に、それでいて足早に、学校に向け歩を進める太一。

 住宅街は難なく通り抜けた。

 シャッターの閉まった商店街もたやすく突破した。

 もうすぐ太一の通う学校、『桃色吐息学園』にたどり着く。

 そんなとき――。


「君、ちょっと待ちなさい。こんな時間になにをしてるのかな?」


 キコキコと自転車の音が聞こえたかと思うと、背後から声をかけられた。

 太一は帽子のツバで面相を隠すようにして、チラっと後ろを振り向く。

 するとそこには、自転車にまたがるお巡りさんがいた。

 あろうことか早くも世紀の大ピンチが訪れた。


「さ、散歩の最中です……」


 お巡りさんに背を向けたままでうつむき、太一はそうごまかした。


「ゴミ袋を持って散歩をしているのかね? それに燃えるゴミの日は明後日だよ?」

「そ、そうじゃなくて、ゴミを拾いながら散歩してるんです……。俺って偉いでしょ……?」

「君、なんか怪しいね。ちょっとこっちを向いてもらえるかな?」


 むろん、顔を見られると一発でアウト。

 スケルトンであることがバレてしまう。

 だが太一はこの窮地を乗り越えるため、あえて己の姿を利用する。


「お巡りさん、こんな話を知ってますか? 昔この近くで、殺人事件があったんですよね」

「殺人事件? この近くでそんなことあったかな?」


 お巡りさんが疑問に思うのは当然だ。

 太一が記憶する限り、ここ十年、三丁はなれまで殺人事件など起きたことはない。

 幼女が一人歩きをしても安心安全。

 それがこの町内が掲げるスローガンである。

 でもまあ、それはどうでもいいこと。

 太一は怪談話の語り手のごとく声を低くし、戦略を続行することにした。


「お巡りさん、それがあったんですよ。イケメン男子がメンヘラJKにめった刺しにされて殺されたんです。それはもう悲惨な事件でしたよ。内蔵までぐちゃぐちゃの、ネギトロ状態。駆けつけた警察官までゲーゲー吐くほどにね。その殺されたイケメン男子の幽霊が、今も出るらしいですよ」

「ま、まさか……幽霊なんているわけが……」


 幽霊否定派発言をするお巡りさんだが、その声色は怯えに満ちていた。

 そんな彼にリアルの恐怖劇場を披露する。


「その殺されたイケメン男子の幽霊ってのが――」


 太一は帽子を外し、


「俺なんですけどね――」


 すーっとお巡りさんに振り向いた。

 そして首をいっぱいにかたむけ、効果的にケタケタと笑ってみせた。

 深夜の寂れた街角に、鳴子のような乾いた打音が不気味に木霊する。

 すると――。


「で、出たああああああああああああああああああああああああああああ!」


 近隣住民が飛び起きそうな絶叫を発し、お巡りさんは踵を返し逃げていく。

 警察官とは思えない見事なリアクションだが、ひとまずピンチは脱した。

 里奈もゴミ袋の中からほっとため息をついている。

 ほどなくして、学校までは無事にたどり着くことができた。

 侵入経路としては、外階段を上って屋上出入り口からとなる。

 一部の生徒しか知らないが、屋上扉の鍵が都合よく壊れているのだ。

 そこから校内へ立ち入り、理科室へ忍び込むことにも成功した。

 室内は真っ暗ではあるが、スケルトンのせいか薄暮色ほどの視野がある。

 あとは人体骨格模型を参考にして、里奈の骨を組み立てればいいだけだ。

 太一がその準備に取りかかろうとしたとき――。


「今、物音が聞こえたようだが、そこに誰かいるのか?」


 理科室のドアがスライドし、懐中電灯を片手に室内を覗き込む者がいた。

 太一には聞き覚えのある女性の声だ。

 それどころか、いやというほどこの声に怒られた。

 その正体は二年A組、太一の担任、折原律子先生である。

 夏休みにイタズラを働く悪ガキを想定してか、深夜の校内巡回をしているらしい。

 それはさておき、緊急事態が発生した。

 太一は物音を立てないようにジャージを脱ぎ、全裸のスケルトンとなる。

 そして実験台の下に衣服と里奈の骨を隠し、人体骨格模型の隣に立った。

 太一がとっさに思いついたことは、人体骨格模型になりきることである。


「誰かいるなら返事をしろ。生徒であろうがこれは不法侵入だぞ」


 懐中電灯の光をあちこちに照らし、律子先生は理科室の中を調べはじめた。

 背中まで伸びるロングヘア、そして白衣が彼女のトレードマーク。

 切れ長の瞳は眼光鋭く、このアラフォー教師は生徒指導の教師より怖いと評判だ。


「………………」


 肺があるわけではないが息を押し殺し、太一は人体骨格模型を演じ続けた。

 間違っても、ここでくしゃみひとつすることは許されない。


「私の気のせいだったか。誰もいないようだな」


 実験台を縫うように調べ回ると、律子先生は理科室を出て行こうとする。

 それを見て、太一はほっとあばら骨を撫で下ろした。

 そんなとき――。


「へ、へ、へっくしょんッ!」


 あろうことか、太一はくしゃみをしてしまった。

 それもステテコを着たおっさんがするような、爽快感溢れる大きなものである。


「そこにいるのは誰だ!」


 むろん、律子先生が気づかないわけがない。

 彼女は懐中電灯を照らし、臆することなく近づいてきた。

 それでも太一は、人体骨格模型の振りをするしかなかった。


「こちらの方から、おっさんのようなくしゃみが聞こえたのだが――誰もいないな」


 太一の前で立ち止まると、律子先生はキョロキョロと周囲をうかがった。

 すると彼女はなにかに気づいたのか、こちらに向け懐中電灯の光を照らす。


「ん? なぜ人体骨格模型が二体に増えているのだ」

「…………………………………………………………」


 律子先生は、不可解とばかりに眉をひそめた。

 太一は息を止め、ビシっと起立の姿勢を保つ。

 そしてマジマジと見られること数十秒が経過。


「ふん、ほかの教師が持ち込んだのかもしれんな。しかし、なんと出来栄えの悪い人体骨格模型なのだ。頭蓋骨の容量がチンパンジー並みではないか。むしろこれは進化を逆行しているな」


 人類以下の骨格と判定を下され、腹立たしくはある。

 だがスケルトンである事実がバレなければいい。

 ゆえに太一は地蔵のごとき心境で、律子先生が立ち去るのをひたすら待ち続けた。


「誰もいないようだし、私の聞き間違いだったようだな。さて、そろそろ帰るとするか。夜更かしは美容の天敵。結婚もできずこのまま老いては、たまったものではない」


 独り言の多い律子先生は切ない心情を吐露し、ようやく出口へ歩みを向けた。

 絶体絶命の大ピンチにひやりとしたが、かろうじてやり過ごすことができた。

 太一もくしゃみが出そうな感はもうしない。

 そんなとき――。


「へっくち」


 あろうことか、今度は里奈がくしゃみをしてしまった。

 なんともかわいらしいくしゃみだが、事態はこの上なく深刻だ。


「やはり曲者がいたか! いいか、そこを動くな!」


 律子先生は実験台の下、音源の方へ光を照らした。

 もう里奈のバラバラ骨格が発覚することは避けようがない。

 ならば正直に事情を説明して、許しを請うほかはなかった。


「先生、待ってくれよ!」


 太一は後ろから律子先生の手をつかむ。

 しばしの静寂が理科室を支配したのち――。

 彼女はゆっくりと太一の方へ振り向いた。


「貴様、もののけか」


 律子先生は骨の手を振り払い、物怖じすることなくそう問うた。

 その刃のような鋭い眼光。

 スケルトンの太一ですら、金タマがキュンと縮み上がる心境となる。

 それでもこうなった以上、意を決して話しかけるほかはない。


「俺だよ俺、先生のクラスの青島太一だよ」

「青島だと?」

「この声に聞き覚えがあるだろ。俺はスケルトンになっちまったんだ」

「つねづね貴様はバカだと思っていたが、バカを通り越してとうとう人間を辞めたか」

「好きでこうなったわけじゃねーよ。これにはいろいろ事情が――って、やばッ!」

「おい青島、なにをそんなに驚いて――うッ!」


 太一は律子先生の異変に気がついた。

 彼女も自身の体の変化に目を丸めた。

 それは太一が手をつかんだことによる呪いの伝染である。

 頭髪、眼球、皮下脂肪、内臓にいたるまで、体表から順にすべてが消失。

 律子先生までもが、スケルトンのお仲間になってしまった。


「あ、青島! 貴様は私になにをした!」

「するつもりはなかったんだけど、呪いが伝染しちまったらしい……。ようは先生も俺と同じくスケルトンになっちゃったってことだ……。悪かった……」

「なにが悪かっただ! 謝って済むなら警察などいらん!」


 家を出る前に、里奈へ吐いたセリフをそのまま返された。

 律子先生が怒るのは当然として、ひとまず弁明が急がれる。

 だから太一はこれまでに起きた実情を包み隠さず打ち明けた。

 里奈がピーちゃんに騙されて、スケルトンになったこと。

 太一も呪いが伝染してしまい、スケルトンになったこと。

 それでも呪いを解く方法だけは残されているということを。

 すると律子先生は、獅子舞のごとくその不気味な口腔をガバっとひらく。


「バカも休み休み言え! ここは北海道だ! そして渋谷は東京だ! どこの世界に飛行機に乗るVIP待遇のスケルトンがいるのだ! おまけに渋谷スクランブル交差点で月の光を浴びるなど、まず不可能なことではないか!」


 これまた同じセリフを返された。

 なにはともあれ、この化け物の興奮を鎮めることが優先される。


「先生、ちょっと落ち着けよ。ギャーギャーギャーギャーわめき散らして、それじゃまるで発情したメスゴリラじゃねーか」

「うるさい! バカモノ!」

「ふごッ!」


 律子先生は骨グーパンを太一の横っ面に叩き込む。

 すると太一の頭蓋骨が部屋の隅にすっ飛んでいく。

 胴体の骨の太一は慌ててそれを追い、両手でカポっと頭蓋骨を首にはめ込んだ。

 頭蓋骨が分離しても胴体の骨を動かせることができるらしい。

 ひとまず太一は再度詫びを入れ、メスゴリラ骸骨の興奮を鎮めることに成功した。


「しかたない。スケルトンになったことは事実として受け入れるとしよう。それにいま貴様を責めたところで人間に戻れるわけでもないしな。それより貴様の妹の骨格を元に戻すことが先決だ。私が手を貸してやる」


 さすが理科の教師だけのことはあり、里奈の骨格は順調に組み立てられていく。

 左右対称の骨も利き腕から判断し、律子先生は微妙なちがいを見つけていった。

 最後に太一が頭蓋骨をカポッとはめ込み、里奈の骨格はつつがなく復元にいたる。


「あたいは、このバカ兄貴の妹、青島里奈です。先生、手伝ってくれてありがとう」


 少し緊張した様子で里奈はカタリとお辞儀した。


「私はこのバカ青島の担任、折原律子だ。ふん、兄とちがってよくできた妹じゃないか。しかし、これは困ったことになったな。人間に戻る方法の難易度が高すぎる。私の教師人生の中で、最難関の問題にぶち当たった気分だ」

「先生、俺にいい考えがあるぜ」


 太一は人差し指の骨をピンと立てた。


「青島、貴様の猿のようなその頭で、どんな考えがあるというのだ」

「今ここに、俺と里奈と先生、三人のスケルトンがいるよな? でも俺たちだけじゃなにもできねー。仮に変装して東京までたどり着けたとしても、渋谷スクランブル交差点でジエンドだ」

「なぜだ? その理由を言ってみろ」

「服を脱いで全身の骨に月の光を浴びる必要があるからだよ。そんなことすれば、ものの数分で大パニック、警察がわんさか駆けつけるぜ。人間に戻るどころか、ヘタをすれば殺されちまう。爆弾ひとつで俺たちは木っ端微塵だ」


 太一は拳の骨を広げ、爆弾が散る様を見せつけた。

 こちらの対応しだいでは、政府が早期解決を図る恐れがあるのだ。

 爆弾投下で木っ端微塵ともなれば、いくらスケルトンでも生きてはいられない。


「ならどうするというのだ。貴様の考えを簡潔に言ってみろ」

「先生、仲間を増やすんだよ。仲間のスケルトンを増やして、渋谷スクランブル交差点をジャックするんだ。そうすれば政府もうかつに手が出せない。騒ぎが大きくなればなるほど、政府も決定を下すのに時間がかかるからな」

「なるほど。あえて呪いの伝染を武器にするというのか。しかし青島、それは諸刃の剣でもあるのだぞ。ネズミ算式にスケルトンが増えて、収拾がつかなくなる可能性のほうが高いのではないか?」

「そうだよ、兄貴。先生の言うとおりだ。信頼できる仲間でもいねーと、そんなことは絶対に無理だって」

「いるんだなそれが。四十人ほどの信頼できる仲間がな」


 太一は剥き出しの歯でニカっと笑う。

 そして里奈と律子先生に向け、親指の骨をグッと突き出した。

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