第12話 薄利多売は自転車操業とも言いますのよ

 ブモーッ…

 朝は烏骨鶏が鳴き、日中はホルスタインが鳴く…修道院。

「おい、豚って油断するとイノシシに戻るんだってよ、豚からイノブタ、そしてイノシシと交配3世代で先祖返りって…危うい生物だよな?」

「……豚を飼うおつもりですの?」

 窓の向こうでファットマンが働いている睡眠時間3~4時間

(倒れるんじゃないかしら労働時間18時間超?)


「すいませ~ん」

 珍しい来客

「は~い」

 シスターアンジェラが玄関へ向かう。

 洗濯物を干している派手な下着ばっかりシスターベティは、テロテロ光るパンティ1枚だったからである。


 ドタタタタッ…

 バンッ!!

 ドアが荒々しく開いた。

「どーいうことですの?」

「どうしたシスターアンジェラ? 驚いたじゃねか…マザーの生理が止まっちまうぜ…ったく」

 バシッ!!

「そうですよ…シスターアンジェラ…はしたないですよ。初潮でもきましたか?」

 マザーキティ生理が不定期がシスターベティの後頭部を週刊誌で引っ叩く。

「コレはなんですの!!」

「あ~届きましたか…なかなかいい出来ですね」

「おーっ、コレで依頼すっか?」

『ホームページデザイン案』

 と書かれた書類に、シスターアンジェラがパプリカを持って笑っている写真前回の竣工式で撮った写真がデカデカと…

『丹精込めて作ってま~す』

わたくし、作ってませんわ作っているのはファットマン!!」

「いいんだよ~、どこにもが作ってるなんて書いてねェだろ? 詐欺じゃねぇよコレは」

 シスターベティがシスターアンジェラ叩きやすい形の良い頭の頭をポンポン叩く。

「そうですよ、悪気はないんですよ…このには…」

(事業? 営利団体ですの?)

「とにかくだ、ファットマンが作ってるなんて、うたったら…オマェ…売れるもんも売れねぇよ?」

「美少女JCなら売れると思いません?」

「嫌ですわ!! 学校で目立ちたくありませんわ、こんなことで」

「いいじゃねぇか、モデルだよ、広い意味でさ~、広告モデルから女優になるヤツもいるんだよ」

「シスターベティがやればいいじゃありませんか!!」

「それは…ちょっと…」

「マザーキティが、あからさまに嫌な顔をする。

「なんだぁ、その面は?」

「いやほら…どうみても…ねぇ? 農業やらないでしょ、この顔…股の間に生えてるキノコ狩るしか能がないって顔ですもの」

「誰のことだオイ!!」

 スクッと立ち上がるシスターベティ長身、貧乳、スレンダーが売りのS嬢

「ほら…パンティが下品…」また、そういうパンティが似合う顔

「マザーがやればいいじゃありませんこと?」

「オメェ…そりゃ…ただの農家になっちゃうじゃねぇか…その路線は競争率が激しんだよ…中途半端に整ってるからよ昔は美人、熟女AVのTOP10くらい~、野菜とマッチしねぇんだよな」

「はっ、私の生脱ぎパンティ熟女のぬくもりを付けたらどうでしょう?」

「キュウリとナスのときに検討だな…そりゃ」


 非営利団体と思っていた修道院が、まさかの経営に乗り出そうとしてる事実を受け止めきれない13歳であった。

 アーメン

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