賭け事
最近、わたしはあることにハマってしまったのです。それは、土曜日にある特定の教室で行われる、生徒主催の賭け事です。やることは簡単です。お金を払って複数ある切符と入場券(切符は物によりますが、一番安くて一枚1ドル、入場券は一枚5ドルです。)を買って、あとは中で賭けの結果を見守るのです。賭けが当たれば、切符の値段の2倍の金額の換金券がもらえます。続けるには、また切符を買う必要があります。そして、換金するためには、換金券を持って役員に渡します。そうすれば、換金証明書というものと、お金がもらえます。ちなみにわたしは、今までに500ドルぐらいは勝ちました。しかし、この賭け事自体、校則で禁止されてます。なので、バレたらいけないことです。ここで誰に賭け事を教えてもらったか、気になるところですよね。マーサです。わたしはここで、告白します。マーサ・ベレットが教えてくれました。彼女は誰に教えてもらったのかは言ってませんでした。
わたしの賭け事は、まさに成功の一途を辿っていました。しかし、事件は起きました。
わたしは、自分の部屋を整理していました。わたしは、賭け事で増やしたお金や、換金証明書を、どこにしまうか迷っていたのです。そしたらいきなり、扉がノックされて、ガラガラ声が聞こえてきたのです。ガーランド先生の抜き打ちが始まったのです。わたしは、急いで、それらを代わりの下着の中に包み込み、隠してやりました。ガーランド先生が入ってきたので、わたしは愛想よく対応しましたが、ガーランド先生は怖い顔で当たりを見渡し、不気味な笑いを浮かべながら、わたしにこう言いました。「隠し事をしてる人はいつも同じですよ。」そんなことを言った後に、隠してた下着をすぐさま見つけ、わたしの悪事がバレてしまったのです。
わたしは、校則その18である博徒の禁止のため、罰として一週間、一年生の女子トイレ掃除を就寝時間の十五分前ほどからやらなければ、ダメになりました…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます