評議委員

 わたしは反省文を書き終わりました。そして、ガーランド先生に提出しに行きました。ガーランド先生は何食わぬ顔で反省文に、目を通して少し笑っていました。わたしの書いた内容が面白かったのでしょうか?わたしはそのあとリー、ミノリと共に給食を食べに行きました。きょうの給食は、とてもまずかったです!セロリの酢漬けにグリンピースご飯と味のないミートソースがついてきました!リーは、ミートソースだけ口にして嫌な顔をしてました。ミノリも、セロリの酢漬けをわたしにくれましたが、そもそもわたしは酢漬けが嫌いですし、セロリも嫌いです。

 私たちが給食を食べ終わる頃に、ダイルがわたしの名前を呼んで、走って私たちのところに来ました。なにかあったのか聞くと、「大変だ!とにかく大変なんだ!とりあえずきてくれ!」と、言うのですから私たちは急いで食器を片付け、ダイルについて行きました。するとロビーに着いたのですが、いろんな生徒たちが賑わっていました。どうやら、わたしの書いた反省文が掲載されていたようです。先生たちは仕事が早いと感心してしまいました。ミノリはひどい!と言っていました。

 しばらくすると誰かが「評議委員が来た!」と叫びました。ロビーの廊下の方から、二人の生徒が歩いてきたのですが、みんなその人たちに道を空けてました。アビーのことも確認できたのですが、逃げていきました。歩いてきた二人は、みんなに早く教室に戻れ、と指示していました。私たちも教室に戻ろうとしたら、わたしだけ呼び止められました。その二人の胸には緑のワッペンが付いていたので多分、二年生でしょう。その二人は、わたしに対して上から目線で注意したあと、委員長さんを呼んでいました。どうやら、一緒に来ていたらしいのですが、はぐれてしまったようです。わたしは、委員長さんがいないと言うことなので、見逃してもらえました。しかし、あの二人は特徴的でした。一人は黒髪でもう一人は赤毛だったのですから。

 あとあと聞いたのですが、評議委員は風紀を守るために、先生からの推薦で入ることができるみたいです。リー曰く、私たちは目をつけられたかもしれないらしいです。ミノリは、震えていました。相当、怖いのでしょう。私たちは、ご飯を食べる時も周りに気をつけなければならないようです。

 余談ですが、さっきベッドを綺麗にしてたら、無くしたはずのペンが出てきました!うれしいです。





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