クラウン先生

 お泊りをしてから一週間が経ちました。この一周間の出来事をまとめるとともに、前に話した歴史のクラウン先生について、詳しく話したいと思います。

 まず一週間の出来事ですが、給食がだんだん夏野菜の入ったものに変わってきたと思います。まだ、五月の中旬なのに。夏野菜はあまり得意じゃないので、残すかベンにあげます。あと、この一周間でマイクとの仲が深まった感じがします。特に休み時間などは、マイクと私で追いかけっこをしてます。すると、他のみんなが入ってきてもう大騒ぎになります!たまに、アビーも入ってきますが、その時は、わたしは本気で逃げます。その度に片腹が痛くなり疲れます。しかし、問題が起こりました。いつものようにマイクと追いかけっこをしていたら、ガーランド先生とダグラス先生が、廊下にたっていました。わたしもマイクも、その瞬間にあしが遅くなり次第に止まってしまいました。先生曰く、「最近、周りの生徒から廊下を走っている馬鹿者がいると聞く!」らしいです。私たちは何も言えなかったのですが、先生がしびれを切らしたのか、前々から見てたと言うのです!わたしとマイクは、しばらく怒られたあと、朝掃除の処罰を来週からやることになりました。これが今日の出来事なんです。

 話を変えて、クラウン先生の話になります。あの先生の担当授業は歴史です。わたしは、歴史を覚えるのは得意ですが、授業を受けるのは苦手です。つまらないですもの。それにクラウン先生の授業は、

群を抜いてつまらないのです!なのでわたしは売店で買ったアップルパイのお菓子を、机の中に隠して授業中こっそり食べていたのですが、ある時です。

いつも通り、こっそりお菓子を食べていたら、隣に座っていたリーが黒板を書いているクラウン先生に紙飛行機を飛ばしました。すると先生は、すぐさまこちらに向き怒った顔で、私たちを睨みます。わたしはちょうど、お菓子を口いっぱいに頬張っていたので、変な顔になってしまいました。もちろん先生はわたしの顔をみて、察した様な顔になっていました。わたしは静かに口の中のお菓子を飲み込み、リーに「なんであんなことしたの!」と手紙を書いたらリーは「これから面白いことになるよ。」と手紙を返してきました。何がしたいのか全くわかりません。とうとう頭のネジがぶっ飛んだのかと思いました。リーはまた紙飛行機をまた飛ばしました。すると先生は呆れた顔で紙飛行機を開き、「誰ですか?授業中にお菓子を食べてる人は。」と言いました。わたしはもうダメかと思ったのですが、クラウン先生は何もなかったかのように授業に戻りました。リーは驚いたそぶりを見せました。授業が終わると、リーは先生に呼び出されたので、わたしは爆笑してやりました。そのあと、リーに何があったか聞いたら、どうやらクラウン先生は友達を陥れようとしたり、媚を売ろうとする生徒は嫌いみたいです。逆にわたしのような、授業中にお菓子を食べる生徒は好きみたいです。変な人です。リーは罰として一ヶ月という期限のもと、自分の家族の歴史を調べて授業で発表しなきゃいけないらしいです。残念!!




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