ホームシック

 六時四十分。わたしにしては早起きです。

 わたしはあることに気づきました。昨日、寂しくなってお菓子パーティーをやりましたが、どうやらわたしはホームシックになったようです。部屋にはわたし一人だけ。部屋を自分一人で使えて、十分だと思いましたが、とても寂しいです。よるは特に。

 昨日の夜はとても楽しかったです。リーもミノリもそう言ってました。しかし、わざわざ売店までお菓子を買いに行がなければならないし、就寝時間が二十一時なので準備やら時間の管理はめんどくさいです。ちなみに売店は十九時までやっています。場所は一階にあります。昨日はなんとか買いに行けましたが、こんなのを毎日やっていたら、不健康ですしお金も仕送りが一ヶ月に1回なので持ちません。だから昨日のようなお菓子パーティーは出来て一週間に一回程度です。でも、そうしたらわたしは寂しさでどうにかなってしまいます。慣れるまで我慢もできません。幸い、リーとミノリの部屋は廊下に出て正面なので、何かあったらすぐに行けます。隣の部屋の子はちょっと苦手なのでそういったことは考えてません。もうすぐ起床の時間になります。

 今日の朝ごはんは三人だけではなく、男子も加えて六人で食べました。わたしは、これが常習化すると思います。リーとミノリ、ベンとダイル、そしてマイクとわたしのこの六人で食べるご飯は朝昼晩、飽きません。とても楽しいです。わたしは、こういったときだけ、寂しさを和らげることができます。メニューにはチョコドーナツ2個とミルク、ヨーグルトが出ました。ベンは朝はあまり食べられないようで、ドーナツを一個、ダイルにあげてました。実は昨日もそうだったらしいです。しかし、夜はいっぱい食べてました。昨日の夜はすごかったですよ。チャーハンが出てきたのですがベンは大盛り三杯食べてました。リーはチャーハンにケチをつけてましたが…。ミノリやマイクは食べるスピードは遅いですが、ちゃんと完食します。リーとわたしは、食べ物の好き嫌いで残したりします。(食べ物を残すのは、この二人だけです)

 わたしたちは朝ごはんを食べ終わってそれぞれの教室に行きました。今日の一時間目の授業は歴史でした。わたしはまたつまらない歴史の授業を受けなければなりませんでした。ちゃんと授業は受けてますが、周りと話してないと続きません。わたしは、授業中にリーとミノリに、ホームシックになったかを聞きました。リーは特に何もないみたいです。それどころか学校生活を楽しんでいるみたいです。羨ましい限り。ミノリは神経質なのですが、今のところは問題ないみたいです。また、昨日のようなお菓子パーティーを近いうちにやりたいと言ってました。機会があったらやろうね!二人はわたしがホームシックになったのは、部屋が一人であるのとみんなと一緒に過ごしているからだと言います。わたしもそんな感じはします。リーとミノリは、わたしを気遣ってお泊りの予定を立ててくれました!とても楽しみです!(ちなみに今はクラウン先生というひとの授業を受けています。この先生に関しては、また後で書きたいと思っています!)

 四時間目がおわり、昼食を食べおわりました。今日の昼食はハムサンドと青豆のサラダでした。リーは青豆を全部取り除いていました。多分嫌いなのでしょう。もったいないのでわたしが食べました。あと今日は五時間目に体育の授業があるみたいです!これは楽しみです。わたしは、いまの自由時間にお泊まりに備えてお菓子を買ってきました。

 体育の授業は楽しかったです!わたしは体を動かすのが案外好きですし、最近は運動というものをしてなかったので、ちょうど良かったです。ただ、疲れましたが。体育の授業は女子だけでした。学校の付近にあるクラル門という、大きな門をくぐると森林公園が整備されていたのですが、そこの奥に競技場らしき場所がありました。今日はそこのグラウンドをランニング一周と、馬跳びしたぐらいで終わりました。あ、着替えはその競技場にある更衣室で済ませます。六時間目は美術でした。これも、わたしの好きな教科です。わたしとミノリは美術の時間、素晴らしい作品を作り上げました!リーはすごく真顔でしたけどね!美術は嫌いなのかな?

 今日の晩ご飯はハンバーグにスパゲティ、オニオンスープでした!味はしょっぱかったです。ベンは、あんなにしょっぱいものを何杯も食べていました。特にオニオンスープのおかわりはすごかったです。六杯目まで食べてようやく、顔が引きつってました。わたしは、最初の量でお腹いっぱいです。しかし、これから大きなイベントを行います。お泊まりです。学校のルールで、問題を起こさないためにもお泊まりは禁止ですが、二十二時以降は先生が見回りに来ないのと、うるさくしてなければ部屋に入ってくることは無いので、多分、大丈夫だと思います。予定では、二十一時ごろにある見回りで、点呼確認をします。この時は特に動きはありません。この点呼確認が終わりましたら、就寝時間のため、電気が消えます。電気が消えて、少し経ったらドアを開けて廊下を見ます。先生の気配がなかったら、そのまま静かにリーとミノリの部屋に行きます。完璧な計画です!もうすぐ、点呼確認が始まります…では。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る