三体 死神永生 下
中国SF巨編、これにてついに完結です。長かったですね。
下巻単体であらすじを紹介すると意味不明になるので、第一部からストーリーを振り返るかんたんダイジェストを作ることにしました。
〈三体1〉
・文革編
文化大革命で物理学者の父と妹を失った
そのメッセージを受け取ったのは、地球から四光年離れた星系に存在する三体文明です。三つの太陽がもたらす滅茶苦茶な公転によって、三体惑星は過酷な環境の中で長い間、文明の興亡を繰り返していました。
新天地を求めた三体人は地球侵略を決定します。
・現代編
ナノマテリアル研究者の
奇妙なVRゲーム「三体」の謎を解き明かした汪淼は、地球を目指す知的生命体の存在を知ることになります。彼は陽気な警官
〈三体2 黒闇森林〉
・現代編
地球文明をはるかに凌ぐ科学技術を持つ三体文明は、十一次元に折りたたまれた陽子サイズのコンピュータ、
思考が透明で嘘がつけないという三体人の唯一の弱点を利用し、国連は
四人目の面壁者に選出されたのは、女好きで無責任なただの社会学教授
・未来編
冷凍睡眠によって二百年後の未来に渡った羅輯は、発展した科学技術でユートピア化した未来世界を目にします。来たる終末決戦にも人類は楽観的で、自らの勝利を疑うことなく自由を謳歌していました。
同じく西暦時代からやってきた宇宙軍創設メンバーの
時を同じくして、羅輯は葉文潔から伝授された〈宇宙社会学の公理〉から宇宙の基本原則、黒暗森林理論を編み出します。絶望と混乱の最中、最後の面壁者はたった一人で三体文明と対決することになるのでした。
〈三体3 死神永生〉
・現代編2
面壁計画と同時に進められていた
計画の発案者
「われわれは、脳だけを送る」
・未来編2
三世紀後の未来。地球は三体文明と共存の道を進んでいました。しかし、程心のある行動によって二文明の関係は激変し、再び地球に危機が訪れます。
一方、終末決戦を生き延びて深宇宙を漂流する宇宙船〈藍色空間〉と追撃艦〈万有引力〉の両クルーは科学的にありえない奇妙な現象に見舞われます。四次元のかけら遭遇という奇跡によって接触を果たした両艦の船員たちは、母星の危機を知り、三体文明への復讐のためにとある決断を下すのでした。
・遠未来編
宇宙はどこまでも暗く広い暗黒の森でしたが、生命で満ち溢れていました。地球文明は新たな脅威〈第三の知的生命体〉から生き延びるために奔走することになります。生存へのヒントは、三体文明へ潜入した
一方、恒星間宇宙船〈藍色空間〉と〈万有引力〉のクルーの子孫は遠く離れた銀河で新しい文明を建設しており……。
時間軸ははるかな未来へ伸び、宇宙の終焉に辿り着きます。
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