クリムゾンの迷宮
元会社員、今は無職の冴えないおっさん藤木は、日本とは思えない異様な風景の中で目を覚まします。周囲は赤く染まる奇岩が連な、雨が降っていました。不確かな記憶を探り、自分の置かれた状況を探ろうとする藤木。手荷物のゲーム機には、「火星の迷宮へようこそ」という文字が表示されていました。
という感じで始まる本作。ジャンルはデスゲームものです。
集まった九人の男女は、ゲーム機の指示通りに行動し、それぞれ指定されたチェックポイント(CP)を移動していきます。
初めのCPには四つの分岐があり、それぞれ食料、サバイバルのアイテム、護身用の武器、情報が手に入るようになっていました。藤木はペアと共に情報を得るために進むのですが、序盤のここでもかなりの伏線が散りばめられております。
本作を初めて読んだのが数年前で、ステイホームのために中古で買い直して二回読んだのですが、初めから終わりまでぞっとさせられっぱなしでした。夢の国のキャラクターをパクったゲームの進行役、プラティ君や赤い迷宮がいい味を出しております。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます