AKIRA

 まず、漫画なのに大きくてびっくりです。だいたいA4くらいですかね。でかい。そしておしゃれ。本当に三十年前の漫画? と思いました。

 一冊千円なので、寂しい学生の財布と相談した結果、購入したのは一巻のみです。田舎の本屋にはぜんぜん売ってなくて寂しいです。


 2020年の東京オリンピック開催を予言したということでちょっとだけ騒ぎになったことから本書の存在を知りました。偶然でもドンピシャで当てたのはすごいです。

 かなり大きいサイズなので、どちらかというと絵を楽しむ漫画なのでしょうか。近未来的な都市の外観やバイクなど、昭和の雰囲気も残したSF的演出が好みです。旧市街地や廃墟の雰囲気も私のツボにはまりました。アニメで少しだけ映るアナウンサーの服にものすごく大きい肩パッドが入っていたところに時代を感じます。

 

 タイトルは「AKIRA」ですが、主人公の名前はアキラではありません。じゃあアキラって誰? となるのですが、一巻時点ではアキラなる人物は一切登場せず、一体何なのかよく分からない固有名詞として何度も言及されています。アキラはどうやら地下深くに封印されている危ない何かのようです。

 

 再アニメ化が決定されたとのことなので、公開されたら見に行ってみようと思います。

 

 


 

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