読書記録 Myノート

After Man

　作者はドゥーガル・ディクソン。スコットランドの地質学者、古生物学者です。

　本作は、五千万年後の地球に生きる生物を、生息地ごとに紹介する架空の生物図鑑です。

　空想生物の生態や体の形状、どの生物からどういう進化を辿ったのか、など、まるで本物のようにリアルな説明が載っており、奇書と呼ばれるのも納得の内容となっております。

　すべての生物には精巧なイラストがありますが、なかなかキモいです。

　キモさの中にも現存する生物の面影やリアルさがあって、まるで架空の世界の書物のようになっております。

　姉妹編に、「Man After Man」というものがあります。

　こちらは五千万年後の人類を図鑑にしたもので、キモさは段違いです。

　どちらも書店では見ることは少ないでしょう。「Man After Man」は、日本語版が絶版になっているため、アマゾンでは五桁の値段で売られております。欲しい……。