第2話鬼面隊方針決定

今日、12月1日ついに鬼面隊が結成された。


「それでは、どうすれば人員を増やせるか、誰か案がある人、挙手!」

「はい。」

「どうぞ。」

「これまでと同じようにSNSなどで集めつつ知り合いに・・・」


現在、鬼面隊集会所けん俺の自宅のリビングで総員9名での鬼面隊規模拡大についての総会を開いていた。


「それではこれで総会を終わります、解散!」


どうすれば今日決まった「目標100名」をクリアできるか、そんな事を考えていると。


「長門さんこのあと少しいいですか?」

「神楽さん、いいですよ。」

「ありがとうございます、実は10人ほど入隊希望の人が知り合いにいまして。」

「そうなんですか!助かります。」


この人は神楽雄(かぐらゆう)最初にこの鬼面隊に参加して資金面でも支援してくれた人で25歳の若さでそこそこ大きい会社の経営者らしい。

そして、鬼面隊幹部の一人。


「この後いろいろと話しておいた方がいいと思うのでついでに飲みに行きませんか?」

「いいですね、行きましょう、榊さんも一緒にどうですか?」

「私もいいんですか?」

「はい、同じ幹部同士飲みに行きましょうよ」

「それなら是非。」


彼女は榊遥(さかきはるか)彼女も神楽さんと同じように様々な方面から支援してくれていた頼れる幹部の一人だ。


「長門さん、今更なんですけど鬼面隊って結局何する部隊ですか?」


居酒屋に入り少しして榊さんが少し困った様子で聞いてきた。

確かに幹部である榊さんが知らないのは当たり前だ、何故か、それは未だに活動方針を決めていなかったからだ。


「それは、すいません、まだ決まっていませんでした。」

「「えっ!」」


俺の言葉に二人共驚いていた、神楽さんも決まっていないことを知らなかったらしい。

困ったどんな部隊にしよう、そう悩んでいると


「自警団とかどうですか?」

「榊さん、それいいですね、その地域を守る鬼みたいな感じでやれていけたら過去いいと思います、長門さんもどうですか?」

「おお、それいいね、じゃあその方針で鬼面隊を大きくしていきましょう。」

「来週の集会でこのことを総員に伝えときましょう。」


案外すんなり決まったので今日はこれでお開きにして各自解散した。

まだ不安もありつつも順調に進んでいることに少し楽しさを感じていた。



現在、鬼面隊、隊員数9名




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