第19話 班別行動は意見が多すぎて決まらない

前回のあらすじ




ちからくらべを終えて家路へ向かうフレンズ達。

疲れからか、不幸にも黒塗りのジャパリバスに追突してしまう。後輩をかばいすべての責任を負ったサーバルに対し、

バスの主、暴力団員ミライが言い渡した示談の条件とは・・・。





「待たんかいいいいいッ!」

トモカズが漆塗りを蹴り上げた


「なぁにが前回のあらすじだぁッ!いきなり危ねえネタ持ってくんじゃねえッ!消されんぞ!復活早々消されんぞ!」



「いや次回から最終章だからふざけるなら今しかないなと……ね?」


「ね?じゃねえんだよッ!…ってまて次回から最終章?聞いてねえぞそれ」


「そりゃあ今言いましたし、決めたのはこの話書いてる時だし」



「マジかよ…」





*本編始まります、あと次回から最終章です







「普通にあれだ、ピクニックとかでいいんじゃねえか?」

ゼロが言うとフレンズ達は心の中で


(((((ぴ…日苦日苦ピクニック…)))))



「あと最近はやってんだろ?ちからくらべとか」


(((((ち…血嘩羅苦羅米ちからくらべ…)))))




「あとは…」

ゼロが言いかけるが


「もういい、もうやめとけあいつら見てみろ、完全に血の気失ってらぁ」

トモカズが止めた


「あ?」


ゼロがフレンズ達を見ると…



「「「…………」」」

完全に固まっていた



するとヘラジカが手をあげた

「こうなったら力尽くで決めようッ!全員で戦い最後に立ってた者が決めるッ!これでどうだッ!」



「話をややこしくすんじゃねぇ戦闘狂ッ!ただてめえが暴れてえだけだろうがッ!」

トモカズが止めようとするが




ガタッ!

フレンズは全員立ち上がり戦闘体制を取る


「お、おいどうしたお前ら…そんなに血の気が多かったっけ?一期開始の時はそんなんじゃなかったよな?もっとこう…落ち着いた感じだったよな?」

トモカズが狼狽える


すると


「俺の予想だが、多分作者と主人公お前らのせいだろうな、もうあいつらは止められねぇ諦めろ」

ゼロがトモカズの肩を軽く叩いた


「そうですよ、だから責任取ってくださいね?トモカズさん」

ガシッ

かばんがトモカズの肩を掴む


「え、ちょ、かばんさん?目が怖いよ、顔は笑ってるけど目が笑ってないよ、ねえ」



うおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!


*大乱闘フレンズシスターズ開幕*





一時間後


「みなさん、喧嘩はダメですよ?」

気を失ってるフレンズ達の真ん中で



「無理矢理決めなくても自分達のやりたい事をやれば良いんですよ、ね?」


かばんがぼろぼろになったトモカズに向かって言った


「てめえ、普通人を武器にしてぶん回すやつが居るかあッ…俺を何だと思ってやがる…」


「丁度よく振り回せる武器?」

かばんが首を傾げながら言った


それを聞いたトモカズは意識を手放した








次回から最終章始まります

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