第18話 修学旅行の班別行動は中々決まらない

「というわけでお前らには休園日にやりたい案を出してもらう、見事採用されたやつにはジャパリまん1年分くれてやる」


トモカズがフレンズ達に語りかける


「いやどういう訳なんですか?」

かばんが突っ込む



「いやお前らこのくだり前回もやっただろ」

今度はゼロが突っ込む



「まぁなんだ色々あったんだよ、たまにはフレンズこいつらを休ませてやろうって話が出たんでな、かと言って客がいようがいつもやりたい放題だろ?だから別にいいんじゃねえかって言ったんだが」


そう言いながらトモカズが紙を出した

そこには

[フレンズさん達が満足できたら給料上げます、ミライより]


「だってよ」


((本当に金に汚いなぁ…コイツ))

ゼロとかばんが心の中で呟いた


「という訳だ、早く決めてくれ俺もう帰ってパチンコ行きて…」

トモカズが言いかけるが


「どこに行くって?」

いつの間にか包丁を手にしたかばんがトモカズの喉に突きつける


「い、いや…なんでもありません…」




「気を取り直して、何かやりたい事あるやつ居るか?」


するとコウテイが真っ先に手をあげた

「私を虐めてくれッ!縛りプレイでも何でもいいッ!私は受け入れるぞッ!さぁ、私に乱暴するがいいエ●同人みたいに」


「はい他なんかあるやつ」

トモカズはコウテイを無視した


「そうか放置プレイかッ!あぁ無視されるだけでゾクゾクしてムラム…」


「はいはいそこまで、これ以上は流石にアウト」

コウテイが何かを言いかける前にゼロが外に引きずり出した



「ハイハイッ!これなんてどう?」

今度はサーバルが勢いよく手をあげた



「狩ごっこなんて言ったらしばき倒すからな」


トモカズがそう言うと







スッ…

サーバルは無言で手を下ろした 


「全くお前らはダメダメなのです」

「ここは我々に任せておくのです」

今度は博士と助手が手をあげた



「はい次、他になんかある奴いるか?」


トモカズは二人を無視する

「「何故我々を無視するのですかッ!」」



「どうせ料理作れとかだろ?腹一杯食いてえとかだろ?分かってんだよお前らの考える事くらい、違かったら否定してみろよ、お?」


「「……チッ…」」

二人は舌打ちをした

「他なんかあるやつは居ないのか?」



「そろそろ俺も案を出してもいいか?」

いつの間にか戻ってきたゼロが手をあげた


「お前が案だと?また物騒な案を出す訳じゃねえだろうな」



「お前は一体俺を何だと思ってるんだ…」




「見た目だけはどっかの組長にしか見えねえ」

トモカズがそう言うと


((((確かに))))


集まったフレンズ全員が心の中で呟いた




続く

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