第14話 サブタイ考えるのめんどくさい
「……なんもやる事ねえなぁ…」
トモカズが机に顔を伏せながら呟いた
「最近暇だしよぉ…
するとかばんが
「いや何メタい事を言ってるんですか、そもそも何やろうとしてるんですか」
そう突っ込まれるとトモカズは何かを取り出した
「M◯nster Hunter、最近ハマってる」
しかしかばんが取り上げた
「何すんだこのヤロー」
「見回りでも行ってきたらどうですか?どうせ暇なら」
「…………」
トモカズはパーク内の見回りを始めたが
「なんでテメエまで付いてきてるんだよ」
何故かかばんまで付いてきていた
「いいじゃないですかたまにはこうして二人で歩くのも」
「あのなぁ……」
トモカズは何かを言いかけたが
「おい、前まであんな建物あったか?」
トモカズが指差す先には派手な見た目の建物が
「ああアレは最近アライグマさんが『アライさんも何かお店を出すのだ!』とか言ってゲームセンター作ってもらったらしいです」
「何勝手にやってんだよアイツ…それに作ったやつ誰だよちゃんと
「その
するとトモカズは頭を抑えながら
「あんのBBA…最近パークの経営傾いてんのアレのせいだったか…」
「で、でもお客さんは結構入ってるみたいですよ?」
「どうせフレンズ目当ての薄汚れた大人たちだろ?それにアイツがやってんだ、そんな大したもんはやってねえだろ」
そう言いながらトモカズは建物に入っていった
「入りますッ!丁か半かッ!」
そこにはグラサンをかけあぐらをかいたアライグマが小さな籠のようなものとサイコロを二つ持っていた
「丁か半かッ!さあはったはっ…」
トモカズが無言で飛び蹴りをした
「ったーッ!」
アライグマは吹っ飛んでいった
「何やってんだオメー、最近出番がないからってこんなセコイことしやがって」
アライグマは口を拭いながら
「へへ、流石はカズの兄貴や…」
「誰が兄貴だ」
「何話も戦闘してないさかい、体が鈍っちょると思ったが見事な飛び蹴りやで…」
「大体なぁ…こんな博打なんざ…」
「丁でッ!」
トモカズが声を張り上げた
「あんたがやってどうすんだーッ!」
今度はかばんがトモカズに飛び蹴りをした
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