第6話 ドッペルゲンガーには注意しろ

ここはさばんなちほーの屯所

「そっくりなやつを見かけただぁ?何言ってんだお前」

トモカズが口を開く


「だーからー!私とそっくりな子が居たの!」

バァンッ!

サーバルが机を叩きながら言った


「ったく、別に同じようなやつが居た所で不思議じゃねえだろ?またサンドスターがおかしくなってるとかそんなんだろ?どうせ」

トモカズは鼻をほじりだした


「だったら見てみてよ!連れてきてるんだから!」

するとサーバルは自分とそっくりだというフレンズの手を引っ張り連れてきた

その姿を見たトモカズは


「ッ!離れろサーバルッ!」


「え?」

木刀で貫いた

パッカァーン!


「え?どういう事?これって…」

サーバルが驚く


「ったく、テメエはセルリアンの区別もできねえのかよ…いや、確かにありゃ俺でも見抜くのが難しかったか…まぁいい、一体だけセルリアンが沸いてるとは考えられねぇ…山に行くぞッ!」


トモカズはスクーターのエンジンをかけて走りだした

「くそッ!どこもかしこもセルリアンだらけじゃねえかッ!今日も休園日で良かったぜ…」


スクーターを全速力で走らせあっという間に山に着いた


「さて、何でセルリアンが湧き出し……ッ…おいおい、なんだよこれ」

頂きに着いたトモカズが呟く

「何もおかしくなってねえじゃねえか…サンドスターが原因じゃねえのか?」

すると

「なんや、またワシのせいにされとるんか、ホンマ勘弁してほしいわ」

突然誰かの声が聞こえた

トモカズは周りを見渡す

「ここやここ、ここにおるで」


何か光る塊がトモカズの前に落ちてきた

「………何だこれ?」

すると光る塊は





「ワシやワシ、サンドスターや」

サンドスターと名乗り始めた





「お前喋れたのおおおおおおッ!」

トモカズは思わず叫んだ



「全く、何かあるたびサンドスターのせいサンドスターのせいや言うとりますけどワシなぁんもしとらんよ、勝手に君らが言うとるだけやで、ホンマ濡れ衣着せるの辞めて欲しいわー、まぁワシ濡れたらあかんのやけど」

すると光る塊は

「まぁ、これ以上ワシのせいにされたらかなわんからなぁ、一緒に解決したるさかい原因探そか、トモカズはん」


人の姿に変わった


「ま、君からしたらこの姿を見て動揺するかもしれんけどな」

その姿はトモカズの父親の姿になる前のスターと瓜二つだった

「…テメエ…」

サンドスターが

「とりあえず早く行こか、客もぎょーさん来よったさかいもたもたしとったらあかんで」

そう言うと二人の周りをフレンズ型セルリアンが取り囲む

「めんどくせぇ事になりやがったな…」

トモカズは木刀を構える

「ワシ戦うの苦手さかい、アンタに任せるで」

サンドスターは座り込んだ


「何やってんだテメエはッ!」




続く

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