【考えていること4】

2021/09/19


 詩織が人生初ACするところまでは書けました。とりあえず一つの目標を達成したことになります。しかし、まだまだ物語は続くので書き続けなければいけません。義務で書いているわけではありませんが、始めたからには終わらせる必要がある、という気持ちがあります。どうか最後までお付き合いください。


 私は「競プロって何ですか?」を何度も読み返しています。そして、読み返すたびに感じることがあります。それは作品の「薄っぺらさ」です。私は真剣に書いているのですが、どうしても作品が薄っぺらくなってしまうのです。「それが才能だよ」と言ってしまえば簡単な話ですが、それで済ませてしまうのはよくありません。一度ちゃんと考えてみたいと思います。


 「薄っぺらさ」はなぜ感じてしまうのでしょうか。何が原因で作品を「薄っぺらい」と感じるのでしょうか。原因をいくつか考えていきます。


 一つめは「内容の無さ」が原因だと思います。私は特にプロットを作らずにこの作品を書き始めました。つまり、行き当たりばったりに書いているわけです。行き当たりばったりの良いところは思いがけない話が書けることです。自分でも想像していなかった場所にたどり着ける場合があります。しかし、たどり着けない場合ももちろん存在します。それが行き当たりばったりの悪いところです。何も思いつかなければ内容が無い話を書くことになります。だからこそ、小説を書く前にプロットを作ることが普通なのだと思い知りました。


 二つめは「物語の起伏の無さ」です。日常系作品だからといって、何も起こらないのはよくありません。日常系作品だからこそ積極的に何か事件を起こして話を動かさなければいけないと思います。そのため、今回はパソコンが故障するという導入にしてみました。この導入は悪くなかったのではないかと自分では考えています。問題はその後のストーリーがイマイチ思い浮かばなかったことです。もっと何か良い案が出ればよかったのですが。


 三つめは「競技プログラミングの知識不足」です。私は競技プログラミングが好きではありますが、得意ではありません。解いた問題数もおそらくまだ500問くらいです。経験が浅いです。アルゴリズムも簡単なものしか理解していません。当たり前の話ですが、小説には自分が知っていることしか書くことができないのです。つまり、競技プログラミングの知識不足はダイレクトに小説の内容に影響します。勉強するしかないですね。


 四つめは「小説執筆の経験不足」です。私はまだ小説を書き始めて二年くらいです。書いた総文字数は三十万文字程度。圧倒的に少ないです。こればっかりは書き続けるしかない気がします。あとはたくさん小説を読みまくります。それしかありません。


 以上、作品の「薄っぺらさ」について考えてみました。具体的にどうこうの話はできませんでしたが、これからの自分のために役立てばいいなと思います。そして、もし同じく競プロ小説を書こうと思っている方がいたら、反面教師でもいいので参考にしてもらえたらなと思います。それでは、また。

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