第26話
快楽の波が押し寄せ、先ほどの量を遥かに超えるタケシノコダネが、マザーシップに覆いかぶさる勢いで噴出される。すると奇妙なことに、脳内にて不思議なビジョンが映像として浮かび上がる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんだ…これ。水色の塊が宇宙の中に漂ってるって感じなのかな? その塊にヒビが入ってるけど、見た感じ割れそうな気配はないな。…おっ! また、部分的にヒビが入って、欠片が一部空間に散らばって、どこかに消えゆく…何かの衝撃が加われば、壊せるのかな? …あっ! 今度は塊自体が動いて、自分の意思で割ろうとしているけど、割れないのがもどかしい!
《 壊したいなァ 》
ってか、コレ何を見せられてるの?
そう思い至った時には、映像は消えていて、実花さんが「おーい、武く~ん」と顔の前で手を振り、心配そうに見つめる。目の焦点がだんだんと合ってきて、実花さんと目が合う。
「だいじょうぶー? 気持ち良くなった後、魂抜けてたみたいだったよー?」
意識はあったけれど、実花さんには放心したように見えてたのかな。ちょっと恥ずかしい。
『あ、ああ…あまりの気持ちよさに、どっか行ってました…! ははっ…』
既に実花さんは、乱れを直しており付け入る隙が無くなっている。時間はまだあるから、アレを攻める時間は残されているはずだ。
半身から垂れた避妊具を外し、ウェッティーでキレイキレイにするが、溢れることを知らない若人のソレは、とどまることなくジワジワと湧き出す。
「ふふ、武くんったら、あんなに出したのにまだ出るのっ? 若いっていいねー!」
急に恥ずかしくなり、前を隠す。それでもジッと見る実花さんはイジワルだ。
『そんなにジロジロ見ないでくださいよ…立派なモンじゃないんですから…!』
成人男性の平均には及ばないサイズなので、女性にジロジロ見られるのは、本意ではない。
「ふふ…私も気持ち良くって、軽くイッちゃったみたい…!」
え…!? ということは、2日目にして、ベテランの実花さんを完全に気持ち良くさせる事が出来た…って事か? それは素直に誇って良い事だと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます