壮絶な話ですね。
イザクの、あくなき弟との約束に対する狂気じみた執念もそうでしたが、アガトの不殺の強烈な一発を以てして、交渉材料にする話の流れは手に汗握る展開でした。
それとアガトの考え方が、ユラとの触れ合いを通じて、ここにきて本当に変わってしまったなぁと感じる話でした。
(『死』を『逃げ』と捉える考え方とかは、まるっきりユラの影響のようですし、物事を宝物に例えることも……アガトって愛妻家ですね。笑)
作者からの返信
いつも応援ありがとうございます。
カラっぽだったアガトは、グレンに影響されて騎士道を志し、ユラに感化されて死と命の概念を知った。けれど、それは結局、他人の想いを自分の伽藍堂に詰め込んだだけなのかもしれません。
アガトくん、お見事でした。
心情的には、がむしゃらなイザクをいつの間にか応援していました。
ただ勝つべきは、いえ、勝ったのは、アガトくんだった気がします。
面白かったです。
作者からの返信
いつも読んでいただきありがとうございます。
決戦のイザクは、暴走しつつも一時アガトを圧倒するという形も考えたのですが、それで生き延びたら、物語の流れ的に違和感や不自然さが強くなるかなあと思い、薬飲む→アウトの流れにしました。