第31話 セコいことなら日本一さ

 その昔、セコロジーなる言葉が流行になったことがあります。

セコいで思い出すのは、ドラえもんの「お年玉ぶくろ」という秘密道具です。


「たけ」の節約型を使うと、節約すればするほどお金が出てくるというものでした。のび太は行き過ぎな感はありましたが、(鼻をかんだティッシュを乾かしてまた使うなど)現代社会に求められている大切な精神のように感じました。


 どうやっても直しようがないモノは買い換えるケースがあるかと思いますが、メンテナンス次第で寿命を延ばすことが出来ます。


 また、世にメンテ専用のグッズがあふれかえっていますが、思わぬものが効果を発揮し、費用がほとんど掛からないこともあります。


 ひとつおすすめなのが、ファスナーの滑りが悪くなったときの対策です。これにはロウソクが覿面てきめんです。ファスナーにそのままロウを塗りつけ、乾いた布で拭くとスルスル滑るようになります。


 モノの寿命を延ばせば、それだけ家計の出費も減ります。そしたら、自分の趣味やご褒美にもお金も回せます。


 自分でやるということが大事です。外注体質だと作業工程も分かりませんし、高額請求となったりします。これでは金銭感覚が麻痺してしまいます。


 草刈りなどそんなものは、行政にやらせればいいと奉仕の精神を忘れがちですが、税負担のほうが重くのしかかり、回り回って自分の使えるお金が減る方向にむかうような、そんな気がしないでもありません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る