第27話 竜骨の歪みが功を奏す

 野球ネタが続きますが、お付き合いください。

落合さんの著作にあった言葉で印象的な事柄がありました。


 野球ではよくダウンスイングを心がけるように言われますが、落合さんのバッティングはアッパー気味なのです。


 これは単に打者の好き嫌いとかその程度だと思っていたのですが、落合さんの背骨は若干右に傾いているそうなのです。ということは、大げさに言えば左脇が開いて右脇が閉じるような骨格だと言うことですね。


 なるほど、これなら右打者の落合さんは、この背骨の傾きの条件内でアッパースイングが向いているということになります。


 反対に、落合さんが左打者の場合は、ダウンスイングが良いということになりますね。


 ここからは僕の仮説ですが、どうやら右利きの人は右肩上がりになるようで、これなら往年の指導者がなぜしつこくダウンスイングを心がけるように教えてきたかが分かります。骨格上、右肩あがりの右打者なら振り下ろすのが無理のない軌道ですよね。


 そして右肩上がりなら、左打席に立った場合、アッパースイングが良い、となるのではないでしょうか。


 また新たな疑問が湧いてきましたが、左肩が上がり気味の落合さんは、もしかしたらもともと左手のほうが利き手だったのではないかと思えてきました。




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