第8話 歌は世につれ、世は歌につれ

 昭和後期・平成初期における、コメディや時代劇、ドラマ、アニメを思い起こすと、音楽の役割が大きかったように思います。


 ヒゲダンスはコミカルな動きもそうですが、BGMの軽快さがあってあそこまで人気が出たのでしょう。暴れん坊将軍の壮大なOP、カッコいいですよね。東京ラブストーリーの歌詞は思わず引用したくなりますし、999は大冒険の始まりを予感させます。


 いま、コントがテレビで流されることもめっきり減り、使われるBGMも過去のモノの流用だったりして、新たに音楽を作って花を添えることが少ないように思います。TVCMも懐メロが多いですね。


 バラエティ番組でBGMの選曲意図を探るのが好きですが、面白いと思いつつも新たな音の実験と言いますか、試みをドンドンして欲しいなとTV業界の方々に期待しています。

(空耳はそれ単体でひとつの音楽ジャンルを形成できると思います)



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