16話 ローラン様と初×××××
今日はローラン様が来る日だわ。
今は五校時の授業中。あと少しで終わる。運がいい事に職員会議があるとかで、6校時が無くなったのだ。ラッキー!
ローラン様はお昼過ぎから来ると、昨日シャベールお兄様が言っていたわ。
シャベールお兄様は今日はお休みだから、私と会う前にシャベールお兄様と会うと言っていたわ。お二人も積もる話もあるでしょう。
授業が終わり、帰りのご挨拶も済み、急いで帰り支度をしていると
「フレア様、今日は早く学校が終わるのでお茶でもして帰りませんか?」
キャロルからのお誘いがあった。
久しぶりにキャロルとお茶したいけど!
「キャロル様、ごめんなさい。今日は用事が有りますので帰りますわ。また誘ってくださいね。」
そう言うと、キャロルは残念そうに。
「残念ですわ。リーナ様たちと女子会をしようと思ってましたのに。」
女子会!?女子会と言えば恋ばなですね。
たまに、こんな日に女子会をしている。女の子って、本当に恋ばな好きですわ!
キャーキャー言ってます。凄い盛り上がります!若干周りに迷惑を掛けてる感じですが、ノーレン御姉様たちの下ネタトーク女子会に比べれば可愛いものですよ。 フッ。
私はその恋ばなを黙って聞いてますわ。
「女子会ですか。残念ですわ。」
「フレア様、また来週にでも女子会しましょうね!」
来週ね。了解ですわ。
「ええ。また決まったら教えてくださいね。」
そう返事し、私は家へと急いで帰った。
「ただいま帰りました。」
「おかえりなさい、フレア。ローランはシャベールと一緒に応接間にいますわ。」
お母様はメイドたちとお片付けをしてました。お母様は前も言ったと思うけど、メイド任せにはしない人。自分で率先して動くので、メイドたちにも信頼は厚い。その辺の貴族みたいに命令ばかりしてる人とは大違いです!もちろん私たちもそうです。基本自分の部屋は自分でお片付けをします。とは言っても、メイドの仕事が無くなるので、月に一回だけだけどね。
話が逸れてしまいました!
「分かりましたわ。ありがとうございます。」
私は急ぎ部屋へ行き、着替えを済ませ応接間に向かった。
コンコン
ドアをノックし
「フレアです。」
「フレアか。入りなさい。」
シャベールお兄様の返事で部屋に入ると、ローラン様が笑顔で迎えてくれた。
「フレア、2ヶ月ぶりだね!淋しかったよ。」
ローランは立ち上がり、私をぎゅっと抱き締めた。
はっきり言って周りから見たら、身長差があるので襲われているようにしか見えない。
あっ!身長だけど、136センチに伸びました!因みにローラン様は2センチ伸びて194センチです····。
おっぱいの方も無事に大きくなりました。周りの子よりはあります!10歳でボヨンとあります!ふふふ。
「ローラン様、苦しいですわ。」
ローランの腕の中でたじろぐ。
「ごめん!ごめん!つい嬉しくて。」
そう言い、腕を溶く。そして座るように促した。
その時にシャベールお兄様の顔みたら、苦笑いしてました。
「お邪魔虫は退散するかな。」
シャベールお兄様が席を立ち上がる。
「シャベールお兄様、お話はもうよろしいんですの?まだでしたら、自分の部屋で待ちますわ。」
「いや、終わったからいいよ。じゃあな、ローラン。また話そう」
「おう。」
シャベールお兄様は、ローラン様の返事を聞くと部屋から出て行った。
そこからは二人きり。
「ローラン様、お変わりはありませんの?」
「ああ。また盗賊どもが出て、その討伐とかでバタバタしたけどね。」
盗賊ですか!?お怪我がなくてなによりです!
「それよりフレア···君に触れたい。」
かなり熱い目で見られてます!最近は結構、遠慮なしにきます!困る~!
取り敢えずエロ方向にいかないように
「では手を繋ぎましょう」
冷や汗掻きながら、そっとローラン様の手を握った。その手をぎゅっと握り返してきて·····
顔が近づいてきておりますわ!逃げようにも、目でロックオンされてます!
応接間でこんなこと!
咄嗟にローラン様の唇におでこを突ける。所謂、おでチューです。
ローラン様は驚いた顔をし、クスリと笑う。
「フレアの部屋に行こう。」
なぬ!今の状態で行ったらヤバいよね?
実は手紙で、もう少し先エロことをしたいと、書いてあった。もう少し先のエロって何?そんな事にお伺いをたてるローラン様は可愛いと思いましたが、
怖い~!!
なので目的がわかってるので、素直に「うん」と言えない私!
「お話ならこの部屋でしたいわ。もっと辺境での事を聞かせて下さいませ。」
若干笑顔がひきつりながら言った。
「では、君の部屋でゆっくりお話しよう。」
ローラン様はニッコリ笑い、私の「この部屋で」の言葉をスルーし、私を横抱きにしてそのままスタスタと歩き私の部屋へ行った。
ぎゃ~!
私はジタバタと足を動かしたが、ローラン様の腕から降りるのも、足止めするのも無理でした····
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「フレア、ドアノブをお願いできるかな?」
私の部屋の前で、ローラン様は私を抱っこして両手が塞いでいる為私にお願いをしてきた。
「·····」
「早くフレア!」
楽しそうですわね。自分の危機を感じておりますわ。
仕方なしにドアノブを回す。
ガツッ!
ローラン様が、ドアノブを回した反動でドアに隙間ができ、すかさず靴先を入れドアを開けた。
···ローラン様はしたないですわ···
しかも足でドアを閉めましたわ···
ローラン様は私をベッドに降ろした。
べっ、ベッドー!普通ソファーではありませんの!ローラン様!
「フレア···会いたかった···」
私をぎゅっと抱き締める。
「フレア不足だよ。充電させてね?」
疑問符ですよ!そして私の顎持ち上げ、そっとキスをした。
最初は軽くちゅっ!次は軽く下唇を吸うってちゅっ!次は唇を貪るようにちゅ~~!!
野獣になってます!ローラン様!
「ん····ん··」
ローラン様は角度を変え何度も貪ってくる。
こんなローラン様は初めてです!今、喰われる感ありありです!
「ぷはあ。ハアハア」
やっと離してくれました。
ですが、色欲を篭った目をして
「もう一度···ね?」
「えっ!?」
すぐまた唇を貪ってきた。今度は舌を入れてきたー!
ローランさんや、いきなり進み過ぎてないかい?もう少し先のエロをしたいと言っても!10歳児にベロチューかますとは!なんてことしてるんですのー!ローラン様!
しかも背中をさわさわとイヤらしい手つきで触ってくる。
私の舌を吸い、口の中を自分が思うように蹂躙してくる。
···これは返した方がいいのか···。前世の記憶でディープキスのお返しをしそうになるが、
はっ!今のは10歳の女の子!下手に返したら手慣れるって思われる!
知らないふり!知らないふり!
思う存分口の中を犯されて、やっと唇を離す。その時に唾液の糸を引いていて、それを見て『卑猥』と思った。
「ハアハア、ローラン様いやらしいてすわ!舌まで入れるんて!」
涙目で怒る。
「ごめん。フレアに触れたら我慢出来なくなって」
ローラン様は頭を下げて言った。
そして私を軽く抱き締めた。
「もう!」
怒って、ふと下を見たら
「·····。」
下半身のズボンの中心が盛り上がってます。
結構な大きさで盛り上がってます···。
これは完◯ちですよね!?半◯ちじゃないですよね!?
それを見て恐怖におののいた。
ローラン様は私のほっぺにちゅっ!そして横抱きにし自分の膝の上に置いた。
「······。」
お尻に大きな硬いものが当たってますわ···。
······。
私は何も見てませんわ!何もお尻に当たってませんわ!
現実から目を逸らした。
「明日はデートしよう!」
ローラン様からお誘いがきました。
明日の学校は四校時しか授業がないのでちょうどいいわ。
「はい!」
それから夕食まで、この2ヶ月にあったことを報告しあった。
前から思ってましたが、ローラン様は溺愛系なんですね···。
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