第7話

「あ、ヘムブさんお早うございます」

「おお、おはよう…あれ?助手君声高くね?」

「…ん?」

「確かに…昨日のんだ薬がいけなかったかな?」

あれハカセから貰ったんだけどな…

「助手君、なんか女声になってるよ」

「…んん!?」

確かに何かへんだ。

「ん?助手君?昨日の今日で声変わった?」

居た。おそらく元凶が。

「ハカセ、この前の薬って…」

「ん?ワシは風邪薬だと聞いているのだが…?」

≪プルルル…≫

「もしもしハカセじゃ」

『もしもし?薬屋のソラリアだ。あの薬ってもう助手君にあげちゃった?』

あ、あの人がソラリアハカセか。(顔は見えないけど)

「ああ…」

『すまねーな。間違えて声高薬送っちゃったわ☆』

「お…おお」

『ああでも2時間位で効果が切れるから』

「了解しました。」

『ん?その声は…助手君?』

「日頃変態…ハカセがお世話になっております。」

『ん…誰?』

女の子の声が聞こえた。

『ああ、前に言ったお得意さんだよ。』

『ン…わかった。そろそろ御…壮馬も戻ってくると思う』

『おう。わかった。』

『…ということで、今度はモノ本風邪薬届けるわ。』

結構いい医者でよかった。

…壮馬?どこかで聞いたことが…

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