第4話
「助手君ー」
「ハカセ?どーしたんですか?」
「君の先輩に当たる助手を紹介するのを忘れていたよ。」
「へぇ…てか居たんすか。」
「おーい。入ってこーい」
ドアが開いて、キノコヘアーの人が入ってきた。
「よぉ。俺の名前はヘムブ。
…ハカセ、俺の掛け金みなかった?3倍で大勝したんだぞ。」
「ああ~…実は昨日…」
「…なんだってぇ!?」
ヘムブは崩れ落ちた。
「せっかく三倍になって入ってきたのに…」
「ん?…んん?」
なんかギャンブル好きなやつがきたな。
「おお!君が新しく来た助手君か!
…そうだ!ポーカーやろうぜ!」
「…へ?」
強引にやることになった。
「ここは…ワシはパスじゃ。」
「ビッド。3枚追加で。」
「おお、助手君 やるねー。
んじゃ、レイズ。2枚追加で。」
「…コールじゃ。」
「コール。」
「コール…にしようかな…」
「ん?ヘムブさん、自信ありそうだったのに、4枚交換するんですか。」
「そういう助手君も交換するのか?」
「ワシは4枚交換したぞ…」
「ビッド。3枚追加…って、あれ?」
「ハカセ?ドロップ?…コール。」
「さーて、助手君 、勝負といこうか!」
「「せーの!」」
二人は同時に手札を出した。
ヘムブはストレート。助手君は…
「フォア…カード…」
ヘムブ、絶句。
「助手君、あの時交換してなかったらどうなってたんだ?」
「あの時点ではフルハウスでした。」
「なぜだ!賭場ではあんなにもうけたのに…」
「beginner's lackだな。」
「ん?」
「賭場では初心者を最初にたくさん勝たせて、そのあと搾り取るんですよ。」
「助手君、何でそんな詳しいの?」
「ワシ、降りといてよかった…」
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