第2話 残業のはてに・・・
やっと嵐のようなタコ部長こと深田康二(54)が去っていった。そんなんだから嫁に逃げられるんだよ!と心の中で文句を言った。
早速運送屋さんに連絡、メーカーさんにも事情を説明し、必要数を差し引いた分を返品、運送屋さんはニコニコしながら、「いいっすいいっす!これしか積まないんで!」なんて言いながらテキパキと積み込み作業を終えて走っていった。
一服する間も無くお得意様に連絡。
チラリと時計を見ると17:42。嗚呼、このあとは社内の処理だ。見積書を作り直し、運送屋さんから配達完了伝票をもらって、etc...etc...
はっきり言って自分は効率がいい人間とは思えない。だが、少しずつ手元の課題を終わらせていく。時計は19:13を指す。あと少しで帰れる!と意気込み、ハンコを押そうとしたその時。
見たことのあるタコ頭ハゲが。
ハゲタコ頭?頭タコハゲ?
まあどっちでもいい。「どうしたんd「君!鈴木!君と言う人間は!」
自分とタコハゲタコ以外誰も居ないオフィスに響き渡る声。このあと2時間以上罵詈雑言の混ざった説教を食らった。やめようかな、この会社。
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