第27話 写真部同好会開始

というわけで咲が俺、沙夜を写真部同好会に参加させて正式に同好会を作るらしいのだが。

今俺たちは放課後に空き部屋の教室に咲に呼び出されている。

そう、俺はてっきり同好会は俺ら三人だと思っていたのだが。

「なぜ、お前らもいるんだ」

「いや、呼び出されて」

三人は頷く。

三人とは俺の許嫁のくるみ、まな、萌。

「どーゆうことだ咲」

「いや~どうせなら賢先輩の仲いい人も入れたらと思ったス!」

笑顔で言ってくるがこいつらとはできるだけ関わりたくはない。

いつボロをだすかすごくヒヤヒヤしている。

もしボロがでたら。

『え~!!!!まじすか!だいだ大スクープじゃないすか!』

『広めまくるっス!!』

「け、賢先輩許嫁三人いたんですか』

倒れる沙夜に興奮する咲。

そんな事起きたらとんでもない。

机が人数分あり黒板の方に向いている。

俺は前の真ん中の席で右にはくるみ左には沙夜がいる。

俺の後ろの席にはまながいてくるみの後ろの席には萌。

沙夜の後ろの席は咲がいるのだが今咲は黒板の前にいる。

「ようこそ!!写真部同好会へ!!」

「いや、まだできてねえし俺らも入るなんて言ってねえよ!」

俺が先に言うと頭を振り「賢先輩甘いっスね~!」

「なにがだよ」

「よく考えてみてくだいっス!!」

「今この教室には男子賢先輩だけっス!!」

「つまり!同好会に入れば両手に花いや、ハーレムっス!!」

俺は呆れた顔をしてしまう。

さきほどからこいつは何を言っているのかと疑問に思ってしまう。

両手に花?ハーレム?頭がおかしいのか。

俺はもうすでにハーレムを超え許嫁が三人いるんだぞ!!。

なぜこうなった俺はこれからこいつらと接し方を変えようと思っていたのに。

咲が現れたせいで全部がくずれた。

俺は許嫁を解除すようと思っていたのに。

そしてもう一つ、咲が言っているのが本当なのかはわからないが沙夜が俺に惚れていると言っていた。

まあどうせまた咲が嘘をついているにちがいない。

沙夜は賢が咲の話を聞いているとき沙夜は賢の顔をチラッと見てほっぺが少し赤くなっていた。

咲が話を続けた。

「それで、やはり同好会であれど担当の先生が必要だと思ったス!」

「なるほどな、だが担当なんてもってくれる人なんているのか?ほとんど違う部活で先生なんていないだろ?」

俺が言うとすこしニヤッとした咲。

嫌な予感しかしないのだが。

「よくぞ聞いてくれました!!!」

「実はもう担当の先生は決まっているんス!!」

俺らは少し驚いた。

「お前早いな!まだやるとも言っていないのに」

「いや、やると言いますよ!!!」

俺は少し疑問になった。

「では紹介しますっス!こちらの方っス!!!」

咲は大きく手を伸ばし前のドアに向けた。

ドアが開き先生が入ってきた。

「どうも~!写真部同好会の担当の坂木 彩香です!」

「ね、姉さん?!あ、いや彩香先生?!」

俺は思わずいつものように姉さんと呼んでしまったが今は学校なのでできるだけ先生と呼ぶことにしている。

みんはも驚いている。

萌はすごく驚きと興奮と喜びを顔に見地味出ている。

「そう!この彩香先生が私たちの顧問です!!」

「どうですか~これでも入らないと~?」

咲はニヤッとした後言ってきた。

こ、こいつ汚い手口を使いやがって。

「わ、私入る!」

声を大きくして言ったのは朝田 萌。

俺はやはりと思ってしまった。

「じゃあ私も入ろうかしら彩香先生はとてもいい先生ですしどうせ暇ですから」

次はまなが入る事を決意した。

俺は焦りとまだ少し期待があった。

くるみはまだ入るとは言っていない。

「私も入る!!楽しそうだし!」

お前もか!!いや待てよでもくるもはバスケ部だから止めることはできる。

「おい、くるみお前はバスケをあるだろう流石に両立は無理だろ」

俺は右隣にいるくるみに言う。

「たしかに!そうだね~両立は無理かも~」

よし!ここで諦めてくれれば。

「いや、それは大丈夫っス!」

「くるみ先輩には部活が休みの日だけでいいスから!」

「それにくるみ先輩の部活している写真も撮りたいっスから!」

咲がくるみになんとか入ってほしいのかくるみに説得をした。

「そか!それなら大丈夫だね!いいよ!部活も見に来てよ!!」

くるみは笑顔で許可をした。

俺はため息をついしてしまった。

「沙夜も入るしょ?!」

咲は沙夜に入るのか聞いているがすこし考えている。

「もちろん賢先輩も~」

「はぁ~しょうがない俺も入るよ」

よしっとガッツポーズをする咲。

「じゃあ、私も入る」

沙夜は決断したのか沙夜も入ると報告をする。

彩香先生はみんなが写真部同好会に入る事を確認したので校長先生に言ってくると教室を出て行った。

咲は喜びながら「よし!これから素晴らしい写真を撮って青春を送りましょっス!!!」

こうして写真部同好会は始まることになった。

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