第15話 俺の担任の先生が姉さんになってしまった件について
家に帰宅した後、俺は部屋に行き制服を脱いで私服に着替えた。
「今日は散々だったな」
俺はベットにごろつき始めた。
疲れていたのかベットにごろるき始めると目がだんだん閉じていき始める。
聞こえてくるのは鳥の鳴く声。
俺は目を開けるともう、朝になっていた。
時刻は六時になったころだった。
気が付いたら眠っていたのか。
俺は立ち上がり風呂場に向かった。
風呂場に向うと「あら、賢くんおはよ~」
俺は後ろを振り向くと姉さんが俺に声をかけていた。
「おはよ姉さん、昨日は疲れていて飯も食わずに寝たから腹減ったよ」
「そうだね、私がご飯ができた時賢を呼びに行った時にはもう、寝てたからね」
「それよりどう?、萌ちゃん元気にしてる?」
俺は思い出した、昨日恐怖にした彼女がいたことを、だいたいあんな怖い女と関わらないといけなくなった姉さんのせいなのに。
この人はあの人がどれだけヤバい人なのかを知っているのだろうか。
知っていて許嫁にさせるわけないか。
俺は朝田さんのあんな姿を教えてしまったら姉さんはどんな風に思うのだろう。
「い、いや~朝田さんは元気だよ~」
「ほんと~?!よかった!」
姉さんは笑顔で嬉しそうにしている。
「じゃあ、ご飯作ってくるね~!」
「あ、父さんは?」
「海外旅行に行っているからいないよ?」
あのやろ一人でのんきに海外旅行だと。
「わかった」
俺は風呂場に向かいシャワーを浴びた後リビングに向かった。
そこにはエプロン姿で姉さんは料理をしていた。
本当に綺麗だな我が姉ながら。
俺は椅子に座り飯ができるまで待っていた。
この香りは生卵とベーコン、そして、味噌汁に炊き立てのごはんが用意された。
「すごい、おいしそうだな!」
俺は久しぶりに姉の飯を食える事に喜んでいた。
「いっぱい食べてね」
そんな俺の顔を見て姉も喜んでいた。
「いただきます」
まず最初に生卵を食べた。
「うまいぞ、やっぱり姉さんの飯上手いな!」
「でしょ~!」
姉さんはとてもうれしそうに言った。
あ~こんな時間がいつまでも続けばいいのに。
そんなことがあるわけもなく俺は学校に着き、席に着いた。
「おはよう、まな」
「おはよう賢今日は早いのね」
「まあな、今日は早起きしたからな」
「そう」
俺に挨拶をしてきたのは隣にいる桜 まな。
許嫁の一人。
「なのに何故そんなに元気がないのかしら」
本を読みながら質問してきた彼女。
「別に、元気あるけど」
俺はボロボロになった声でそう言った。
「そう、それで見つかったの?写真部同好会の人」
「見つからねえよ、しかもねえしそんな同行会」
「あら、わかったのない事」
「あぁ、先生に聞いたからな」
「まぁ、それが一番よねわからないことがあれば先生に聞くそれが一番よ」
「でも、誰かが同好会を作ろうとしてみたいなんだ」
「そうなの、だとしたらあの子しかいないじゃない」
「あの子って?」
「はぁ~」
まなは小さくため息をしていった。
「この前写真を撮ったあの子しかいないじゃない」
俺は目がまっちりと開き俺は声を大きくして言った。
「ああああああああ!あの子か!!!!」
「あなたって本当にバカね」
「な、でも確かにバカだった」
何故俺は今まで思いつかなかったんだ。
でも、確信ははしてたんだでもどこかであの子は違うって思ってしまっていた自分がいたんだ。
だってあんなか弱そうな女の子が嘘をつくわけないと。
だが、それはわかったでも、俺はもう一つやらなければいけないことがある。
「坂木君~おはよ」
そう、もう声は聞こえそして俺に挨拶してきた彼女。
朝田さんだ。彼女も俺のもう一人の許嫁。
彼女につかまってしまったんだ。
「お、おはよう珍しいね俺に挨拶してきて」
朝田さんはニッコリと笑顔で「なに言ってるの坂木君、私たちお友達ない!」
「そ、そうだね」
「桜さんもおはよう」
まなは朝田さんのほうを見て素っ気ない感じで「おはよう」
「じゃあ、またね」
朝田さんはそう言って自分の席に戻った。
「あなた、女子のお友達なんていたの」
「ま、まあな」
「そう」
まなは誰に対しても素っ気ない感じなのが特徴なのかもな。
朝のチャイムがなりみんな席に着き始めた。
先生も教室に来た。
「よし、ホームルームを始める前に今日から新しい先生を紹介する」
「入ってきていいぞ」
ドアが開きそこには女性用のスーツ姿。
そして上を見るとどこからどう見ても俺の姉さんだった。
俺は驚きのあまり声がでなかった。
そんな俺を見たまな俺に声をかけてきた。
「賢、そんあ驚いてどうしたのよ」
当然朝田さんも驚いている。
なんせ許嫁になったきっかけは姉さんなのだから。
「始めまして坂木 彩香といいます」
「私は科目を担当は国語です」
「そしてこのクラスの担任になりました!これから仲よくしてくださいね!」
男子はもちろん女子からもすごく声を上げながら喜んでいる。
そりゃあそうなに決まっている。
俺の姉さんは綺麗だし優しい。
「坂木って...」
まなは俺の顔見た。
「あぁ、俺の姉さんだ」
「まさかそんなことがあるなんて」
「俺も今思っている、だから今日あんなに元気だったのか」
こりゃあ、びっくニュースだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます