第14話  恋人関係の手伝いを要求されたのだが

探りにいかねければならないが重大な事を忘れていた。

それは朝田さんとの話を放課後にやくそくをしていたことだ。

あいかわらずタイミングの悪さは最悪だ。

俺はすぐ屋上に向かい朝田さんとはやく話しを終わらせたいと願っている。

早く終わればいいのだが....

俺は早歩きで屋上に向かった。

ドアを開けると朝田さんはもう屋上にいた。

遅すぎたかな。

「朝田さんごめん遅くなってちょっと職員室に用があって、てか朝田さん同じクラスだから知っているよね」

俺は少し汗をかいていたので右手で汗を拭きながら言った。

朝田さんはこちらに振り向き少し涙目になっていた。

「ど、どうしたんだよ涙目になって」

俺は涙目になっている朝田さんに優しく聞いた。

涙目になるってことは雄二に関係するなにかだと確信した。

朝田さんは涙目になりながらも俺に理由を教えてくれた。

「実は雄二くんに嫌われちゃって」

「そ、そうなんだ何で?」

「私ずっと雄二君の事好きってメールでも会う時も言ったり、今日何するのとかも雄二くんのこと知りたくて色々聞いてたら、そしたら急に連絡もできなくなって」

怖えーーーーーー!!!!!!!

俺無理だわ~そんな好き好き連語してくるの無理だわー。

もし、仮に許嫁だし結婚する可能性あるから言うけど。

こんな人と結婚してみろ、とんでもないことになるぞ。

俺はいままでまだ、いやあの女子の中でまだ!、ましだと思ったのだがどうやら違ったようだな。

一番やばい人は君だよ、朝田さん。

「そ、そうなんだそれでなにか言われたりした?」

「えぇ、言われたわ別れよって」

雄二それは君がただしいよ何故なら俺でもそうする。

こんな危ない人と付き合ったらいつ殺されるかわかったもんじゃない。

俺は可哀そうな目をして朝田さんに言った。

「そうか、それは残念だね、でもまだこれから恋を見つけるといいよ」

俺は、指を親指だけだして言った。

朝田さんはゆっくりと近づき俺の右肩を抑えた。

すごい力が伝わってくる。

俺になにしろと、俺は忙しんだ朝田さんにかまっている暇はないのに。

「坂木くん、また私と雄二くんを恋人関係にしてもらえないかな」

そんな無茶を言うな!!!!!!!!

なに言ってるのこの人大丈夫?一回水分をとったら?

この人なんで別れたかもしらないでどうやって恋人関係にしろと?

俺は優しく朝田さんの右手を俺の肩に離そうとするとものすごい力で肩がこわれるぐらい力が強い。

やべー離れねーー!怖い!!姉さんいや雄二助けてくれ!!!!

俺はこのままだと俺の肩が壊れてしまうのでとりあえず俺は恋人関係をするために協力をすることを告げた。

「わ、わかった手伝うからこのバカ力を...痛いーーーーーー!!!!!!!」

「バカ力がなんですか?」

「い、いやかわいらしい右手を離してください。」

「はい、はなしました」

朝田さんは可愛らしい顔をして言った。

この、バカ力女。

俺はこの人の悪いところを二つみつけてしまった。

一つ 軽いメンヘラだという事

二つ バカ力女だという事


こいつはかなりヤバいやつだ。

とはいえもう一回恋人関係にさせると言ってしまったし。

いや、俺が言ったのではなく強引にさせられたと言ったほうがいいのだろう。

俺はそんな変な奴が許嫁なわけでそして後二人も変な奴なわけで俺ってほんとうについてないよな。

その後、朝田さんは俺が手伝うと言った後すぐ屋上から出ていった。

はぁ~なにやっているんだ俺は。

俺はこの後写真部同好会を作ろうとした人を探さなければならない。

だが、もう時間は四時近くなっていた。

今日は早く学校がおわり人も少なくなっているこんな状態でてがかりなどみつからないだろう。

今日は大人しく帰ったほうがよさそうだ。

俺は屋上から出て教室にもどり荷物をもって学校を出た。

一人で帰るのが久しぶりのような気がした。

なんだか静かで聞こえるのは小学生が遊んでいる声。

学校を出てすぐ近くに公園があるきっとそこで遊んでいるのであろう。

俺はなんだか懐かしく感じてしまった。

空は夕焼けそして小学生の楽し気に遊んでいる声。

いまから七年前か、俺が小さいころ。


七年前


「賢ちゃん!ブランコで遊ぼうよ!」

走りながら俺にそう言ってきたのはくるみだ。

前も言ったと思うが俺とくるみは幼馴染。

よく毎日のように遊んでいた。

「まてよ、くるみお前はしゃぎすぎ」

俺はくるみのはしゃいでるところ笑顔なところが好きだった。

「賢ちゃんが遅いんだよ!」

くるみはそういいながらブランコのところへ向かった。

俺は体力がなくゆっくりと向かった。

そのときようやくブランコのところえ着いたらくるみは他の男子と遊んでいたのだ。

くるみは可愛いしくるみと遊びたい男子なんて山ほどいる。

でもそれがたいられなかった。

くるみが他の男と遊んでいるのが、だから俺はすぐ帰った。

その翌朝学校に向かってたときくるみが俺のところに来た。

「なんで賢ちゃん昨日ブランコに来なかったの?途中まで来てたのに」

さすがに『お前が他の男子と遊んでたから』など言えるはずもなかった。

だから俺は「ブランコなんて遊ぶほど俺はガキじゃねえよ」

俺はそう言ってくるみのそばを去ってた。

俺はあの時にあんな言葉を言わなければ今の状態にならなかったかもな。


現在

さあ、帰って寝るか。


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